いよいよベルギーのレースカレンダーが動き出す。土曜日にはオンループ・ヘットニュースブラッドが、翌日曜日にはクールネ〜ブリュッセル〜クールネが開催されるセミクラシックウェークエンドをプレビューしておこう。
オンループ・ヘットニュースブラッド2015 コースマップ (c)www.omloophetnieuwsblad.be今年もベルギーにクラシックシーズンの幕開けを告げるセミクラシックウィークがやってきた。
オンループ・ヘットニュースブラッド2015 コースプロフィール (c)www.omloophetnieuwsblad.be
クールネ〜ブリュッセル〜クールネ2015 コースマップ (c)www.kuurne-brussel-kuurne.beまず2月28日に開催されるオンループ・ヘットニュースブラッド(UCI1.HC)は、ヘットニュースブラッド紙が1913年に創設したロンド・ファン・フラーンデレン(ツール・デ・フランドル)に対抗して、ヘットフォルク紙が1945年に創設したセミクラシック。長年「オンループ・ヘットフォルク」として開催されていたが、2009年にロンドと同じヘットニュースブラッド紙へのスポンサー変更に伴って現在の名称に変更。今年で開催70回目を迎える老舗大会だ。
翌3月1日に開催されるクールネ〜ブリュッセル〜クールネ(UCI1.1)も今年で67回目とほぼ同じ歴史を持ち、両レース共にコースには多数の石畳セクションや急坂が凝縮されている。ゆえに4月のパリ〜ルーベやロンド・ファン・フラーンデレンを目指すクラシックハンターたちの実戦初舞台として、大物選手たちがこぞって出場することが特徴だ。
200.2kmを走るオンループはコース途中にミュールやファルケンブルグ、クルイスベルグ、ターイエンベルグ、レベルグ、モーレンベルグなど当地方を代表する急坂を計11回、石畳を計10回通過。一方197kmで争われるクールネはクルイスベルグなど9回の急坂が登場する。
2012年のオンループで勝利しているロットNLユンボのエース、セプ・ファンマルク(オランダ)は「2つのレースは似ているようで全く異なるもの。オンループは開幕戦とあってアタックが頻発し、強い者が勝つとは限らない。クールネは集団ゴールになることが多く、天候が悪くなれば"リアルなレース"となるだろう」と展望を覗かせる。
昨年のオンループ・ヘットニュースブラッドを制したイアン・スタナード(イギリス、チームスカイ) (c)CorVos
圧倒的なチーム力を活かして昨年クールネ〜ブリュッセル〜クールネを制したトム・ボーネン(ベルギー、エティックス・クイックステップ) (c)CorVos
パヴェを試走するセプ・ファンマルク(オランダ、ロットNLユンボ) photo:CorVos
雨の中試走するフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMcレーシング) photo:CorVosいずれのレース共に主導権を握ると予想されるのは、昨年クールネで圧倒的なチーム力を武器にトム・ボーネン(ベルギー)を勝利させたエティックス・クイックステップと、オンループでイアン・スタナード(イギリス)を勝利に導いたチームスカイだ。
ボーネンにはゼネク・スティバル(チェコ)やニキ・テルプストラ(オランダ)ら心強いアシスト陣がサポートし、チームスカイはパリ〜ルーベに向けて意気込むブラドレー・ウィギンズ(イギリス)をベルンハルト・アイゼル(オーストリア)やクリストファー・サットン(オーストラリア)らがサポートする。
なお小集団のスプリントが見込まれるクールネには、チームスカイがエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)を、エティックスがマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)をリストに名を連ねている他、アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)やゲラルド・チオレック(ドイツ、MTNキュベカ)もスタートラインに並ぶ。
その他フィリップ・ジルベールやグレッグ・ファンアフェルマート(共にベルギー、BMCレーシング)、中東3連戦で好調をアピールしたアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)らが両日参戦。オンループ出場のシルヴァン・シャヴァネル(フランス、IAMサイクリング)も忘れてはならない存在だ。
急坂を試走するイェンス・デブシェール(ベルギー、ロット・ソウダル)ら photo:CorVos
また、日曜開催のクールネには日本からU23アジアチャンピオンの小石祐馬と、徳田鍛造、徳田優(いずれもCCTp/bチャンピオンシステム)の3人が出場を予定している。
なお現地の天気予報によると、土曜日のヘント周辺は最高気温9℃で降水確率は0%。日曜日は最高気温10℃、降水確率は20%という天候だ。
text:So.Isobe
photo:CorVos



翌3月1日に開催されるクールネ〜ブリュッセル〜クールネ(UCI1.1)も今年で67回目とほぼ同じ歴史を持ち、両レース共にコースには多数の石畳セクションや急坂が凝縮されている。ゆえに4月のパリ〜ルーベやロンド・ファン・フラーンデレンを目指すクラシックハンターたちの実戦初舞台として、大物選手たちがこぞって出場することが特徴だ。
200.2kmを走るオンループはコース途中にミュールやファルケンブルグ、クルイスベルグ、ターイエンベルグ、レベルグ、モーレンベルグなど当地方を代表する急坂を計11回、石畳を計10回通過。一方197kmで争われるクールネはクルイスベルグなど9回の急坂が登場する。
2012年のオンループで勝利しているロットNLユンボのエース、セプ・ファンマルク(オランダ)は「2つのレースは似ているようで全く異なるもの。オンループは開幕戦とあってアタックが頻発し、強い者が勝つとは限らない。クールネは集団ゴールになることが多く、天候が悪くなれば"リアルなレース"となるだろう」と展望を覗かせる。




ボーネンにはゼネク・スティバル(チェコ)やニキ・テルプストラ(オランダ)ら心強いアシスト陣がサポートし、チームスカイはパリ〜ルーベに向けて意気込むブラドレー・ウィギンズ(イギリス)をベルンハルト・アイゼル(オーストリア)やクリストファー・サットン(オーストラリア)らがサポートする。
なお小集団のスプリントが見込まれるクールネには、チームスカイがエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)を、エティックスがマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)をリストに名を連ねている他、アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)やゲラルド・チオレック(ドイツ、MTNキュベカ)もスタートラインに並ぶ。
その他フィリップ・ジルベールやグレッグ・ファンアフェルマート(共にベルギー、BMCレーシング)、中東3連戦で好調をアピールしたアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)らが両日参戦。オンループ出場のシルヴァン・シャヴァネル(フランス、IAMサイクリング)も忘れてはならない存在だ。

また、日曜開催のクールネには日本からU23アジアチャンピオンの小石祐馬と、徳田鍛造、徳田優(いずれもCCTp/bチャンピオンシステム)の3人が出場を予定している。
なお現地の天気予報によると、土曜日のヘント周辺は最高気温9℃で降水確率は0%。日曜日は最高気温10℃、降水確率は20%という天候だ。
text:So.Isobe
photo:CorVos
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