輪行袋や自転車用バッグを手掛けるオーストリッチから新商品の「遠征バッグ」がリリースされた。レースやイベントなどで使いやすいように作成されたバッグをレース遠征やヒルクライム大会で実際に使用したインプレッションをお届けしよう。



オーストリッチ 遠征バッグ photo:Michinari TAKAGI

1968年創業の老舗自転車用品ブランド、オーストリッチ。輪行袋や自転車用バッグをラインアップし、多くの新製品が次々とリリースされている。今回は年始のパーツ合同展示会でお披露目された「遠征バッグ」を紹介しよう。

遠征バッグは商品名にあるようにレースやイベントなどで使いやすいように作成されたバッグだ。容量は18Lで、サイズは幅23cm、長さ36cm、高さ23cmとコンパクトかつ大容量となっているが、重量は420gと持ち運びやすい軽さに仕上げられていることが特徴。

バッグの内部は6分割されていて、それぞれにYKK製のジッパーを搭載 photo:Michinari TAKAGI

大きな収納エリアは大きなアイテムを収納できる photo:Michinari TAKAGI

主な収納エリアは6つ。ハンドルが備えられている面からアクセスできる大きなポケット2つ、その対面のパネルにも同様のポケットが2つ。ハンドル面の左右からアクセスできるメインのコンパートメントが2つだ。

メインの荷室はそれぞれ独立しており、シューズやヘルメットなど大きめの物を収納するのにぴったりで、荷室の開口部に備えられたメッシュポケットに備品を入れておくことも可能。ハンドル面の大きなポケットはサイクルジャージやアームカバー、グローブ、ソックスなどを別々に収納することもできる。

大きめの荷室が計6つ備えられており、それぞれに収納するアイテムの定位置を決めることで忘れ物や、レース前の準備で物が見つからないといったトラブルも防ぐことができるはずだ。さらに、ポケット内部は蛍光イエローとなっているため、ポケット内でもアイテムを見つけやすいのも嬉しい。

パネルの内側にはジッパー付きのポケットが備わる photo:Michinari TAKAGI
ポケット内部は蛍光イエローとなっているため、ポケット内でもアイテムを見つけやすい photo:Michinari TAKAGI


ジッパープルが備わり、開閉しやすい photo:Michinari TAKAGI

バッグに取り付けられるストラップが付属 photo:Michinari TAKAGI

バッグの外側には名刺サイズのクリアポケットもあるため、レースやサイクリングで持っていくジェルなどもしまいやすい。付属品として、バッグに取り付けられるストラップがあり、リュックスタイルでバッグを背負うこともできる。カラーはダークグレーのみ展開される。価格は12,500円(税込)。



―編集部インプレッション

オーストリッチ 遠征バッグをテストしていく photo:Michinari TAKAGI

今回、オーストリッチ 遠征バッグのインプレッションを担当するのはCW編集部員の高木。高校から自転車競技を始め、現在はJプロツアーのロードレースやクリテリウム、シクロクロスのJCXシリーズ、サイクリングイベントなどのレースやイベントで全国各地を遠征している。

高校生の時に購入したオーストリッチ OS-500トラベルバッグを16年間愛用していたが、今シーズンからディスクロードやステム一体型ハンドルを搭載したバイクとの相性が良い「OS-500 ワイドトラベルバッグ」に買い替えた。そして、同時に登場した「オーストリッチ 遠征バッグ」も早速導入。遠征には欠かせないチームウェアやソックス、シューズなどを持ち運ぶバッグを毎週のように続くレース遠征で早速繰り返し使用している。

ポケット内部が蛍光イエローのおかげで、チームウェアがすぐに見つかる photo:Michinari TAKAGI

4つの方向にはウェア類が収納されているためクッション性もあり、ヘルメットを収納しても安心だ photo:Michinari TAKAGI

ハンドルの面とその対面に備えられた縦長の収納エリアは計4つ。1つ目にはサイクルジャージとビブショーツ、アンダーウェア。2つ目にはグローブとソックス、エアロシューズカバー。3つ目にはウィンドブレイカーとベスト。4つ目には雨のレースで欠かせないレインジャケットとレインシューズカバーなど。いずれも収納しやすいウェア系を入れており、それぞれに定位置を決めている。このように必ず取り出すものや、使用頻度が低いものを分けて収納しておくことで、レース前の準備も捗っている。さらに、ポケット内部は蛍光イエローとなっているため、ポケット内でもアイテムを見つけやすいのは嬉しい仕様だ。

計6つある荷室の残り2つは正方形で大きなものを入れておくのにぴったりで、シューズやヘルメットなどを収納している。使ってみて初めて気がついたのは、ウェア類がヘルメットを挟み込むような配置で収納されており、クッションの代わりとして機能していること。取り扱いに気をつけたいヘルメットも安心して持ち運べるのは非常にありがたい部分だ。

ストラップを取り付ければ、リュックスタイルでバッグを背負うこともできる photo:Michinari TAKAGI

Jプロツアーのヒルクライム大会で使用してみたが、下山バッグとしても使いやすかった photo:Michinari TAKAGI

レーサーの意見を取り入れるオーストリッチだけあり、細かい部分の配慮も行き届いている。最も嬉しいのは付属のストラップを使えば、リュックスタイルで背負うこともできる点。レースやイベント時、会場から駐車場までの移動で持ち運びやすくなっている。

例えば、ヒルクライムの大会では寒さを凌ぐジャケットや補給食などの下山用荷物をレース前に預け、フィニッシュ地点で受け取ることが多い。実際にこのバッグを預け荷物とした時は、ダウンヒルの際にリュックスタイルで持ち運べて非常に扱いやすかった。

すでにレースやイベントで繰り返し使用しているが、使いやすさが際立つバッグとして好印象。頻繁に遠征を繰り返すサイクリストにぴったりなバッグをぜひ導入してみてほしい。



オーストリッチ 遠征バッグ
サイズ:幅23cm×長さ36cm×高さ23cm
容量:18L
重量:420g
カラー:ダークグレー
価格:12,500円(税込)

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