トップクラシックライダーの一人、オリバー・ナーセン(ベルギー)が、所属するアージェードゥーゼール・ラモンディアールと2023年まで契約延長したことを発表。「上手く機能しているチームを離れる理由はない」と話している。



昨年1勝、モニュメントで2位を2回獲得したオリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール)昨年1勝、モニュメントで2位を2回獲得したオリバー・ナーセン(ベルギー、アージェードゥーゼール) photo:CorVos
アージェードゥーゼール・ラモンディアールの発表によれば、チームとオリバー・ナーセン(ベルギー)の契約は2023年まで。ナーセンはトップスポート・フラーンデレン(2015年)からIAMサイクリング(2016)を経て2017年からアージェードゥーゼールに所属しており、7年間をフランスチームで過ごすことになる。

「3年間の契約延長をとても嬉しく思っている。これはチームからの信頼の証だ。チームは競技面、そしてチーム体制やアプローチにおいても進歩を止めていない。上手く機能しているチームを離れる理由はない」と話す2017年のベルギー王者。昨年の勝ち星はビンクバンク・ツアーでのステージ1勝に留まったが、ミラノ〜サンレモ2位、ヘント〜ウェヴェルヘム2位(共に2019年)と、その視線は自身初のモニュメント優勝を見据えている。

「クラシック班の動きは年々改善されていて、これから先もさらに良くなる展望がある。チームの居心地も良く、これからのシーズンに向けて貪欲に戦っていける」と言うナーセン。今季はツール・ド・フランスを経て、クラシックレースに照準を合わす。「8月1日のシーズン再開が待ちきれない。クラシックレースの前にツールを走れるのは僕のような選手には理想的なんだ。忙しいシーズンになるだろうけれど過負荷ではない。全てが揃うので良い年になるだろう」。

また、ヴァンサン・ラヴニュGMはリリースの中で「彼は我々と共に育った中心メンバーの一人。世界トップクラスのクラシックライダーであり、彼の目標を達成できるよう、彼をサポートする万全の体制を作りたいと思っている。選手としてだけではなく、彼の価値観などはチームにとって欠かせない」と、ナーセンへの信頼を語っている。

text:So.Isobe