国内レースの最高峰「Jプロツアー」を走る各チームのバイクを連載形式で紹介。第3弾は橋本英也が電撃加入した弱虫ペダルサイクリングチームと、トマ・ルバが引退したばかりのキナンレーシングチーム、サイクラーズ・スネルの3チームを紹介します。
弱虫ペダルサイクリングチーム/フェルト FR

橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)のフェルト FR photo:Michinari TAKAGI
Vol.3のトップを飾るのはチーム創設10年目という節目を迎えた、弱虫ペダルサイクリングチーム。監督を務めるのはもちろん、5月に記念すべき100巻を発売された漫画『弱虫ペダル』の作者、渡辺航先生だ。
チームバイクは引き続きフェルト。ゼッケン121のバイクは、Jプロツアー第3戦、「NTT東日本真岡芳賀ロードレース」で雨のサバイバルレースを制した橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)のオールラウンドバイク「FR」だ。

トップチューブにプロテクターを貼り、愛車をプロテクト photo:Michinari TAKAGI

スプロケットは軽量スプロケットのNUTON null¹ photo:Michinari TAKAGI 
ワフーのペダル型パワーメーター「POWRLINK ZERO」 photo:Michinari TAKAGI
「オーソドックスなフレームなのでエアロ感はありませんが、平地はしっかり走ります。剛性もあって、とてもバランスがよい万能なバイクです」とFRの特性についてコメント。「ハンドルが直接当たらないよう、トップチューブに透明のプロテクターを貼っています」と、車も自転車も大切にする橋本らしいちょっとしたカスタムも教えてくれた。
コンポーネントはシマノ DURA-ACEで統一されている。スプロケットは軽量スプロケットのNUTON null¹で、チェーンはPYCでカスタマイズ。サイクルコンピューターとペダルはワフーで、ペダル型パワーメーター「POWRLINK ZERO」を使っていた。

ステムはデダ・エレメンティのSUPER BOXの150mm photo:Michinari TAKAGI

マヴィック COSMIC SLR 45 photo:Michinari TAKAGI

タイヤはヴィットリア CORSA PRO 28C photo:Michinari TAKAGI 
シーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」 photo:Michinari TAKAGI

ダウンチューブには「ハシモトエイヤ千社札」 photo:Michinari TAKAGI
ステムはデダ・エレメンティのSUPER BOX。その長さについては「トラックでは160mmとロングリーチにしていますが、ロードでは150mmのものを使っています」とロード、トラック、競輪の三足の草鞋を履く橋本ならではのセッティングだ。
ホイールは「とても軽い走りをしてくれるので気にいっています」というマヴィック COSMIC SLR 45。タイヤはヴィットリア CORSA PRO 28Cを組み合わせ、「晴れの日も雨の日もしっかり走ってくれる。軽さもあって、グリップもあって、間違いない選択かな」とのこと。またゼッケンは、今シーズンでJプロツアー過半数の使用率を占めるシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」で取り付けられていた。そしてダウンチューブにはもちろん「ハシモトエイヤ千社札」が貼られていた。
キナンレーシングチーム/オルベア ORCA AERO

トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)のオルベア ORCA AERO photo:Michinari TAKAGI
和歌山県に本社を構えるキナンをメインスポンサーとし、国内外で活動するキナンレーシング。チームバイクは昨年から引き続きオルベア。オールラウンドモデル「ORCA」とエアロロード「ORCA AERO」をコースによって使い分けている。
ゼッケン86は今シーズンのツール・ド・熊野で現役引退した、トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)のORCA AERO。Jプロツアー第5戦「東日本ロードクラシック」のチャンピオンバイクである。

コンポーネントはDURA-ACEとULTEGRAをミックスして使用 photo:Michinari TAKAGI

サイブレイのカーボンクランクとSIGEYIのパワーメーターの組み合わせ photo:Michinari TAKAGI 
フィジークのロングセラーロードモデルのARIONE photo:Michinari TAKAGI

デダ・エレメンティのステム一体型カーボンハンドル「ALANERA RS」 photo:Michinari TAKAGI
コンポーネントはDURA-ACEとULTEGRAをミックスして使用。クランクはサイブレイのカーボンクランクで、パワーメーターはSIGEYIが搭載されていた。ギア比はフロントが54-40Tで、リアは11-34T。ブレーキローターとブレーキパッドはガルファー。
コックピットはデダ・エレメンティのステム一体型カーボンハンドル「ALANERA RS」。サイクルコンピューターはブライトン 810を使用。サドルはフィジークのロングセラーロードモデルのARIONE。

ホイールはフルクラム SPEED 57 photo:Michinari TAKAGI

コンチネンタル GRAND PRIX 5000 S TR photo:Michinari TAKAGI 
シーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」 photo:Michinari TAKAGI
足回りはフルクラム SPEED 57とコンチネンタル GRAND PRIX 5000 S TRの組み合わせ。こちらもゼッケンはシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」だった。
サイクラーズ・スネル/ブリヂストン RP9

佐藤光(サイクラーズ・スネル)のブリヂストン RP9 photo:Michinari TAKAGI
設立3年目となるサイクラーズ・スネルのチームバイクは、昨シーズンから引き続きブリヂストンのハイエンドモデル「RP9」を使用する。ゼッケン144をつけたバイクは佐藤光(サイクラーズ・スネル)のもので、「トラックバイクの踏み味に近いところがあり、一直線に進んでくれる」とそのフレーム特性を語ってくれた。
コンポーネントはシマノ ULTEGRA DI2だが、クランクはサイブレイのカーボンクランクを使用していた。軽量なカーボンクランクにSIGEYIのパワーメーターを取り付け、ギア比はフロントが54-40Tで、リアは11-34T。どんなコースもこなせるギア選びとなっていた。

クランクはサイブレイのカーボンクランクを使用 photo:Michinari TAKAGI

マヴィックのオールラウンドホイールCOSMIC SLR 45 DISC photo:Michinari TAKAGI

ガルファーのブレーキローターを装備 photo:Michinari TAKAGI 
グッドイヤーEAGLE F1Rの700×28C photo:Michinari TAKAGI
ホイールは「全てにおいて隙がない。変な硬さもないし、踏んだ分以上に加速してくれる」というマヴィックのオールラウンドホイールCOSMIC SLR 45 DISC。ブレーキに軽量なガルファーのブレーキローターを装備していた。
タイヤはチューブレスモデルのグッドイヤーEAGLE F1Rの700×28C。「転がり抵抗は低いし、モッチリとしていて路面への追従性が好み。使ってきたタイヤで1番好きです」と高評価だった。

ワンバイエス ジェイカーボン マホラの360mmを使用 photo:Michinari TAKAGI

サンマルコ Shortfit 2.0 3D photo:Michinari TAKAGI 
ウィッシュボーンのボトムブラケットがインストールされている photo:Michinari TAKAGI
ハンドルとステムは東京サンエスが取り扱うワンバイエスで統一されており、ハンドルはワンバイエス ジェイカーボン マホラの360mmを使用していた。なぜこのハンドル形状を選んだのか尋ねると、「最初は2023年にすぐに手に入る360mmの内装ハンドルがこのモデルしかなかったのですが、埼玉県志木市にあるサンエスベースで実際にハンドルを触ってみると気に入り、購入しました。それからずっと愛用しています」とエピソードを語ってくれた。
サドルはサンマルコ Shortfit 2.0 3D、ボトルケージはトピーク、サイクルコンピューターはブライトンの構成。他にもウィッシュボーンのボトムブラケットがアッセンブルされているなど、メカニックマネージャーを務め、BIKESHOP SNELのオーナーでもある諏訪孝浩さんの丁寧な仕事ぶりがうかがえる、細かくカスタムが施されたチームバイクに仕上がっていた。
photo&text:Michinari TAKAGI
弱虫ペダルサイクリングチーム/フェルト FR

Vol.3のトップを飾るのはチーム創設10年目という節目を迎えた、弱虫ペダルサイクリングチーム。監督を務めるのはもちろん、5月に記念すべき100巻を発売された漫画『弱虫ペダル』の作者、渡辺航先生だ。
チームバイクは引き続きフェルト。ゼッケン121のバイクは、Jプロツアー第3戦、「NTT東日本真岡芳賀ロードレース」で雨のサバイバルレースを制した橋本英也(弱虫ペダルサイクリングチーム)のオールラウンドバイク「FR」だ。



「オーソドックスなフレームなのでエアロ感はありませんが、平地はしっかり走ります。剛性もあって、とてもバランスがよい万能なバイクです」とFRの特性についてコメント。「ハンドルが直接当たらないよう、トップチューブに透明のプロテクターを貼っています」と、車も自転車も大切にする橋本らしいちょっとしたカスタムも教えてくれた。
コンポーネントはシマノ DURA-ACEで統一されている。スプロケットは軽量スプロケットのNUTON null¹で、チェーンはPYCでカスタマイズ。サイクルコンピューターとペダルはワフーで、ペダル型パワーメーター「POWRLINK ZERO」を使っていた。





ステムはデダ・エレメンティのSUPER BOX。その長さについては「トラックでは160mmとロングリーチにしていますが、ロードでは150mmのものを使っています」とロード、トラック、競輪の三足の草鞋を履く橋本ならではのセッティングだ。
ホイールは「とても軽い走りをしてくれるので気にいっています」というマヴィック COSMIC SLR 45。タイヤはヴィットリア CORSA PRO 28Cを組み合わせ、「晴れの日も雨の日もしっかり走ってくれる。軽さもあって、グリップもあって、間違いない選択かな」とのこと。またゼッケンは、今シーズンでJプロツアー過半数の使用率を占めるシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」で取り付けられていた。そしてダウンチューブにはもちろん「ハシモトエイヤ千社札」が貼られていた。
キナンレーシングチーム/オルベア ORCA AERO

和歌山県に本社を構えるキナンをメインスポンサーとし、国内外で活動するキナンレーシング。チームバイクは昨年から引き続きオルベア。オールラウンドモデル「ORCA」とエアロロード「ORCA AERO」をコースによって使い分けている。
ゼッケン86は今シーズンのツール・ド・熊野で現役引退した、トマ・ルバ(キナンレーシングチーム)のORCA AERO。Jプロツアー第5戦「東日本ロードクラシック」のチャンピオンバイクである。




コンポーネントはDURA-ACEとULTEGRAをミックスして使用。クランクはサイブレイのカーボンクランクで、パワーメーターはSIGEYIが搭載されていた。ギア比はフロントが54-40Tで、リアは11-34T。ブレーキローターとブレーキパッドはガルファー。
コックピットはデダ・エレメンティのステム一体型カーボンハンドル「ALANERA RS」。サイクルコンピューターはブライトン 810を使用。サドルはフィジークのロングセラーロードモデルのARIONE。



足回りはフルクラム SPEED 57とコンチネンタル GRAND PRIX 5000 S TRの組み合わせ。こちらもゼッケンはシーズデザインワークスのゼッケンホルダー「とめるちゃん」だった。
サイクラーズ・スネル/ブリヂストン RP9

設立3年目となるサイクラーズ・スネルのチームバイクは、昨シーズンから引き続きブリヂストンのハイエンドモデル「RP9」を使用する。ゼッケン144をつけたバイクは佐藤光(サイクラーズ・スネル)のもので、「トラックバイクの踏み味に近いところがあり、一直線に進んでくれる」とそのフレーム特性を語ってくれた。
コンポーネントはシマノ ULTEGRA DI2だが、クランクはサイブレイのカーボンクランクを使用していた。軽量なカーボンクランクにSIGEYIのパワーメーターを取り付け、ギア比はフロントが54-40Tで、リアは11-34T。どんなコースもこなせるギア選びとなっていた。




ホイールは「全てにおいて隙がない。変な硬さもないし、踏んだ分以上に加速してくれる」というマヴィックのオールラウンドホイールCOSMIC SLR 45 DISC。ブレーキに軽量なガルファーのブレーキローターを装備していた。
タイヤはチューブレスモデルのグッドイヤーEAGLE F1Rの700×28C。「転がり抵抗は低いし、モッチリとしていて路面への追従性が好み。使ってきたタイヤで1番好きです」と高評価だった。



ハンドルとステムは東京サンエスが取り扱うワンバイエスで統一されており、ハンドルはワンバイエス ジェイカーボン マホラの360mmを使用していた。なぜこのハンドル形状を選んだのか尋ねると、「最初は2023年にすぐに手に入る360mmの内装ハンドルがこのモデルしかなかったのですが、埼玉県志木市にあるサンエスベースで実際にハンドルを触ってみると気に入り、購入しました。それからずっと愛用しています」とエピソードを語ってくれた。
サドルはサンマルコ Shortfit 2.0 3D、ボトルケージはトピーク、サイクルコンピューターはブライトンの構成。他にもウィッシュボーンのボトムブラケットがアッセンブルされているなど、メカニックマネージャーを務め、BIKESHOP SNELのオーナーでもある諏訪孝浩さんの丁寧な仕事ぶりがうかがえる、細かくカスタムが施されたチームバイクに仕上がっていた。
photo&text:Michinari TAKAGI
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