6月末にかけて世界各国でナショナルチャンピオンシップ(国内選手権)が開催され、続々とタイムトライアルの新チャンピオンが決定している。ツール・ド・フランス出場を控えたアルベルト・コンタドール(アスタナ)がスペイン選手権初制覇。その他、チームコロンビア勢の活躍が目立った。

スペイン
アルベルト・コンタドール(アスタナ)

47.8kmのコースでルイスレオン・サンチェス(ケースデパーニュ)を37秒上回る1時間04分40秒をのトップタイムをマークしたアルベルト・コンタドール(アスタナ)が優勝。エリートクラスでのコンタドールのナショナルタイトル獲得は初。コンタドールはツールの個人TTでスペインチャンピオンジャージを着る。

フランス
ジャンクリストフ・ペロー

北京オリンピックMTBクロスカントリー銀メダリストのジャンクリストフ・ペローが、ディフェンディングチャンピオンのシルヴァン・シャヴァネル(クイックステップ)らを打ち破って優勝。エリート女子は50歳のジャニー・ロンゴが通算56個目のナショナルタイトルを手にしている。

イタリア
マルコ・ピノッティ(チームコロンビア)

33歳のベテランTTスペシャリスト、マルコ・ピノッティ(チームコロンビア)が2005年、2007年、2008年に続く3年連続4度目のチャンピオンに輝いた。19秒遅れの2位はガブリエーレ・ボジージオ(LPRブレークス)。

ドイツ
ベアト・グラブシュ(チームコロンビア)

現世界チャンピオンのベアト・グラブシュ(チームコロンビア)が2007年、2008年に続く3年連続ドイツ選手権制覇を達成。2位にはツール・ド・スイスで山岳賞を獲得したチームメイトのトニ・マルティン。チームコロンビアがワンツー勝利を飾った。

ルクセンブルク
キム・キルシェン(チームコロンビア)

ツール・ド・フランスでチームコロンビアのエースを担うキム・キルシェンが、タイトル防衛に成功した。キルシェンは2年連続TT制覇。2004年と2006年にはロードレースチャンピオンに輝いている。

その他、各国チャンピオンは以下の通り。

スイス
ルーベンス・ベルトリアーティ(ディキジョヴァンニ)

スウェーデン
アレックス・ヴェッテルホール

デンマーク
ラルスイティング・バク(サクソバンク)

ノルウェー
エドヴァルド・ボアッソン(チームコロンビア)

スロベニア
ヤネス・ブライコヴィッチ(アスタナ)

ポルトガル
ティアゴ・マシャド(マデイノクス)

チェコ
フランティセク・ラボン(チームコロンビア)

ポーランド
マチェイ・ボドナール(リクイガス)

エストニア
レイン・ターラマエ(コフィディス)

ロシア
アルテム・オベチキン(ロコモチブ)

ウクライナ
アンドレー・グリブコ(ISD)

カザフスタン
アンドレイ・ミズロフ(タブリス・ペトロケミカル)

ラトビア
ライヴィス・ベロフォシクス(ベトネクスプレス2000)

リトアニア
イグナタス・コノヴァロヴァス(サーヴェロ)

ベラルーシ
ブラニスラウ・サモイラウ(アックア・エ・サポーネ)