山口国体4日目、トラック最終日は4種目の決勝が行われた。スプリントは成年:古庄豊全、少年:野原雅也が優勝。チームスプリントは三重県、団抜きは奈良県が優勝。

10月8日(土)、山口国体4日目トラック最終日は4種目の決勝が行われた。初日こそ雨天だったが、その後3日間は天候に恵まれて連日観客席は賑わった。小中学生の大声援が嬉しく、とりわけ地元山口県選手へは応援が後押しになる。

成年スプリント決勝 優勝の古庄豊全(熊本、日本大)成年スプリント決勝 優勝の古庄豊全(熊本、日本大) photo:Hideaki.TAKAGI成年スプリント
決勝は古庄豊全(熊本、日本大)が飯塚力也(山梨、順天大)をストレートで下して優勝。古庄は今回200mFTTこそ6位タイムだったが、その後はすべてストレート勝ち。インカレチャンピオンの実力を見せた。
最終順位
1位 古庄豊全(熊本、日本大)
2位 飯塚力也(山梨、順天大)
3位 橋本凌甫(東京、日本大)
4位 中尾翔(鳥取、鳥取県連盟)
5位 新納大輝(鹿児島、鹿屋体大)
6位 奥村康三(兵庫、ジェイテクト)
7位 會澤龍(宮城、東北学院大)
8位 天池哲也(石川、北陸大)

少年スプリント決勝 優勝の野原雅也(福井、春江工高)少年スプリント決勝 優勝の野原雅也(福井、春江工高) photo:Hideaki.TAKAGI少年スプリント
決勝は谷口遼平(三重、朝明高)をストレートで下した野原雅也(福井、春江工高)が優勝。インターハイに続いての優勝だ。
最終順位
1位 野原雅也(福井、春江工高)
2位 谷口遼平(三重、朝明高)
3位 橋本瑠偉(佐賀、龍谷高)
4位 坂本佳哉(青森、八戸工高)
5位 高木翔(岩手、紫波総合高)
6位 佐藤京平(千葉、京葉工高)
7位 田中誇士(静岡、伊豆総合高)
8位 井上大輔(大阪、茨木工科高)

チームスプリント 優勝の(谷口(明),堀田,谷口(遼) )チームスプリント 優勝の(谷口(明),堀田,谷口(遼) ) photo:Hideaki.TAKAGIチームスプリント
予選で3チームが大会新記録を樹立。決勝では三重県チームがさらに記録を縮めて優勝。3-4位決定戦ではスタート後に大きくバラけた山梨県チームだったが、3走の末木浩二(日本大)が兵庫県チームを逆転して3位に。末木は今夏のインカレ1kmTTで1'05"320の新記録を樹立している。
最終順位
1位 三重県(谷口(明),堀田,谷口(遼) )1分4秒234
2位 兵庫県(池野,石口,奥村)1分4秒305 以下予選時タイム
3位 山梨県(沼田,末木,飯塚)1分4秒920
4位 岡山県(多田,奥村,松岡)1分4秒550
5位 熊本県(野口,古庄,藤森)1分5秒056
6位 山口県(大久保,宮本,清水)1分5秒249
7位 秋田県(門脇,進藤,高橋)1分5秒313
8位 福井県(末本,野原,寺崎)1分5秒473

団体追抜き決勝 優勝の奈良県(山本,吉田,入部,野口)団体追抜き決勝 優勝の奈良県(山本,吉田,入部,野口) photo:Hideaki.TAKAGI4km団体追抜き競走
予選で圧倒的なタイムを出した奈良県チームが決勝でも岐阜県を破って優勝。記録は4分26秒879で、予選時に出した4分25秒135には届かず。大会記録は同県が昨年に出した4分25秒092。今年は山本元喜(鹿屋体大)を加えた、吉田隼人・野口正則(鹿屋体大)、入部正太朗(早稲田大)のメンバーで臨んだ。
最終順位
1位 奈良県(山本,吉田,入部,野口)4分25秒135 予選時タイム
2位 岐阜県(加藤,高橋,矢野,橋本)4分28秒664 予選時タイム
3位 福島県(緑川(竣),我妻,窪木,久保田)4分30秒603
4位 岡山県(山本,黒瀬,清水,原田)4分32秒570 以下予選時タイム
5位 埼玉県(郡司,中尾,長瀬,笠原)4分32秒668
6位 愛知県(山本,早川,榊原,中根)4分33秒961
7位 鳥取県(八田,前田,今西,佐伯)4分34秒066
8位 福井県(碇,井上,中島,廣瀬)4分34秒800

photo&text:高木秀彰

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