2012年2月7日、チャレンジ・マヨルカ第3戦トロフェオ・デイア(UCI1.1)が151kmの山岳コースで行なわれ、最後の2級山岳でライバルを振り切ったラーシュペッテル・ノルダーグ(ノルウェー、チームスカイ)が独走勝利を飾った。

トロフェオ・デイア 雪の残る山岳地帯を進むトロフェオ・デイア 雪の残る山岳地帯を進む photo:Cor Vosマヨルカ島北部の山岳地帯を舞台に、合計6つの2級山岳を含む本格的な山岳コースで行なわれたトロフェオ・デイア。

レースの進行とともに絞り込まれた集団から、5つめの2級山岳ソレール峠でヤコブ・フグルサング(デンマーク、レディオシャック・ニッサン)やピーター・ベリトス(スロバキア、オメガファーマ・クイックステップ)ら6名がアタック。更にその中から、最後の2級山岳で飛び出したノルダーグが独走でゴールに飛び込んだ。

トロフェオ・デイア 下りをクリアするアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)トロフェオ・デイア 下りをクリアするアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) photo:Cor Vosノルダーグはノルウェー・トンスベルグ出身の27歳。2010年のチーム結成にあわせ、同じノルウェー出身のエドヴァルド・ボアッソンハーゲンとクルトアスル・アルヴェセンとともにチームスカイに移籍した。

チームスカイ3年目の今年、ようやく手にした勝利。チームスカイにシーズン2勝目をもたらしたノルダーグは「今年はボビー・ジュリックをパーソナルコーチにつけて、冬の間に厳しいトレーニングを積んだ。そうして自信を身につけることができたんだ。今日はソレール峠で自分からアタックを仕掛けて、そして最後の登りでもう一度アタックした」と語る。

トロフェオ・デイア 独走でゴールするラーシュペッテル・ノルダーグ(ノルウェー、チームスカイ)トロフェオ・デイア 独走でゴールするラーシュペッテル・ノルダーグ(ノルウェー、チームスカイ) photo:Cor Vosノルダーグと同じ先頭グループに入ったチームスカイのセルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア)は3位。さらにチームメイトのサルヴァトーレ・プッチォ(イタリア)が後続集団のスプリントを制して6位に入っている。

第1戦トロフェオ・パルマに続いて出場した宮澤崇史(チームサクソバンク)は141位でレースを終えている。

レース内容や選手コメントはチームスカイ公式サイトより。


トロフェオ・デイア2012結果
1位 ラーシュペッテル・ノルダーグ(ノルウェー、チームスカイ)      3h55'27"
2位 ルイ・コスタ(ポルトガル、モビスター)                 +26"
3位 セルジオルイス・エナオモントーヤ(コロンビア、チームスカイ)      +28"
4位 ヤコブ・フグルサング(デンマーク、レディオシャック・ニッサン)     +35"
5位 ティアゴ・マシャド(ポルトガル、レディオシャック・ニッサン)      +45"
6位 サルヴァトーレ・プッチォ(イタリア、チームスカイ)           +57"
7位 シャビエル・フロレンシオ(スペイン、カチューシャ)
8位 ジェレミー・ギャラン(フランス、ソール・ソジャサン)
9位 フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー、BMCレーシングチーム)
10位 ゲラルド・チオレック(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)
141位 宮澤崇史(日本、チームサクソバンク)               +26'21"

text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos

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