山岳賞ジャージを着る別府史之(スキル・シマノ)が、ルート・ドゥ・スッド(UCI2.HC)第3ステージで再び逃げに乗った。前半の山岳でポイントを加算したフミは、山岳賞ランキングトップを死守。レースは残すところ1ステージだ。

ピンクの山岳賞ジャージを着る別府史之(日本、スキル・シマノ)ピンクの山岳賞ジャージを着る別府史之(日本、スキル・シマノ) photo:www.fumy.jp大会初日に大逃げを決め、ステージ2位&山岳賞ジャージ獲得を果たした別府史之(スキル・シマノ)。ピンクの山岳賞ジャージを守るため、第3ステージで再び逃げに乗った。

パリ〜ニース総合優勝者ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)らとともに逃げたフミは、3級山岳アール峠を先頭で通過。5ポイントを加算すると、続く標高1069mの1級山岳ポルテ・ダスペを3番手で通過て6ポイント獲得。山岳賞ランキングのリードを広げたフミは逃げグループから脱落した。

ステージ優勝争いは、逃げグループの中から1級山岳ベレ峠で飛び出したクリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)とトマス・マルチンスキ(ポーランド、ミケ・シルヴァークロス)の2人が逃げきり、リブロンが優勝を飾っている。

総合争いは、ステージ4位に入ったプリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ・シルヴァークロス)が総合首位をキープ。前日の第2ステージで優勝したニエミエツはポイント賞でもトップだ。

この日11ポイントを獲得したフミは、合計23ポイントで山岳賞トップを守った。しかしこの日2つの1級山岳を先頭で通過したマルチンスキが、合計22ポイント獲得でフミと1ポイント差の山岳賞2位に浮上。山岳賞ジャージを守り抜きたいフミは、ライバルが動きを見せた場合、3級山岳が3つ設定された翌日の最終第4ステージで再び動く必要がある。

レース展開はレース公式ライブより。

ルート・ドゥ・スッド2009第3ステージ結果
1位 クリストフ・リブロン(フランス、アージェードゥーゼル)4h42'26"
2位 トマス・マルチンスキ(ポーランド、ミケ・シルヴァークロス)
3位 ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)+37"
4位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ・シルヴァークロス)
5位 ジャンパオロ・カルーゾ(イタリア、チェラミカフラミニア)+40"
69位 別府史之(日本、スキル・シマノ)+17'58"
81位 土井雪広(日本、スキル・シマノ)

個人総合成績
1位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ・シルヴァークロス)12h07'41"
2位 ジャンパオロ・カルーゾ(イタリア、チェラミカフラミニア)+1'59"
3位 ヤニック・タラバルドン(フランス、ベッソンショスール)+2'03"
4位 レミ・ディグレゴリオ(フランス、フランセーズデジュー)+2'06"
5位 エデュアルド・ゴンサロ(スペイン、アグリチュベル)+2'14"
46位 別府史之(日本、スキル・シマノ)+34'37"
71位 土井雪広(日本、スキル・シマノ)+51'43"

ポイント賞
プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ・シルヴァークロス)

山岳賞
別府史之(日本、スキル・シマノ)

チーム総合成績
アージェードゥーゼル

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