イギリスのスプリントスター、カヴェンディッシュはコースの下見を終えて世界チャンピオン獲得のチャンスが減ったことを認めた。しかしまだ諦めてはいないとも言う。現地からグレゴー・ブラウンが伝える。

出走サインに登場したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)出走サインに登場したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス) photo:Kei Tsuji「勝てるとは思えない。しかし、勝てる可能性はまだあるとも思う」。マーク・カヴェンディッシュ(イギリス)は10月2日朝、そう話してくれた。

「メンドリシオとヴァレーゼの世界選では、僕が勝てるチャンスはゼロパーセントだった。しかしここジーロングでは、僕は優勝候補ではない。コースが厳しすぎる。しかし集団スプリントの可能性もある。

それは2パーセントのチャンスか、90パーセントのチャンスかのどちらかだ。だから僕は精いっぱいいくだけだ」。

ここジーロングの世界選コースは2つの上りがある15.9kmのコースを11周する。最初の上りの勾配の厳しさが、試走した誰もを驚かせた。それが「スプリンターでなくアタッカーに有利」という評につながった。

ベルギーのテレビ局RTBFが数日前にウェブサイトでカヴェンディッシュを特集した記事を配信した。それによれば、カヴは「このコースは僕には難しすぎる」と語ったという。その記事が、カヴが世界選に勝とうという考えをすでに改めたという印象をすべてのチームに与えている。

「ノー! 僕はそうは言っていない。そのメディアが書いたことは完全にでっち上げだ」。カヴは前日のトレーニングライドにレミー・ハント、ニコラス・ロッシュ、ベルンハルト・アイゼルらと一緒に出かける前にそう言い放った。

「僕は全然驚いていない。すべてはコースマップの通り正確で、新しい橋ができたことだけが大きな違いを生んだだけ。2度目の登りの前に本当にスローダウンを強いられる。それだけが以前にみたコースとの違いだ」。

カヴェンディッシュはライバルであるフィリッポ・ポッツァート(イタリア)やフィリップ・ジルベール(ベルギー)に対して、その登りで苦しい思いをするのは確実だ。彼が得意とするのは、ツール・ド・フランスで5勝を挙げたような、登りの緩い、フラットなローリングコースだ。そしてUCIナショナルランキングに準じて、カヴにはジェレミー・ハントとデーヴィッド・ミラーのたった二人しかチームメイトがいないことも不利な要素だ。

「僕らはレース終盤に数の上での不利になることは十分に知っている。ベストを尽くすだけだ」。カヴは、レース終盤に自分にスプリントのチャンスがくればミラーとハントの2人が動くことを説明してくれた。しかし、最後には数の上で大きなイタリアやベルギーといったチームがレースを支配するだろうとも言う。

最後にカヴはこのジーロングとその登りにある種の親近感を感じると笑った。「まるで僕が育ったマン島にあるたくさんの坂とそっくりなんだ。僕がマン島の男であることが力をくれるといいね」

text: Gregor Brown in Geelong

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