サイクルスポーツの安全を学び、実践的な応急処置のトレーニングを行う講習会「サイクルセイフティーサミット2016」が、2月29日(月)千葉県の船橋オートにて開催される。以下、実行委員会のプレスリリースより紹介する。



サイクルセイフティーサミット2016サイクルセイフティーサミット2016 (c)サイクルセイフティーサミット実行委員会緊急時の応急処置の仕方などを実際にトレーニングして学ぶ緊急時の応急処置の仕方などを実際にトレーニングして学ぶ (c)サイクルセイフティーサミット実行委員会参加者もトレーニングして落車事故発生時の応急処置対応を学ぶ参加者もトレーニングして落車事故発生時の応急処置対応を学ぶ (c)サイクルセイフティーサミット実行委員会スマートコーチング代表の安藤隼人さんスマートコーチング代表の安藤隼人さん 白戸太朗さん白戸太朗さん 須田晋太郎さん(右)須田晋太郎さん(右) 株式会社アスロニア代表取締役・白戸太朗、株式会社スマートコーチング代表取締役・安藤隼人、株式会社ウォークライド取締役・須田晋太郎は、サイクルセイフティーサミット実行委員会を設立し、2016年2月29日(月)に、千葉県船橋市にある船橋オートにてサイクルセイフティーサミット2016を開催いたします。

このイベントの開催目的は、サイクルスポーツ(自転車、トライアスロン含む)のレースやイベントで近年問題となっている落車事故について、自転車関連スポーツの指導に関わるコーチやイベント主催者、小売店関係者が一丸となって問題意識を持ち、落車事故発生時の応急処置対応から、安全管理、イベント運営保険、自転車保険についての情報共有・獲得する機会とする事です。

ここ数年、自転車競技大会や、サイクルスポーツイベント、トライアスロンレースにおいて新規参入者が増加し、イベント数は増加傾向にありますが、それに伴い重傷落車事故も増加傾向にあります。またそのような事故は、初心者だけにとどまらず、昨年3月には実業団トップカテゴリーの登録選手が、練習中に落車事故で亡くなるなど、発生状況や競技レベルに関係性なく発生しています。

そこで、的確な応急処置(ファーストエイド)をするための機会が必要となりますが、一般の救急救命講習では、心肺停止を想定しAED を使った救命講習が一般的です。一方、平均時速が30km/h以上、最高時速も50km/h を超える事も珍しくないサイクルスポーツの落車事故では、体に大きな外力が加わって起きる、頭部外傷、頸椎損傷、骨盤骨折などを伴う場合が少なくありません。一般の救命講習を受けても、現場に居合わせた場合、どのように応急処置をしたらよいかわからない、できないという状況が、容易に想像できます。

そこで、「サイクルセイフティーサミット2016」では、以下3つの特徴でサイクルスポーツに携わるすべての関係者の安全意識の向上と、対応能力の向上を期待し、サイクルスポーツの垣根を越えた東京オリンピック以降のサイクルスポーツ文化の定着を期待するイベントとしたいと考えております。

1.サイクルスポーツ界以外からの安全管理を学ぶ
講師に著名な山岳ガイドや山岳医療に精通する医師を招き、ファーストエイドの基本講義からシナリオトレーニング実習を行います。登山界は、滑落転落等の外傷事故がサイクルスポーツ界よりも発生頻度が高く、しかも即座に救急車を呼ぶ事ができません。そのような状況でどのようにリスクマネジメントを行っているのか、対応能力を身につけているのかを学ぶ機会となります。

2.実際に発生した事例を使ったシナリオトレーニング
一般的な研修では、ダミー人形とフィクションのシナリオで応急処置トレーニングを行います。サイクルセイフティーサミットでも、心肺停止からの蘇生トレーニングは同様に行いますが、外傷事例については、過去2年以内に発生したドクターヘリを要請した重大外傷を伴うシナリオを複数用意しております。また、傷病者役もその状況を知る人や、関係者が行うので実際の現場さながらのトレーニングを繰り返し行う事で、応急処置能力の向上が期待できます。

3.安全対策の見える化
このような安全対策は、当然コストがかかります。既存の大規模イベントではコストをかけて安全対策が行われておりますが、小規模イベントやショップ主催の走行会などでは、予算の関係から安全対策にコストがかけられない場合も少なくありません。ただ、参加者には安全対策が当然行われていると思い参加し、あとから事故が発生した場合に、トラブルになる事も考えられます。そこで、本サミットに参加された、コーチ、ショップ関係者、イベンターの方には、参加証明となるステッカーとデジタルアイコンを発行します(別途発行手数料必要)。これらを店舗に貼る、HP に掲載するなどで安全対策を行っている事業者、自転車関係者ですよというアピールが可能で、ユーザーも安心して参加する事が可能です。

このイベントは、基本的にサイクルスポーツに関わる事業者を想定したイベントとなっておりますが、「仲間にもしもの事があった際に、自分で助ける能力を身につけたい」と考えるアマチュア自転車チームやトライアスロンチームの関係者も、参加可能です。

サイクルスポーツに携わるすべての関係者と一丸となって安全なスポーツにして行きたいと考えておりますので、ご参加お待ちしております。



サイクルセイフティーサミット2016
主催:サイクルセイフティーサミット(Cycle Safety Summit)実行委員会
実行委員:株式会社アスロニア代表取締役 白戸太朗、株式会社ウォークライド 須田晋太郎、株式会社スマートコーチング代表取締役 安藤隼人
後援:日本トライアスロン連合
協賛:株式会社日本光電、東京海上日動株式会社
開催日:2016年2月29日月曜日 8時30分開場、17時終了予定
場 所:船橋オートレース場

参加料
基本参加料:9,000円
・実習で使用するホイッスル・フェイスシールドをご自身で用意頂きます。ホイッスル・フェイスシールドを準備できない方は、2,000 円追加していただく事ででご用意いたします。

・参加証明のステッカーとデジタルアイコンを希望される方は、2,000 円追加していただく事ででご用意いたします。

参加証明発行
本サミット参加コーチやショップ関係者には、安全対策に意識のあるセイフティーコーチ、セイフティーショップとして、実行委員会認定の参加証明ステッカーとデジタルアイコンを発行します(別途手数料必要)。アイコンに記載されている年内は、ステッカーを店舗に貼ることが可能で、お客様へ安全管理意識の高いコーチやショップというアピールに使っていただけます。同様にデジタルアイコンはHP などWeb 媒体に掲載可能です。

詳しくはエントリーサイトを御覧ください。



内容については記事下部のpdfファイルよりご確認ください。

関連ファイル
20160120.pdf (315.21 KB)

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