ツアー・オブ・スロベニア第2ステージは小集団スプリントに持ち込まれ、ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)が嬉しい母国レース勝利。新城幸也(バーレーン・メリダ)は「昨日より格段に調子は上向きになった」と好感触を得ているようだ。



マリボルの街をスタートしていく選手たちマリボルの街をスタートしていく選手たち (c)Miwa IIJIMA/CorVos
笑顔を見せる新城幸也(バーレーン・メリダ)笑顔を見せる新城幸也(バーレーン・メリダ) (c)Miwa IIJIMA/CorVos
ツアー・オブ・スロベニア(UCI2.HC)第2ステージの舞台は、北東部の街マリボルからフィニッシュ地点のツェリエを目指して南下する146.3kmで、フィニッシュまで20kmを残して登場する2級山岳が勝負のキモ。予想通りクライマー勢の牽引によって集団が分裂し、リーダージャージのパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)などスプリンター勢、そして新城幸也も後方へと下がっていった。

ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)やエステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)が積極的にペースを上げて先頭集団は5名。チャベスは2級の下りで2度落車したものの平坦路で復帰し、17名の追走集団が先頭5名のスプリント勝負開始と共に合流した。

追いつきざまにタイミング良く仕掛けたルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)が先着し、グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ)が2位。母国スロベニア勢によるワンツー勝利という結果になった。

小集団スプリントを制したルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット)小集団スプリントを制したルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) (c)Miwa IIJIMA/CorVos
2級山岳でペースを緩めた新城は13分38秒遅れの72位でフィニッシュ。3ヶ月ぶりのレース復帰となった第1ステージよりもコンディションが上がっているという。以下は本人のコメントだ。

「1日中ペースが早かったが、上手く走る事が出来て、最後の登り入口に向けて、位置取りをして完走を目指す集団の中ででゴールをした。今日は昨日より格段に調子は上向きになった。まだまだ調子が上がる感触を得ることが出来た。明日はこれまで以上にきついステージになりそう。しっかり追い込んで、身体をさらにレースモードにしていきたいと思います」。
ツアー・オブ・スロベニア2019第2ステージ結果
1位 ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) 3h35'55"
2位 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ)
3位 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク)
4位 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ネーリソットリ・セッライタリア・KTM)
5位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ)
個人総合成績
1位 ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) 7h40'43"
2位 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) +04"
3位 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、アンドローニジョカトリ・シデルメク) +06"
4位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、UAEチームエミレーツ) +07"
5位 ベン・ヘルマンス(ベルギー、イスラエルサイクリングアカデミー) +10"
text:So.Isobe
photo:Miwa IIJIMA/CorVos

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