レースマシンから遊び用まで幅広くバイクをリリースするキャノンデールから、ブランド初となるファットバイク「FAT CAAD」が登場した。独自のLEFTYサスペンションやフレーム設計を採用した、こだわりのバイクを紹介しよう。



キャノンデールらしさを詰め込んだファットバイク FAT CAADキャノンデールらしさを詰め込んだファットバイク FAT CAAD 独自のクランクとチェーンリングを採用することで、競合バイクに比べてマイナス2.5cmもQファクターを狭めた独自のクランクとチェーンリングを採用することで、競合バイクに比べてマイナス2.5cmもQファクターを狭めた ファットタイヤに対応するためにリアステーはキレイにベンドさせているファットタイヤに対応するためにリアステーはキレイにベンドさせている


FAT CAADは、そんな今一番ホットなカテゴリーであるファットバイクにキャノンデールらしさが詰め込まれたバイク。その最大の注目ポイントはキャノンデールが誇る片持ち倒立式フロントサスペンション「LEFTY」が搭載された点だ。「OLAF」と名付けられたFAT CAAD専用サスペンションは、フォークオフセットを専用に設計することで、ファットタイヤのメリットを最大化している。トラベル量は100mmとされダート走行時の安定したハンドリングを実現している。

キャノンデール FAT CAAD1キャノンデール FAT CAAD1 (c)キャノンデール・ジャパンフレームは素材にキャノンデールが得意とするアルミを使用。トレイルでも破損を気にすることなく気ままに遊ぶことができる信頼性と、重くなりがちなファットバイクの走行感を帳消しにする軽快性をあわせ持つ。ジオメトリーは同社のXCレーサーであるF-Siと比較するとヘッドアングルを寝かせ気味に設定することで、直線安定性を確保。できる限りチェーンステイ長を短くしているため、取り回しやすいバイクとなっている。

ファットバイクのQファクターは広くなりがちだが、独自のクランクとチェーンリングにより、キャノンデールはその問題を解消。競合バイクと比べて2.5cmも幅を狭くすることができ、自然なライディングフィールを実現した。フレームはワイヤー内蔵式のドロッパーシートポストにも対応しているため、購入後のアップグレードも可能だ。

FAT CAADにはフォークとコンポーネントのグレードが異なる2モデルがラインアップされている。上位グレードの「FAT CAAD1」はLEFTY OLAFが搭載されたハイスペックモデルだ。コンポーネントにはスラムX01が採用されたフロントシングル・リア11速仕様となっている。

セカンドグレードは「FAT CAAD2」はフォークがリジットとされており、ファットタイヤの魅力をよりダイレクトに感じられるモデルだ。コンポーネントはスラム X5を採用したフロントダブル・リア10速仕様とされている。価格はFAT CAAD1が430,000円、FAT CAAD2が260,000円(いずれも税抜)だ。




キャノンデール FAT CAAD1
フレーム: Fat CAAD, SmartFormed Alloy
フォーク:Lefty Olaf, 100mm, PBR Isolated Damper Technology with Enduro+ tune and updated controls, 60mm offset
コンポーネント:SRAM XO1
タイヤ:Schwalbe Jumbo Jim 26x4.8", Snakeskin, tubeless
サイズ: XS, SM, MD, LG
カラー: Matte Jet Black w/ Gloss Berzerker Green, Nearly Black, Jet Black - BLA
価 格:430,000円(税抜)

キャノンデール FAT CAAD2
フレーム: Fat CAAD, SmartFormed Alloy
フォーク:Cannondale Fatty-Fat Rigid, 150x15mm thru, 1.5 tapered steerer, 55mm offset
コンポーネント:SRAM X5,X7
タイヤ:Schwalbe Jumbo Jim 26x4.8", Snakeskin, tubeless
サイズ: XS、SM、MD、LG
カラー:Matte Green Clay w/ Gloss Reflective Silver, Acid Red - GCL
価 格:260,000円(税抜)


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