レース中盤過ぎてからのペースアップで集団は木っ端微塵に。宇都宮ブリッツェンは作戦通りに力勝負に出て圧倒。5連勝に加え、増田成幸・飯野智行・中村誠でワン・ツー・スリーも達成。

学法石川高校スタートでパレード学法石川高校スタートでパレード photo:Hideaki.TAKAGI5周目、宇都宮ブリッツェン勢がペースを上げる5周目、宇都宮ブリッツェン勢がペースを上げる photo:Hideaki.TAKAGI5周目の上りでさらにペースを上げる宇都宮ブリッツェン勢5周目の上りでさらにペースを上げる宇都宮ブリッツェン勢 photo:Hideaki.TAKAGI7周目、カウンターで仕掛ける狩野智也(チーム右京)7周目、カウンターで仕掛ける狩野智也(チーム右京) photo:Hideaki.TAKAGIゴール2.5km前、単独先頭の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)ゴール2.5km前、単独先頭の増田成幸(宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki.TAKAGI増田成幸と飯野智行(宇都宮ブリッツェン)がワン・ツーフィニッシュ増田成幸と飯野智行(宇都宮ブリッツェン)がワン・ツーフィニッシュ photo:Hideaki.TAKAGI女子、仕掛ける高橋奈美(Vitesse-Serotta-Feminin)女子、仕掛ける高橋奈美(Vitesse-Serotta-Feminin) photo:Hideaki.TAKAGIユース+ジュニア 優勝の佐々木堅次(白河実業高)ユース+ジュニア 優勝の佐々木堅次(白河実業高) photo:Hideaki.TAKAGIE2 市山襄(明治大学)が優勝E2 市山襄(明治大学)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGIE3 古知屋一成(SEKIYA)が優勝E3 古知屋一成(SEKIYA)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGI
東日本大震災復興支援大会の石川ロード

福島県石川町・浅川町で行われる石川ロードは、今年で11回目。名コースとされる適度のアップダウンのある1周13.6kmの公道を使うレースだ。
また石川町は東日本大震災の被災地だが、同時に被災者の支援活動も行っている。いまでも町内に他所からの150人ほどの被災者が生活を続ける。
地元からは岩城光英参議院議員(福島県自転車競技連盟会長、日本トライアスロン連合会長)、加納武夫石川町長らが選手たちを歓迎する。
全日本実業団自転車競技連盟も昨年に続いて今年も「東日本大震災復興支援大会」と冠し、大会を開催した。

石川ロードは例年ならば梅雨明け直後の暑さとの戦いだが、今年はまだ梅雨空でほぼ終日、曇天で例年よりは幾分過ごしやすい。ただし選手への補給は熱中症対策で1周目から可能となった。

中盤まではマトリックスなどが動く

P1クラスは8周する115.8kmのレース。自転車競技の名門校、学校法人石川高校をスタートした選手たちは、石川町内をパレード走行、周回コースに入ってから正式スタートに。
すぐにアタックがかかる。VAX RACINGが3名で先頭集団を作るが吸収される。その後クラブチームを中心にアタック合戦となり、そこから永良大誠(マトリックスパワータグ)が抜け出し独走する。
2周目には後方から池部壮太(マトリックスパワータグ)が永良に合流するがやがて吸収される。
その後も池部が逃げたり福島晋一(ボンシャンス飯田JPT)が積極的に走るなどするが、吸収される。メイン集団からアタックを吸収するのはおもにブリッツェン勢だ。

5周目からのブリッツェンの攻撃

動きが出たのは中盤過ぎた5周目。鈴木真理(キャノンデール・スペースゼロポイント)、狩野智也(チーム右京)、長沼隆行(VAX RACING)が先頭集団を作りかける動きや、黒岩信允(VAX RACING)の単独アタックなどをブリッツェン勢が集団前方に集結して吸収。
さらに長い上りで小嶋陽介(京都岩井商会GAN WELL RACING)がアタック、黒岩が追走で抜け出す。これをブリッツェン勢が猛追して吸収する。この動きで集団は上りで分断されて9人の先頭集団ができる。メンバーはブリッツェン5名(増田、飯野、中村、普久原、初山)、チーム右京2名(狩野、辻善光)、そして鈴木真理、黒岩だ。

9人になってからはローテーションして後続との差を広げ、逃げ切りが確実に。7周目後半から今度は9人の中で仕掛け合いが始まる。ここで仕掛けるのは中村と普久原。これを狩野、鈴木真理が追走する。

終盤は5対2の戦いへ

最終周回、逃げる中村を追い詰めた鈴木真理がカウンターアタックに出るが吸収される。ここからもブリッツェン勢の攻撃は続く。初山に続いて普久原がアタック、10秒ほど差をつけ独走する。これは狩野と鈴木真理が追走、吸収前に増田がアタックを決める。増田は普久原を抜き先頭に。これを鈴木真理が追うが飯野がマークする。飯野は鈴木真理を抜いて先頭の増田に追いつきゴールへ。
増田が先頭でゴールを越えて、増田はロードレースでの初優勝を飾る。

ブリッツェンはミーティングどおりの展開に持ち込んでの圧勝だ。「中盤過ぎてから仕掛けて力勝負の展開にしたかった」と語る栗村監督。終盤の9人の逃げにブリッツェンは5名を送り込み、しかもその全員が強かった。特に序盤からも動いていた普久原の最終周回でのアタックは決定的で、これによって狩野と鈴木真理は勝つことができなかった。だが最終盤のブリッツェン5人とこの2人の攻防は、死力を尽くした戦いで、まさに力勝負の世界となった。
今春にE3クラスから始めた黒岩は、先頭集団で互角に戦い、序盤からの動きも含めればこの日の敢闘賞だろう。


結果
P1 115.8km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)3時間04分17秒
2位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン)
3位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)+31秒
4位 鈴木真理(キャノンデール・スペースゼロポイント)+37秒
5位 狩野智也(チーム右京)+41秒
6位 普久原奨(宇都宮ブリッツェン)+47秒
7位 初山翔(宇都宮ブリッツェン)+2分04秒
8位 永良大誠(マトリックスパワータグ)+2分45秒
9位 福島晋一(ボンシャンス飯田JPT)
10位 清水良行(チーム右京)

Jプロツアーリーダー 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
U23リーダー 安原大貴(マトリックスパワータグ)

F 40.8km
1位 高橋奈美(Vitesse-Serotta-Feminin)1時間17分02秒
2位 金子広美(イナーメ・アイランド信濃山形)
3位 西加南子(LUMINARIA)

Y 61.4km
1位 佐々木堅次(白河実業高)1時間44分09秒
2位 吉田優樹(学校法人石川高)+03秒
3位 緑川裕也(学校法人石川高)+05秒
4位 緑川達哉(学校法人石川高)
5位 岸崇仁(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)+06秒
6位 荒井佑太(仙台商業高)+07秒

E1 75.0km
1位 米内蒼馬(明星大学)2時間05分36秒
2位 松木健治(クラブシルベスト)+01秒
3位 山崎航(Team EURASIA)+03秒
4位 藤田勉(ACQUA TAMA)
5位 代凌介(EQADS)+04秒
6位 小坂光(ブラウ・ブリッツェン)

E2 54.4km
1位 市山襄(明治大学)1時間26分59秒
2位 高橋誠(イナーメ・アイランド信濃山形)
3位 漆原隆英(超人☆倶楽部田中産業)+01秒
4位 釘町友樹(湘南ベルマーレ倶楽部)+02秒
5位 西城泰裕(なるしまフレンド)
6位 小口尚思(スミタ・ラバネロ)

E3 54.4km
1位 古知屋一成(SEKIYA)1時間26分41秒
2位 遠矢寛(イナーメ・アイランド信濃山形)+01秒
3位 郷津勝之(SPACE ZEROPOINT)+02秒
4位 安永亮(竹芝サイクルレーシング)
5位 細川倫央(岩井商会レーシング)
6位 根本侑(AQULS内房レーシング)+03秒


photo&text:高木秀彰
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