5月1日、東京・赤坂の日本自転車会館で「第30回オリンピック競技大会(ロンドン)、パラリンピック競技大会 自転車競技日本代表候補選手発表共同記者会見」が行われ、新城幸也ほか代表候補選手が出席した。

ロンドン五輪ロード代表に選ばれた新城幸也(ユーロップカー)ロンドン五輪ロード代表に選ばれた新城幸也(ユーロップカー) (c)Yuko.SATO今回新たに代表候補選手9名が発表された。新城幸也ら出席した選手たちは、選出されての喜びの心境やロンドンへの抱負を語った。

代表候補選手は、JOC(日本オリンピック委員会)、JPC(日本パラリンピック委員会)の最終決定を経て7月に日本代表選手となる予定だ。
なおMTBとBMXは世界ランキング発表後に枠と候補選手発表の予定で、6月以降となる見込み。「男子MTBはほぼ1枠決定で、うまくすればもう1枠の可能性も。女子MTBは『可能性はあるのでは』、BMXは『難しいか』という状況」(中野浩一強化委員長)。

5月1日までに発表された自転車競技日本代表候補選手は以下の通りだ。

■ 第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)自転車競技日本代表候補選手
[トラック男子]
渡邉一成(JPCA・JPCU 福島)
新田祐大(JPCA・JPCU 福島)
中川誠一郎(JPCA・JPCU 熊本)
[トラック女子]
前田佳代乃(鹿児島・鹿屋体育大学)
[ロード男子]
別府史之(JPCA・グリーンエッジ)=昨年10月に記者会見開催済のため欠席
新城幸也(JPCA・ユーロップカー)

■ ロンドン2012パラリンピック競技大会 自転車競技日本代表候補選手
藤田征樹(茨城・日立建機)[障害クラスC3]
大城竜之(東京・東京都立文京盲学校)[B]
伊藤保文(JPCA・JPCU 京都)※大城選手のタンデム・パイロット
石井雅史(神奈川・藤沢市みらい創造財団)[C4]

記者発表では、冒頭の富原忠夫日本自転車競技連盟(JCF)会長の挨拶に続き、中野浩一強化委員長より候補選手名の発表が行われた。

ロンドン五輪&パラリンピック日本代表選手たちロンドン五輪&パラリンピック日本代表選手たち (c)Yuko.SATO■選手の選考について

続いて選手の選考についての説明があり、松本整総監督は「自転車の発展のためにはスーパースターが必要。そのためにはこのメンバーがもっとも有力である」と述べた。
ロンドン五輪などの国際大会の選考基準についてはJCFサイトおよびシクリスムエコー176号p14、15にも掲載されている通り( http://jcf.or.jp/?p=14691)、男子ロードについてはUCIポイントランキングを基にJCF独自の振り分けをしたJCFポイントで選考を行っている。
会見での配布資料によると、上位から見ていくと別府史之が686.8ポイントと他を引き離し、次いで新城幸也が477(468+9[全日本選手権9位])、西谷泰治が328(303+25[全日本選手権5位])、宮沢崇史319、土井雪広305(205+100[全日本選手権1位])という順位になる。

また、高橋仁パラサイクリング監督はロンドンパラリンピック自転車競技について、2010〜12年のパラサイクリングUCIレースのポイントで日本が男子3枠を獲得し、個人の獲得UCIポイント合計上位から3名を選出したことを説明した。

会見では選考説明に続いて各候補選手より、現在の気持ちと抱負などが語られた。

■各選手のひとこと

新城幸也
ぼくも初めてのオリンピックになります。今まで支えてくれたみなさん、応援してくれるファンの皆様のためにしっかり走って来たい。

中川誠一郎
まだ実感がないがとてもうれしい。最高の準備をして臨みたい。

渡邉一成
ロンドンでは金メダルを目指して頑張ります。応援してください!

新田祐大
選ばれたことを誇りに思う。成果をロンドンで発揮できるよう頑張りたい。みなさんの支えがあって今があると思います。応援よろしくお願いします。

前田佳代乃
今回オリンピック初挑戦になる。思い切ってぶつかっていきたい。

石井雅史
北京からの4年間、負傷とかいろいろあったが、支援と応援でまたこの場に立つことができた。メダルが穫れるよう頑張っていきたい。

藤田征樹
障害者スポーツにおいて健常者と一緒に記者会見を開いていただけるのは特別なこと。尽力いただいた関係者の方々にお礼申し上げたい。またロンドンの表彰台にのぼるために頑張って来た。力を発揮できるよう頑張りたい。

大城竜之
今回3度目のチャンスをいただいた。代表にもれた選手の分まで精一杯頑張りたい。合同記者会見でパラサイクリングにもいい影響を与えていただいた。ありがとうございます。頑張ります。

伊藤保文
パイロットとして大城くんをサポートしつつ自分自身も一生懸命、ふたりの息をびしっと合わせて全力で頑張りたい。


text:Yuko.SATO

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