大学生のビッグレース、個人ロード男子を制したのは木村圭佑(京都産大)。昨年インカレロード2位から見事にステップアップ。女子は鹿屋体大の上野みなみと塚越さくらがワン・ツー。

男子 集団で通過する男子 集団で通過する photo:日本学生自転車競技連盟男子 中盤のメイン集団、先頭は木村圭佑(京都産業大学)男子 中盤のメイン集団、先頭は木村圭佑(京都産業大学) photo:日本学生自転車競技連盟男子 木村圭佑(京都産業大学)が優勝男子 木村圭佑(京都産業大学)が優勝 photo:日本学生自転車競技連盟男子表彰男子表彰 photo:日本学生自転車競技連盟女子9周目へ、木村亜美(鹿屋体大)とオープン参加の佐藤咲子(Ready Go Japan)が逃げ続ける女子9周目へ、木村亜美(鹿屋体大)とオープン参加の佐藤咲子(Ready Go Japan)が逃げ続ける photo:Hideaki.TAKAGI女子10周目へ、メイン集団の中の上位3人女子10周目へ、メイン集団の中の上位3人 photo:Hideaki.TAKAGI女子表彰、1位上野みなみ(鹿屋体育大学)、2位塚越さくら(鹿屋体育大学)、3位小島蓉子(日本体育大学)女子表彰、1位上野みなみ(鹿屋体育大学)、2位塚越さくら(鹿屋体育大学)、3位小島蓉子(日本体育大学) photo:Hideaki.TAKAGIインカレと並ぶ大学生のビッグレースがこの個人ロード。1週間前のチームTTと個人TTとともにステータスの高いもの。
男子を制したのは木村圭佑(京都産業大学)。昨年のインカレロード2位、今年のツアー・オブ・ジャパンでは学連選抜チームで健闘した選手だ。
女子は鹿屋体大の上野みなみと塚越さくらがワン・ツーフィニッシュ。見事なチームプレーでの勝利だ。

男子の成績は、今年9月に行われるツール・ド・北海道への学連からの推薦条件の最終レースに当たる。推薦校は後日発表される。


以下、学連からのリリースでお伝えする。

日本学生自転車競技連盟(学連)の主催する、第28回全日本学生選手権個人ロードレース大会が、2012年6月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり、長野県木曽郡木祖村の奥木曽湖周回コース(1周9km、男子20周+1km=181km、女子11周+1km=100km)にて行われた。ラスト1kmは、平均7%ほどの上りになっている。

男子ロードレース

男子ロードレースでは、4,8,12,16周回を先頭で通過した選手には周回賞が与えられる。序盤、縦に長い集団の前方で活発にアタックが繰り返される中で1回目の周回賞を獲得したのは、アタックをかけ逃げていた橋本英也(鹿屋体大)。その後、橋本が集団に吸収されると、今度は布施光(順大)、三浦康嵩(早大)、高宮正嗣(鹿屋体大)が飛び出し、積極的な逃げの姿勢で約5周回を走行。この流れで、高宮が2回目の周回賞を獲得した。

10周目に入り3名が集団に吸収されると、徳田鍛造(鹿屋体大)が単独で力強くアタックをかけた。追走の布施と末永周平(明大)を2分以上引き離し、5周回を単独走行、3回目の周回賞を獲得する。しかし、その徳田と追走2名を追って集団から飛び出した佐々木勇輔(早大)と吉岡直哉(京産)が徳田を吸収。さらに木村圭佑(京産)、板橋義浩(日大)を含む5名が前を追って飛び出した。

終盤、先頭をつかまえた追走集団の選手のうち、木村、板橋、吉岡、佐々木が逃げを図り、うち吉岡は4回目の周回賞を獲得。最終周回に入っても4名で逃げ続け、追走の5名、集団を寄せ付けない勢いでゴールへと向かう。ラスト1kmは登り、その登りの頂上がフィニッシュとなっている。審判車からは、板橋が比較的余裕を見せているとの情報が入ったが、フィニッシュライン手前のカーブを越え、最初に姿を見せたのは木村。後方の板橋もすぐ後ろに見えていたが、木村は先月行われたツアー・オブ・ジャパンの富士山ヒルクライムレースでも余裕の表情でフィニッシュした選手だ。今回の登りでもその力を見せつけ、見事優勝を果たした。また、木村のチームメイトである吉岡が、板橋に続き3位。4位に佐々木、5位には昨年度のロードレースカップ総合チャンピオンの大中功基(早大)が入った。

女子ロードレース

序盤は集団のまま推移し、特にアタックはかからない。1分前にスタートした長野県選手権の選手たちが抜いていく。
5周目、先頭を走っていた木村亜美(鹿屋体大)とオープン参加の佐藤咲子(Ready Go Japan)の2人と集団の差が数十m開き、2人で逃げることに。2人とメイン集団との差は2分近くまで開く。しかし終盤に集団が追い上げ、いっぽうで先頭も木村単独になる。
最終周回、上り区間で集団が木村を捕らえたときに、カウンターで鹿屋体大の上野みなみと塚越さくらがアタック。この2人はすぐに差を開いてゴールの上りへ向かう。
ここで前に出た上野が優勝、塚越は2位に、そして3位には小島蓉子(日本体育大学)が入った。

鹿屋ワン・ツーの功労者は6周約70kmを逃げ続けた木村だ。5位になった4年生の木村自身は「できれば逃げ切って勝ちたかった。それができなくともせめて表彰台に上がりたかった」と語るが、逃げ切る意思のあった強力な逃げだったからこそのチームの勝利だ。

優勝した上野は「今日はチームでの勝利と思います。木村さんが逃げてくれて休めたので、自分と塚越さんで絶対に勝たねばと思いました。アタックしたポイントは決めていました。最後は後ろが来ていると思ったので、力を出し切ってゴールしました」と語る。


男子については、ツール・ド・北海道出場への推薦基準のレースに該当する。対象レースは3つで、昨年のインカレロード団体、1週間前のチームTT順位、そしてこの日の個人ロード上位3人合計成績、この3つを合計して上位4校プラス国公立大1校が推薦される。これは後日に発表される。昨年出場できなかった京都産業大学は、推薦を確実にした。(高木秀彰)


結果
男子(181km)
第1位 木村 圭佑 (京都産業大学) 4時間36分24秒
第2位 板橋 義浩 (日本大学)    4時間36分29秒
第3位 吉岡 直哉 (京都産業大学) 4時間36分39秒
第4位 佐々木 勇輔(早稲田大学)  4時間36分55秒
第5位 大中 功基 (早稲田大学)  4時間38分33秒
第6位 金井 誠人 (明治大学)   4時間38分43秒
第7位 森田 雅士 (立教大学)   4時間38分47秒
第8位 安井 雅彦 (東京大学)   4時間38分51秒
第9位 逢坂 弘紀 (日本大学)   4時間38分52秒
第10位 雨宮 正樹 (日本大学)   4時間39分00秒

女子・オープン(100km)
第1位 上野 みなみ (鹿屋体育大学) 3時間02分38秒
第2位 塚越 さくら (鹿屋体育大学) 3時間02分48秒
第3位 小島 蓉子  (日本体育大学) 3時間03分16秒
第4位 福本 千佳  (同志社大学)  3時間03分30秒
第5位 木村 亜美  (鹿屋体育大学) 3時間03分57秒
第6位 合田 祐美子 (早稲田大学)  3時間04分31秒
第7位 中村 妃智  (日本体育大学) 3時間04分41秒
第8位 佐藤 咲子  (Ready Go Japan)3時間04分54秒
第9位 鈴木  遊  (朝日大学)   3時間12分54秒


text&photo:日本学生自転車競技連盟、高木秀彰(女子)
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