ツール・ド・フランス2012を走った各チームのバイクをゼッケン順に紹介していくこのコーナー。今回はリクイガス・キャノンデール、ガーミン・シャープ、アージェードゥーゼル、コフィディス、ソール・ソジャサンの5チームのロードバイクを紹介。

リクイガス・キャノンデール
キャノンデール SUPERSIX EVO
リクイガス・キャノンデール キャノンデール SUPER X EVOリクイガス・キャノンデール キャノンデール SUPER X EVO photo:Makoto.Ayano

リクイガス・キャノンデールが駆るのはフラッグシップモデルであるSUPERSIX EVO。コンポーネントはSRAMの新型RED。SRM搭載のキャノンデールのホログラムSLクランクに、スラムのチェーンリングを組み合わせる。サドルはフィジークで、フェデリーコ・カヌーティ(イタリア)はクーヴァを使用していた。ホイールはマヴィック。パーツ類はFSA製品がアッセンブルされる。

リクイガス・キャノンデール キャノンデール SUPERSIX EVO サガンのために用意されたスペシャルバイクリクイガス・キャノンデール キャノンデール SUPERSIX EVO サガンのために用意されたスペシャルバイク photo:Makoto.Ayanoリクイガス・キャノンデール キャノンデール SUPERSIX EVO TOURMINATORリクイガス・キャノンデール キャノンデール SUPERSIX EVO TOURMINATOR photo:Makoto.Ayano


ペーター・サガン(スロバキア)にはターミネーターとTOUR(ツール)をもじった「TOURMINATOR」ペイントのバイク、そしてマイヨヴェールカラーのSUPERSIX EVO Hi-Modが供給された。最終日に乗ったマイヨ・ヴェールカラーのバイクの中身はSUPERSIX EVOの素材を高弾性化させた2013新型ハイエンドバイクだ。

ペーター・サガンのキャノンデール SUPER X EVO マイヨヴェール仕様ペーター・サガンのキャノンデール SUPER X EVO マイヨヴェール仕様 photo:Makoto.Ayanoサガンの勝った3つのゴール地点の街の名前が記されるサガンの勝った3つのゴール地点の街の名前が記される (c)Makoto.AYANO



ガーミン・シャープ
サーヴェロ R5ca
ガーミン・シャープ サーヴェロ R5caガーミン・シャープ サーヴェロ R5ca photo:Makoto.Ayano

ガーミン・シャープはチームパートナーであるサーヴェロのマシンを使用する。コースプロフィールや選手の好みでエアロマシンであるS5と、超軽量マシンのR5caを使い分けていた。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、ROTOR製クランク。デーヴィッド・ミラー(イギリス)はオーシンメトリック製のギア板を愛用。ペダルはガーミンのヴェクターだが、センサーは無くSRMでパワー計測を行う選手も。ホイールはマヴィック。ステム・ハンドルなどは3Tで、ボトルケージはアランデル。写真はカナダ国旗がデザインされたライダー・ヘジダルのバイク。

デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ)の駆るサーヴェロ S5 デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ)の駆るサーヴェロ S5  photo:Makoto.Ayanoガーミン・シャープ サーヴェロ R5ca 3Tのガーミンマウント一体式ステムINTEGRAを装備ガーミン・シャープ サーヴェロ R5ca 3Tのガーミンマウント一体式ステムINTEGRAを装備 photo:Makoto.Ayano



アージェードゥーゼル
クオータ KON EVO
アージェードゥーゼル クオータ KON EVOアージェードゥーゼル クオータ KON EVO photo:Makoto.Ayano

アージェードゥーゼルが駆るのはカーボン専業ブランドであるクオータのハイエンドマシン、KOM EVO。角型断面のチューブが特徴的なヒルクライムを得意とするバイクだ。コンポーネントはSRAM REDを使い、SRMでパワー計測を行う。ホイールはレイノルズの超軽量モデル、RZR 46をほとんどのステージで使用し、ミシュランのプロトタイヤをアッセンブル。ハンドル周りはデダ製で固められる。

アージェードゥーゼル クオータ KON EVO ハンドル周りはデダ、メーターはシグマアージェードゥーゼル クオータ KON EVO ハンドル周りはデダ、メーターはシグマ photo:Makoto.Ayanoアージェードゥーゼル クオータ KON EVO タイヤはミシュランのプロトタイプアージェードゥーゼル クオータ KON EVO タイヤはミシュランのプロトタイプ photo:Makoto.Ayano



コフィディス
ルック 695 SR
コフィディス ルック 695 SRコフィディス ルック 695 SR photo:Makoto.Ayano

フランスチームであるコフィディスは自国ブランドのルックを継続して採用。今ツールから、流行の蛍光イエローをあしらった695 SRを投入した。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、ルックオリジナルのZED2クランクを組み合わせる。ホイールは今季よりアメリカンクラシックを採用。エースのレイン・ターラマエは好んでマグネシウムホイールを使用していた。タイヤはヴィットリアのプロトタイプだ。

コフィディス ルック 695 SR ルックオリジナルのZED2クランクコフィディス ルック 695 SR ルックオリジナルのZED2クランク photo:Makoto.Ayanoアメリカンクラシックのマグネシウム製ホイールを使用する選手もアメリカンクラシックのマグネシウム製ホイールを使用する選手も photo:Makoto.Ayano



ソール・ソジャサン
タイム ZXRS
ソール・ソジャサン タイム ZXRSソール・ソジャサン タイム ZXRS photo:Makoto.Ayano

タイムは今ツールより、ソール・ソジャサンへ新型マシン「ZXRS」を供給した。RXRSの流れを汲むエアロロードで、モノコックとラグ構造を組み合わせ剛性強化を達成しているという。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2ながら、チェーンリング+クランクはROTOR&SRM、ブレーキはTRPとマニアックな仕上りを見せる。タイヤはパナレーサーのプロトタイプ「RACE C」。ホイールはコリマのデュープリムモデルを中心に各モデルを使い分けていた。

ソール・ソジャサン タイム ZXRS ROTOR製クランク&ギア板+SRMソール・ソジャサン タイム ZXRS ROTOR製クランク&ギア板+SRM photo:Makoto.Ayanoソール・ソジャサン タイム ZXRS タイヤはパナレーサーのRACE Cソール・ソジャサン タイム ZXRS タイヤはパナレーサーのRACE C photo:Makoto.Ayano



text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano

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