トレックがフラッグシップモデルのMadone(マドン)に並ぶカーボンロードバイクとして、エンデュランスバイクであるDomane (ドマーネ)を発表した。

トレック Domaneトレック Domane (c)トレック・ジャパン

Domaneは、トレックがスポンサードするレディオシャック・ニッサンのファビアン・カンチェラーラがパヴェ(石畳)のクラシックレースを制覇するために開発された究極のレースバイク。

一年半にわたる開発には、カンチェラーラ自身も大きく関わり、衝撃吸収性、パワー伝達効率性、そして安定性において、 まさにカンチェラーラの理想が具現化されたバイクとして仕上がっている。ラテン語で「王冠」を意味するDomaneは、クラシックの覇者であるカンチェラーラにちなんで付けられた名だ。

4月1日開催のロンド・ファン・フラーンデレン、また次週に開催されるパリ〜ルーベでは、レディオシャック・ニッサンのチーム全員がDomaneを駆ってエースのカンチェラーラの勝利を目指す。


振動吸収性にフォーカスした新テクノロジー
Domaneには、「IsoSpeed(アイソスピード)」という独自の革新的なテクノロジーが搭載されている。シートチューブをトップチューブから完全に独立させることで、競合他社モデルよりも2倍ものバーティカルコンプライアンス(縦方向のしなりによる路面追従性)を得たテクノロジーだ。

シートチューブをトップチューブから完全に独立させたIsoSpeedテクノロジーシートチューブをトップチューブから完全に独立させたIsoSpeedテクノロジー (c)トレック・ジャパンIsoSpeedテクノロジーは縦方向のしなりを可能とするIsoSpeedテクノロジーは縦方向のしなりを可能とする (c)トレック・ジャパン


またダウンチューブ、BB90、チェ ーンステーからなる「Power Transfer Construction(PTC)」テクノロジーは、Madoneを凌ぐ剛性を生みだす。パヴェのような悪路走行においてもパワーロスすることなく確実にリアホイールにパワーを伝達し、全てのペダルストロークを余すことなく推進力へと変えるテクノロジーだ。

群を抜く柔軟性はライダーの体力を温存させ、安定したペダリングを長時間持続させると同時に、比類なき剛性が絶対的なコントロールをもたらすという。Madoneが究極の軽さとスピードを求めるライダーのために作られたバイクなのに対して、Domaneは長時間のレースやロングライドにおいて、最後までライダーの力を100%発揮させるために作られたハイパフォーマンスロードバイクだ。


Domane 6シリーズ数量限定発売
今回の発表に伴い、Domane6モデルの数量限定先行発売が行われる。また、Domaneはプロジェクトワンにも登場。数万通りのフレームカラーと希望のパーツを組み合わせてカスタマイズオーダーできる。


トレック Domane6シリーズ 
プロジェクトワン完成車の一例(カラー:RADIOSHACK NISSAN TREK Edition)

トレック Domaneトレック Domane (c)トレック・ジャパン
フォーク:Trek IsoSpeed full carbon, E2
サイズ:50、52、54、56、58、60、62cm
ホイール:Bontrager Aeolus 5 D3
タイヤ:Bontrager R3 700x25c
コンポーネント:シマノ・デュラエースDi2
サドル:Bontrager Team Issue
シートポスト:Bontrager Ride Tuned Carbon seatmast cap、20mm offset
ハンドルバー:Bontrager Race X Lite IsoZone、VR-CF、31.8mm
ステム:Bontrager Race XXX Lite Carbon、7degree、31.8mm
グリップ:Bontrager gel tape
価 格:1,054,500円

Domane 6.2 数量限定先行販売
アルテグラ完成車(税込):¥499,000

トレック Domane 6.2 Compactトレック Domane 6.2 Compact (c)トレックジャパン
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