3度目のツール・ド・フランス総合優勝が期待されるクリス・フルーム(イギリス)が、チームスカイとの契約を2020年まで更新。ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)やロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼル)、リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)らの契約更新も発表されている。



開幕前の記者会見に臨むクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)開幕前の記者会見に臨むクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ) photo:Kei Tsuji / TDWsport
いよいよ開幕するツール・ド・フランスに合わせて、連覇が期待されるクリス・フルーム(イギリス)がチームスカイとの契約更新を発表。期間は2020年までの3年間だ。

ここ最近チームスカイ離脱が噂されてきたフルームだが、プレスリリース内では「2010年にチームスカイが出来て以来、このチームは自分にとってファミリーのようなもの。そんなチームでまた3年間走れることは本当に幸せで、これからが楽しみでならない」とコメント。

「チームスカイとのパートナーシップが大きく成功した要因はチームの安定感にあると思う。自分のことを重要な選手として考えてくれ、勝つことに集中できる環境を用意してくれてきた。我々が過去に達成したツール・ド・フランスの制覇は、チームの歴史において大きな意味を持つ。今後もチームスカイの未来において大きな役割を担っていけることが楽しみだ」。

アージェードゥーゼルはバルデやナーセンなどと契約を更新アージェードゥーゼルはバルデやナーセンなどと契約を更新 photo:Makoto.AYANO
引き締まった顔で登場したリッチー・ポート(BMCレーシング)引き締まった顔で登場したリッチー・ポート(BMCレーシング) photo:Makoto.AYANOまた、各チームのエース級選手の契約更新も次々と発表されている。アスタナのツールメンバーであるヤコブ・フルサング(デンマーク)とダリオ・カタルド(イタリア)はそれぞれ2年契約を更新。アージェードゥーゼールもツールにおいてエースを担うロマン・バルデ(フランス)を筆頭に、オリバー・ナーセン(ベルギー)、ピエール・ラトゥール(フランス)と2020年まで契約を更新した。

BMCレーシングもリッチー・ポート(オーストラリア)との契約延長を発表。期間は明らかにされていないが、少なくとも2018年シーズンはBMCレーシングで走ることとなる。

text:Kosuke.Kamata