1月8日に行なわれたブエルタ・チリ(UCI2.2)第4ステージで内間康平(チームNIPPO)が再びエスケープ。逃げグループから飛び出した内間はラスト5kmまで単独で逃げたが、頂上ゴールの登りで吸収された。ステージ優勝はルイス・マンシーリャ(チリ、クロスデピルケ・トレック)。

第4ステージ 内間康平(チームNIPPO)を含む逃げ第4ステージ 内間康平(チームNIPPO)を含む逃げ photo:Luis Barbosaブエルタ・チリ第4ステージは海沿いのビニャ・デル・マールから内陸部へと向かい、標高1405mのサンタ・マルティーナにゴールする143.7km。登坂距離4kmで標高差460mを上る急勾配のカテゴリー山岳サンタ・マルティーナ(最大勾配19%)がゴール前に登場する。

この日は序盤から内間康平(チームNIPPO)を含む4名の逃げグループが形成され、ラスト30kmの山岳区間で内間が独走に持ち込む。内間は単独先頭のままカテゴリー山岳サンタ・マルティーナに突入。しかしこの勝負峠でメイン集団のペースが上がり、内間はラスト5kmで捕まってしまう。

第4ステージ 内陸の山岳地帯へ向かうプロトン第4ステージ 内陸の山岳地帯へ向かうプロトン photo:Luis Barbosa結局メイン集団から飛び出したパトリシオ・アルモナシド(チリ、クロスデピルケ・トレック)とビセンテ・ムガ(チリ、ビアンキR2・シマノ)の一騎打ちとなり、アルモナシドが勝利。チームメイトのルイス・マンシーリャ(チリ)が総合首位を守っている。クロスデピルケ・トレックはステージ連勝。総合でもワンツー体制を築く。

自身のTwitterで「急勾配の力が足りなかった」と語る内間は8分54秒遅れでゴール。連日の果敢な走りが認められ、この日の敢闘賞ジャージを獲得している。

ブエルタ・チリは前半戦を終え、1日の休息日を挟んで再び動き出す。第5ステージは午前に20kmの個人タイムトライアル、午後に131.1kmのロードレースが行なわれる。


第4ステージ 単独で逃げる内間康平(チームNIPPO)第4ステージ 単独で逃げる内間康平(チームNIPPO) photo:www.vueltachile.cl第4ステージ 総合2位のカルデナス擁するシマノGWがペースアップ第4ステージ 総合2位のカルデナス擁するシマノGWがペースアップ photo:Luis Barbosa


レース内容はレース公式サイトより。

ブエルタ・チリ2012第4ステージ結果
1位 パトリシオ・アルモナシド(チリ、クロスデピルケ・トレック)   3h50'41"
2位 ビセンテ・ムガ(チリ、ビアンキR2・シマノ)             +22"
3位 ディディエ・シャパッロ(コロンビア、コムセル・コルデポルテス)  +1'13"
4位 ウォルフガング・ブルマン(チリ、スコット・チレマット)      +1'20"
5位 ゴンサロ・ガリード(チリ、クロスデピルケ・トレック)       +1'22"
46位 内間康平(日本、チームNIPPO)                 +8'54"

個人総合成績
1位 ルイス・マンシーリャ(チリ、クロスデピルケ・トレック)     11h40'54"
2位 パトリシオ・アルモナシド(チリ、クロスデピルケ・トレック)      +22"
3位 フェリックス・カルデナス(コロンビア、シマノGW)          +1'01"
4位 ビセンテ・ムガ(チリ、ビアンキR2・シマノ)             +1'53"
5位 ゴンサロ・ガリード(チリ、クロスデピルケ・トレック)        +1'54"
49位 内間康平(日本、チームNIPPO)                  +12'21"

text:Kei Tsuji

最新ニュース(全ジャンル)