雨と霰が降る悪天候のアンドラ公国で繰り広げられたブエルタ第9ステージの山岳バトル。「悪天候は自分にとってパーフェクトだった」と語るグランツール区間初優勝のタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)をはじめ、未舗装路を含む難コースを走った選手たちのコメントを紹介します。



ステージ1位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)

ステージ初優勝を飾ったタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)ステージ初優勝を飾ったタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:Unipublic
今日はスタートからずっと厳しい展開だった。昨日の晩に天気予報を見て喜んだよ。悪天候は自分にとってパーフェクトだった。最後の登り手前の未舗装路でアタックして、最後はキンタナに反応して残り3kmで加速した。残り1.5km地点で20秒のリードを得ていたし、信じられない気持ちに包まれながらフィニッシュまで走った。アタックしてからもずっと脚に力強さを感じていたし、ライバルたちには負けないという気持ちだった。

未舗装路や悪天候を伴う難しいステージだったので、調子を上げられなかった選手がいたことも頷ける。(総合成績に関して)不可能なことは何もない。全力で戦う。

ステージ2位&マイヨロホ ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)

マイヨロホを手にしたナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)マイヨロホを手にしたナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) photo:Unipublic
とてもタフなステージで、今日は総合のライバルを少しでも引き離すのがチームの作戦だった。だから(ステージ優勝のチャンスがあった)マルク(ソレル)が待ってくれたことに感謝している。アレハンドロ(バルベルデ)と自分はここまで協調して走れており、状態の良い選手がエースを担うことになっている。そしてチームメイトたちは自分たち2人を常によくサポートしてくれている。

まだまだブエルタは長い。個人タイムトライアルのことを考えるとログリッチェに現在はアドバンテージがある。リーダージャージを守るためにはタイムトライアルで最高の走りをしないといけないけど、現実的には難しい。でもそこで仮にリードを失ったとしても、チームとして総合優勝を目指して戦っていく。そしてリーダージャージを取り返して、最後までキープし続けたい。

ステージ4位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)

プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)とアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)とアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:CorVos
寒さに耐えなければならなかったけど、終わってみればモビスターにとって良い1日になった。今日は特にログリッチェからタイムを奪うためにモビスターは全力で攻撃をする必要があった。今日のステージを終えてまだナイロと自分は総合上位につけている。このまま攻撃を続けたい。個人タイムトライアルの前と後では違ったレースが展開されることになるだろう。まだまだ山岳は多く残されている。現状ログリッチェとスーパーマン(ロペス)はとても良い状態にある。

エディ・アンヘルス監督(ユンボ・ヴィズマ)

スタート前にウォーミングアップを行うユンボ・ヴィズマスタート前にウォーミングアップを行うユンボ・ヴィズマ photo:CorVos
未舗装路も登場して、しかも天候が悪化したので、とても混沌としたレースだった。プリモシュ(ログリッチェ)は未舗装区間で停車していたモーターバイクと接触して落車。起こってはいけないことが起こってしまった。その落車を除けば、総合争いの観点において良いレースができたと思う。落車がなければどうなっていたかわからないけど、何れにしても火曜日のタイムトライアルを前に良い位置に付けている。

チームは戦略的に動くことで常にプリモシュをサポートする体制を築けていた。ロベルト(ヘーシンク)、セップ(クス)、ニールソン(ポーレス)を逃げに送り込むことで理想的な展開に持ち込めた。そのおかげでプリモシュは最後の登りまで体力を温存することができた。

ステージ6位 ハーマン・ペーンシュタイナー(オーストリア、バーレーン・メリダ)

今日は調子が素晴らしく、監督の作戦通りの走りを遂行できた。逃げグループに入って、そのまま先頭で走り続けたんだ。未舗装路に霰が降るとてもエピックなステージで、マウンテンバイク選手時代のことを思い出したよ。最後まで脚の調子は良かったけど、バルベルデとログリッチェのアタックには一歩届かなかった。彼らについて行くにはもう少し強くならないといけない。でも今日の走りには満足しているし、ロードレース選手としてのキャリアの中で最良の日だったと言える。

ステージ9位 ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

ライバルたちから遅れてフィニッシュしたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)ライバルたちから遅れてフィニッシュしたミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) photo:Unipublic
まず最初に素晴らしい働きぶりを見せてくれたチームメイトたちに感謝したい。今日彼らは信じられないほど強い走りを見せれてくれた。そして作戦通り自分が登りでアタックしたんだ。そして(前から下がってきた)ゴルカ(イサギレ)とヤコブ(フルサング)の大きな助けを借りることができた。そのまま全開で登坂を続けたけどその後で落車。とても強い雨が降っていて、しかも路面が未舗装だった。幸い大怪我を負うことなく再スタートしたけど、後方から追いついてきたライバルたちにタイムを奪われる結果になってしまった。

追いつかれてからも踏ん張ったけど、未舗装区間の泥と砂利でバイクの調子が悪くなり、バイク交換もできなかった。自分にできることはライバルたちにできる限り長く食らいつくことだけだった。結果的に大失速せずに済んだけど、もっと違う結果になるはずだった。それでも自分の調子には満足しているし、とても好調であることを改めて確認。まだ2週間残っているので戦い続けるよ。

ステージ10位 タオ・ゲオゲガンハート(イギリス、チームイネオス)

逃げ切るにはメイン集団からタイムを奪う必要があったので、ずっと自分のペースで走り続けた。標高のある登りではいつもと違う走りが求められるけど、今日はずっと調子が良くて、ずっとステージ優勝を狙って走り続けた。結果には結びつかなかったけど、ステージを楽しむことができたし、チームメイト4人で逃げる良い展開だった。谷底区間でキリ(キリエンカ)がずっと前を引いてくれたおかげでタイム差を広げた状態でラ・ガリーナ峠に挑むことができたんだ。

ステージ28位 ニコラ・エデ(フランス、コフィディス)

マイヨロホを失ったニコラ・エデ(フランス、コフィディス)マイヨロホを失ったニコラ・エデ(フランス、コフィディス) photo:CorVos
チームは全力を尽くした。チームメイトたちは強かったし、最後まで戦い続けたので悔いはない。しっかりリカバリーして再びトライするよ。

ステージ144位 新城幸也(バーレーン・メリダ)

スタート直後に始まる登りに備えてローラー台でアップする新城幸也(バーレーン・メリダ)らスタート直後に始まる登りに備えてローラー台でアップする新城幸也(バーレーン・メリダ)ら photo:CorVos
今日ステージは総合にはとて大事なステージだが、僕にとってはいきなり17km登るスタートは歓迎じゃない(苦笑)距離も100km未満と短く、制限時間があるからグルペットも最後の登りに入るまであまり気が抜けない1日だった。ヘイマン(ペーンシュタイナー)が良いステージ6位でチームとしては良かったが、残念ながらスプリンターのフィル(バウハウス)がリタイアとなってしまった。

とても濃い一週目が終わった。最近の3つのステージは特に。明日は回復に専念して、また明後日から頑張ります。

※コメントはブエルタならびにチーム公式リリース、選手SNS、チームユキヤ通信より

text:Kei Tsuji
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