キャットアイが用意する新型セーフティライト「TIGHT(タイト)」のKINETICバージョンが登場。IPX7という優れた防水性と耐久性を備えたリア用ライトにブレーキライトのようなモードが追加され、より優れた安全性を確保している。



キャットアイ TIGHT KINETICキャットアイ TIGHT KINETIC
IPX7という優れた防水性能と走行中の振動に強い高耐久性ボディが採用されたキャットアイの新型セーフティライト「TIGHT」。サイクルモード2019でお披露目されてから1年を待たずに新バージョン「KINETIC(キネティック)」がリリースされることになった。

KINETICとは簡単に説明するとキャットアイが用意するブレーキライトモードのこと。正確にはボディに搭載された加速度センサーが減速を検知すると発光パターンが自動的に点灯(ハイ)モードに移行するという機能だ。減速が継続される間はハイモードが維持され、スピードの変化が無くなってから2.5秒はハイモードの状態がキープされる。

点灯(ロー)、点滅、ラピッドという3種のモードから点灯(ハイ)に切り替わることで、TIGHT KINETICの装着車のスピードに変化が起こったことを後続車にアピールできることがメリットだ。KINETICモードは昼夜問わず追突される危険を低減してくれ、サイクリストの安全性を向上させてくれるはずだ。

LEDが搭載されているパーツを筒状のボディに収納するLEDが搭載されているパーツを筒状のボディに収納する 水の侵入を防ぐためにパッキンが備えられている水の侵入を防ぐためにパッキンが備えられている

底部のダイヤルで2パーツを固定する底部のダイヤルで2パーツを固定する ブラケットと本体はスライドして装着するブラケットと本体はスライドして装着する


ランタイムは点灯(ロー)が約70時間、点滅が約160時間、ラピッドが約140時間。KINETICモードの発動状況によってもランタイムは変動し、1時間に約60回KINETICが発動した時の目安は点灯(ロー)が約55時間、点滅が約65時間、ラピッドが約60時間とされている。電源は単4電池2本。

加えて、TIGHTシリーズのボディ設計も大きな特徴の一つだ。LEDが搭載されているメインパーツを楕円断面の筒状クリアボディにスライドして収納する構造は、走行中の振動によってどちらかのパーツが脱落するという心配が少なくなっている。

ブラケットは自由に角度を変えることができるブラケットは自由に角度を変えることができる 自転車への取り付けはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケットを採用する自転車への取り付けはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケットを採用する


2つのパーツはボディ底面のダイヤルで固定する設計。ダイヤルを締めることで2つのパーツの密着度が高まる上、水分が侵入しそうな隙間にはゴムパッキンが設けられているため、IPX7という非常に優れた防水性能を獲得している。

搭載されるLEDの数は5つ。全てのLEDが同時に発光するのはKINETICモードが発動しているときのみ。360度に光を届けてくれるクリアボディを採用し、高い被視認性を確保している。バイクへの取り付けはキャットアイが誇るフレックスタイトブラケットで行う。工具無しで自転車に取り付けることができるのは非常に便利だ。価格は3,000円(税抜)。

赤色のクリアボディが輝くキャットアイ TIGHT KINETIC赤色のクリアボディが輝くキャットアイ TIGHT KINETIC
サイドからの被視認性も確保されているサイドからの被視認性も確保されている 幅広く広がる光と直線的に後方へと飛ぶ光の配光幅広く広がる光と直線的に後方へと飛ぶ光の配光


【ムービー】KINETICの機能をチェック



キャットアイ TIGHT KINETIC
サイズ:35.6 x 77.5 x 23.4mm
重量:49g (本体・乾電池のみ)
光源:レッド LED 5個
電源:単4形乾電池 2本 (アルカリ乾電池推奨)
取り付けバンド:SP-11 (約ø12.0~32.0mm)
価格:3,000円(税抜)

モード:ランタイム
ラピッド:約140時間
点滅:約160時間
点灯:約70時間

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