フランスのホイールブランド、コリマよりTT向けの3スポーク&ディスクホイールの新作が登場。空力性能を強化した新デザインや、高剛性化を推し進めたカーボンレイアップによってさらなる速さを獲得している。リム/ディスクブレーキ、クリンチャー/チューブラーから選べるラインアップが揃う。



コリマ 3 SPOKE WS TT&Disc C+ WS TTコリマ 3 SPOKE WS TT&Disc C+ WS TT (c)トライスポーツ
ワールドツアーで活躍を見せるアスタナを長年サポートしているフレンチブランド、コリマ。アスタナの選手たちが実際にレースで使用している新作のタイムトライアル向けホイール2モデルが登場した。3スポークタイプの「3 SPOKE WS TT」とディスクホイールの「Disc C+ WS TT」は、ともにアスタナによって1年以上もテストを繰り返し性能を煮詰めていったハイパフォーマンスモデルとなっている。

今年のジロ・デ・イタリアからアスタナによって正式投入されており、ツール・ド・フランスでも2回あったTTステージでは前後輪ともに全選手がこのホイールを使用。チームのTTバイクに合わせてディスクブレーキモデルをチョイスしている。もちろんリムブレーキモデルも用意され、ユーザーが選べるラインアップを揃えている。

コリマがカーボンホイールを作り始めて30年を表す「30 years special edition」のレター入りコリマがカーボンホイールを作り始めて30年を表す「30 years special edition」のレター入り photo:Makoto.AYANO
ワイドリムを意味する”W”とハブグレードを表す”S”を組み合わせたWSタイプとなる今作。従来のTTホイールからリム幅を広げており、外幅26mmとすることで昨今標準となったワイドタイヤとのマッチングを高めている。また、3スポークホイールは従来モデルで47mmだったリムハイトを58mmへと増やすことで空力性能の向上を図った。

スポーク形状にもアップデートを加え、より細身で鋭いルックスとなるとともに外周部に向かって細くなっていくデザインも特徴的だ。ディスクホイールもカーボンレイアップを変更することで重量はそのままに20%以上も剛性を強化させている。放射状に広がったカーボン柄も目を引くデザインとなっているだろう。

ディスクブレーキモデルは12mmスルーアクスル、ディスクローターはセンターロックに対応している。いずれもタイヤタイプはクリンチャーとチューブラーから選択できる展開だ。取り扱いはトライスポーツ。

アスタナも前後輪ともにレースで使用しているハイパフォーマンスホイールだアスタナも前後輪ともにレースで使用しているハイパフォーマンスホイールだ photo:Makoto.AYANO


コリマ 3 SPOKE WS TT
ブレーキタイプ:リム
リム高:58mm
リム幅:26mm
重量:745g(チューブラー)、895g(クリンチャー)
税抜価格:198,000円(チューブラー)、240,000円(クリンチャー)

コリマ 3 SPOKE WS TT Dx
ブレーキタイプ:ディスク(φ12mm x 100mm)
リム高:58mm
リム幅:26mm
重量:855g(チューブラー)、1005g(クリンチャー)
税抜価格:210,000円(チューブラー)、253,000円(クリンチャー)

コリマ Disc C+ WS TT
ブレーキタイプ:リム
リム幅:26mm
重量:985g(チューブラー)、1175g(クリンチャー)
税抜価格:218,000円(チューブラー)、255,000円(クリンチャー)

コリマ Disc C+ WS TT Dx
ブレーキタイプ:ディスク(φ12mm x 142mm)
リム幅:26mm
重量:1065g(チューブラー)、1255g(クリンチャー)
税抜価格:230,000円(チューブラー)、264,000円(クリンチャー)

リンク