絶好の夏空の広がるなか開催されたシマノ・バイカーズフェスティバル。現地レポート第2弾は、そんな真夏の太陽をいっぱいに浴びて走った参加者に直撃取材。さて20回目のバイカーズフェスティバルを、皆さんどのように楽しんだのでしょうか?

「スピード大好きなので、下りが楽しい!」青山 真由美さん

XCマラソン女子に参加の青山さんは、今年マウンテンバイクを始めたばかり。今日のイベントが記念すべき初レースだそうだ。
「もともとスピードが大好きなので、下りが楽しくてたまらない!」と、60分を走りきった直後に笑顔で答えてくれました。スタッフに後ろを見守られながらの1周となった最終周回。「その時、後ろを走るスタッフから“下りは大丈夫だね!”とお墨付きをもらったんです!でも登りは辛かった〜」。
ぜひ次回はスーパーDにもチャレンジしてください!

スピード大好き、下り大好きの青山さん。充実の笑顔でポーズ!スピード大好き、下り大好きの青山さん。充実の笑顔でポーズ!



「このあとはともにキッズレースの応援です」大蔵 豊さん/荻原 友道さん

ともにXCマラソンに出場した大蔵さんと荻原さん。
ゴール後に互いの健闘を称え合い、楽しそうにレース談義を語っていた。
「今日のコースは林の中に隠れている、まっすぐ長い上りが辛かった。頂上が見えているのに、なかなか着かなくて。」
大蔵さんは6年ぶりのMTBレース参加。娘さんがキッズレースに参加するようになったことが、復活の理由だそう。
荻原さんは、毎年参加されているそう。今年はコンディションがよく、新しくなったコースも走りやすかったそうです。ご自身のレースが終わったこのあとは、お二人ともお子さんが参加するキッズレースの応援だそうです。

ゴール後に互いの健闘を称え合い、楽しそうにレース談義を語っていた大蔵さんと荻原さん。ゴール後に互いの健闘を称え合い、楽しそうにレース談義を語っていた大蔵さんと荻原さん。



暑さでちょっと辛そうなのは「ユメちゃん」女の子です暑さでちょっと辛そうなのは「ユメちゃん」女の子です


「転んだけど大丈夫!」中山 雷暉(らいき)くん

にっこり笑顔でポーズ!するのは、キッズクロスカントリーに参加した、雷暉(らいき)くん。転んだ膝のキズがちょっと痛そうだったけど。
「転んだんだけど、ママが絆創膏を持っているから大丈夫。今日のレースは楽しかったよ。レースのために、パパがお休みのときにいつも練習しているの。パパよりも速いよ!」とっても礼儀正しく、そして元気な笑顔の雷暉くんでした。

にっこり笑顔のライキくんにっこり笑顔のライキくん パパよりも速いよ!パパよりも速いよ!



「最後は3人抜かした」双子の永山 義也くん達也くん 

「レースは楽しかった!最後だけはギアを“4”にして、3人抜かしたんだ」と、レースの様子を興奮気味に語る。「面白かった。また出る!練習ではじめて走りに行ったとき、ここはヤバいと思ったけど、今日のところはまあまあだった」。なかなか冷静な判断でレースを語ってくれました。
二人が着ているユニフォームは、“葉山巨人軍”という野球チームの練習着だそうです。

「来年ガンバる!」伊藤 慧文(えもん)くん

「今日はくやしかった。来年ガンバる。とにかく、来年ガンバる」ちょっとくやしそうだったけど、すでに来年を視野に入れている、前向きな慧文くんです。

ヒラコルーキーズの3人はともにライバル同士ヒラコルーキーズの3人はともにライバル同士



ウエアコーディネイトがひと際オシャレだった、小西 碧(あおい)ちゃん

ヘルメットもウエアも、それにシューズにも。キレイな水色をアクセントに取り入れたコーディネイトが、ひと際オシャレだった碧(あおい)ちゃん。
「上りがこいでも進まなかった。あんまり練習はしてないけど、緑山のレースに出たりしています」。
いつもはみんなで自転車を楽しんでいる小西さんご家族ですが、今日は子どもたちだけの参加だそう。
一緒にポーズをとるのは弟の蒼希(あおき)くん。地元のレースでは、5歳のクラスで1位を取ったこともあるという蒼希くんは、今日は1年生のクラスに参加。
「沢山抜かした。今日は3回転んだけど、ちゃんとゴール出来た。」年上のお兄ちゃん達と走ることを楽しみにしていたらしい。
「来年も出たい!」という蒼希くんに、お姉ちゃんは「弟のアオキが出るなら来年も出る。」また来年もぜひお会いしましょう。

今日は子どもたちのレースの応援です今日は子どもたちのレースの応援です
ウエアコーディネートがひと際オシャレなアオイちゃんウエアコーディネートがひと際オシャレなアオイちゃん アオキくんは3回転んだけどちゃんとゴール!アオキくんは3回転んだけどちゃんとゴール!



「今日はぶっつけ本番!」星野 健一さん

装備も自転車も一通り決まっている。さぞや、コアなダウンヒルライダーかと思い、声を掛けたところ。「普段はダウンヒルはやらないので、今日はぶっつけ本番!」という、なんとも意外でユルい答えが返ってきた。その割には自転車が決まっています!
「この自転車は、いつも町乗りに使っている自転車なんです。シマノバイカーズに去年出場して、この前1回ダウンヒルを走って、今日はダウンヒル3回目です。」というビギナー!
それでもスーパーDに出てしまうとは!?「普段はモトクロスバイクに乗っていますが、バイクより自転車の方が難しい。それに奥が深いですねぇ」。 ぜひ自転車の奥深さにもハマってください。

今日はぶっつけ本番!今日はぶっつけ本番!

「去年のリベンジ! ならず?」工藤 優樹さん

シマノバイカーズのスーパーD出場は3回目という工藤さん。「下りは好きなんですが、実は普段はクロカンがメインです。ダウンヒルは年に2〜3回くらいかな。でも最近はダウンヒルを多くやってますね。」
そう言う工藤さんにとっても、一斉スタートのスーパーDは、なかなか難易度の高いコースだったようだ。
「途中まで3位を走っていたのに、抜かされてしまい結果は4位でした。ゴール直前で前の選手が止まっているのに気付いて、一所懸命ゴールを目指したけど、ほんの少しだけ間に合わなかった。
じつは去年も3位で帰ってきてゴール直前でクラッシュ!今年は去年のリベンジでしたが、また表彰台は叶わなかった。」とかなり悔しそうな表情。

でもよく見ると、クロカンでも使えるバイクに乗っている。
「クロカンバイクでもテクニック次第で、表彰台争い出来ます!」という力強い言葉。そんな幅の広さもスーパーDの魅力かもしれません。

来年こそはリベンジします!来年こそはリベンジします!

「バイカーズはみんなでワイワイ騒げるのが魅力」チーム血達磨のみなさん

“血達磨”と書いて“ちだるま”と読む。ちょっと不吉な名前だが、自転車好きが集まって結成されたチームだ。
「シマノバイカーズは今年で10回目くらいの出場かな?」と、ちょっと正確な数字を憶えていないくらい、かなりの常連だという。神奈川が拠点なので緑山のレースや、最近は大滝のレースにも良く出ているそう。

気になるチーム名の「血達磨(ちだるま)」の由来は「以前は自転車で山遊びばかりしていて、いつも血だるまになって
いたので、そのまま付けた。」と語るのは、チームリーダーの藤田さん。
後ろに座る田谷さんは、なんと午前中の60分XCマラソン MEN-2の優勝者。「このあとのエンデューロは、楽しんでいきます」という、すでに余裕のコメント。
他のイベントと違い、バイカーズはみんなでワイワイ騒げるのが魅力ということです。でもみなさん無理して血だるまにならないように!

チームリーダーの藤田さんと後ろがXCマラソン優勝の田谷さんチームリーダーの藤田さんと後ろがXCマラソン優勝の田谷さん 10数回の出場で慣れた様子の血達磨のみなさん10数回の出場で慣れた様子の血達磨のみなさん



会場に設置された、クールダウンシャワー。炎天下にはうれしい配慮会場に設置された、クールダウンシャワー。炎天下にはうれしい配慮

「ツーリングは出たことあるけど、レースは今回が始めてです」中村 鈴鹿さん

お揃いのコスチュームで4時間エンデューロを楽しんでいたのは、女性ばかりのチーム“ハーモニーチャリ部エンジェルス”の中村さん。
「MTBを始めて3年くらいですが、ここ1年は出産と育児で休んでいました。」という。久々に復活した今日は、1歳になったお子さんを、会場にも連れて来たそうです。
ご主人は2時間エンデューロにソロで出場、ご本人は女性同士でチームを組んで、4時間エンデューロに出場されていました。
「シマノバイカーズは以前、ツーリングに出場したことはあるけど、レースは今回が始めて。」という。聞くところによると、ご主人ともMTBで知り合った仲だとか。「ゆくゆくは、子どもと一緒に家族で出場できることが目標です。」

ハーモニーチャリ部のコスチュームはひと際目立っていましたハーモニーチャリ部のコスチュームはひと際目立っていました

「自転車で知り合った “混ぜこぜ” の仲間」チームはまちゃんプルーのみなさん

お揃いのカワイイジャージが目立っていたチーム“はまちゃんプルー”のみなさん。
職場も違うけど自転車で知り合った、お仲間同士という。いろんな人が “横浜で混ぜこぜになって” 結成したチームだから“はまちゃんプルー”。でも沖縄の人はいないらしい。
普段は鎌倉や江ノ島を走っていて、シマノバイカーズは3年目の出場だそう。
「最後は急坂を行こうと思ったけど、行きそびれました。でもゴールを出来て嬉しいです。」というのは、ゴールライダーを務めた清水 直美さん。なんと大滝XCの42kmを完走した強者でもある!なんとも楽しそうな雰囲気が印象的なみなさんです。

混ぜこぜチーム「はまちゃんプルー」混ぜこぜチーム「はまちゃんプルー」

すでに10年以上前から参加している方々や、初めて参加の方。気の合う仲間やカップル、ご家族同士など、それぞれ思い思いのスタイルで真夏の日々を満喫していました。
20回目の記念すべき今回は、沢山の笑顔に囲まれた夏の大運動会となった大会でした。

“KAZU”ことキャノンデールの山本和弘選手と、ホアン・リポーイさん。二人の使命はキャノンデールオーナーを探せ!“KAZU”ことキャノンデールの山本和弘選手と、ホアン・リポーイさん。二人の使命はキャノンデールオーナーを探せ! 「キャノンデールオーナーを探せ」のかけ声のもと、キャノンデールのMTBライダー山本選手自らがオーナーに直接声をかけていました「キャノンデールオーナーを探せ」のかけ声のもと、キャノンデールのMTBライダー山本選手自らがオーナーに直接声をかけていました


スタッフを務めたトレックの松本 駿選手。参加者と一緒に一日走り回って、皆さんの安全を見守っていました。スタッフを務めたトレックの松本 駿選手。参加者と一緒に一日走り回って、皆さんの安全を見守っていました。 松本選手と同じトレック・トップフューエルに乗る参加者。松本選手は丁寧にサインをされていました。松本選手と同じトレック・トップフューエルに乗る参加者。松本選手は丁寧にサインをされていました。


ダーシー・タレンヌ選手はスポーツモデルとプロライダーという二つの顔を持つダーシー・タレンヌ選手はスポーツモデルとプロライダーという二つの顔を持つ photo:Hideaki.TAKAGIいつもCWのインプレでおなじみのサイクルハウス ミカミ店長三上和志さん。真っ白な謎のカーボンバイクに乗る!いつもCWのインプレでおなじみのサイクルハウス ミカミ店長三上和志さん。真っ白な謎のカーボンバイクに乗る!


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