インカレ3日目、トラックの全種目を終えて男子総合は中央大学がトップの53点、28連覇を目指す日本大学が49点で続く。鹿屋体育大学は35点。最終日29日のロードレースですべてが決まる。女子はトラック全種目制覇の鹿屋体育大学がトップに。

男子チームスプリント 優勝の鹿屋体育大学(新納、野口、元砂)男子チームスプリント 優勝の鹿屋体育大学(新納、野口、元砂) photo:Hideaki.TAKAGIインカレ3日目トラック最終日が8月28日(土)に行われ、各種目の勝者が決まった。
注目の大学対抗得点は小差の範囲。ロードレースは各校8人まで出走、得点は上位3人の合計、1位14点、2位12点、3位10点などと続く。ロードに厚い選手層を持つ鹿屋が逆転優勝するには、上位を占めるほどの成績が必要。いっぽうで今までも逆転劇を演じて連覇を続けている日本大学。昨年と違い、今年の男子大学対抗は混戦だ。

男子チームスプリント
3-4位決定戦に回った日本大学が1分04秒137の学連ならびに大会新記録を樹立、優勝こそならなかったが意地を見せた。決勝は終盤まで僅差の勝負で100分の4秒差で鹿屋が制した。


女子3km個人追抜き 優勝の上野みなみ(鹿屋体育大学)女子3km個人追抜き 優勝の上野みなみ(鹿屋体育大学) photo:Hideaki.TAKAGI1位 鹿屋体育大学(新納、野口、元砂)1分04秒426 予選時タイム
2位 中央大学(巴、勝谷、池野)1分04秒698 予選時タイム 
3位 日本大学(古庄、末木、橋本)1分04秒137 学連ならびに大会新記録
4位 早稲田大学(溝口、佐々木、今井)1分04秒456
5位 順天堂大学(石川、飯塚、石田)1分05秒477 
6位 立命館大学(石口、松井、小西)1分06秒790
7位 日本体育大学(古河、東森、野村)1分06秒797
8位 明治大学(市山、田尾、加藤)1分07秒148


女子3km個人追抜き
予選で2位だった八戸工業高校出身の上野みなみ(鹿屋体育大学)が序盤からリードして優勝。今回トラック種目で無冠の明珍裕子(朝日大学)はロードレースに望みをつなぐ。


男子4km個人追抜き 優勝の窪木一茂(日本大学)男子4km個人追抜き 優勝の窪木一茂(日本大学) photo:Hideaki.TAKAGI1位 上野みなみ(鹿屋体育大学)4分02秒598 予選時タイム
2位 明珍裕子(朝日大学)4分01秒772 予選時タイム
3位 田中まい(日本体育大学)4分01秒972


男子4km個人追抜き
決勝は窪木一茂(日本大学)が僅差で佐々木龍(早稲田大学)を押さえて優勝。ポイントレースとあわせて今大会2冠を飾った。2人とも予選時タイムを上回る好勝負となった。

1位 窪木一茂(日本大学)4分45秒842
2位 佐々木龍(早稲田大学)4分46秒386
ケイリン決勝 野口大誠(中央大学)が優勝ケイリン決勝 野口大誠(中央大学)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGI3位 元砂勇雪(鹿屋体育大学)4分47秒207 予選時タイム
4位 郡司昌紀(中央大学)4分52秒830 予選時タイム
5位 吉岡直哉(京都産業大学)4分54秒441
6位 武田直也(朝日大学)4分59秒920
7位 榊原健一(中京大学)5分00秒770
8位 山地大介(順天堂大学)5分00秒846


ケイリン
昨年2位だった野口大誠(中央大学)が最終周回、先行した市山研(明治大学)を抜いて優勝。念願の全国優勝を果たした。7-10位決定戦で赤澤健(信州大学)は8位となり健闘した。

タンデムスプリント 優勝の早稲田大学(澤口、今井)と朝日大学(尾形、松本)タンデムスプリント 優勝の早稲田大学(澤口、今井)と朝日大学(尾形、松本) photo:Hideaki.TAKAGI1位 野口大誠(中央大学)11秒05
2位 今井一誠(早稲田大学)
3位 市山研(明治大学)
4位 新垣朋洋(朝日大学)
5位 井手龍太(順天堂大学)
6位 畑段嵐士(同志社大学)
7位 小西悠貴(立命館大学)
8位 赤澤健(信州大学)

タンデムスプリント
学生大会ならではのタンデム競技。333mハロン17秒中盤の時速70キロに迫るスピードが魅力だ。昨年圧勝して今年も予選トップタイムだった中央大学は振るわず4位に。代わって予選2位の早稲田大学が順調に勝ちあがり決勝はストレートで優勝。

男子スプリント 優勝の古庄豊全(日本大学)と2位石口慶多(立命館大学)男子スプリント 優勝の古庄豊全(日本大学)と2位石口慶多(立命館大学) photo:Hideaki.TAKAGI1位 早稲田大学(澤口、今井)
2位 朝日大学(尾形、松本)
3位 順天堂大学(井手、木村)
4位 中央大学(巴、石田)
5位 日本体育大学(岸川、野村)
6位 東北学院大学(会澤、青木)
7位 明治大学(田澤、和田)
8位 日本大学(小山、森)


女子スプリント
決勝は鹿屋体育大学2人の戦いに。500mTTで圧勝の前田佳代乃が近藤美子を下して優勝。3位には廣本茜梨(環太平洋大学)が入る。

1位 前田佳代乃(鹿屋体育大学)
2位 近藤美子(鹿屋体育大学)
3位 廣本茜梨(環太平洋大学)


4km団体追抜き表彰4km団体追抜き表彰 photo:Hideaki.TAKAGI男子スプリント
決勝は昨年3位の古庄豊全(日本大学)と一昨年の覇者、石口慶多(立命館大学)の戦いに。古庄が2本先取して優勝。

1位 古庄豊全(日本大学)
2位 石口慶多(立命館大学)
3位 新納大輝(鹿屋体育大学)
4位 橋本凌甫(日本大学)
5位 飯塚力也(順天堂大学)
6位 巴直也(中央大学)
7位 石川雄太(順天堂大学)
8位 朴敏午(富士大学)


4km団体追抜き
大会の最後を飾る競技となったこのレース、まさに大学対抗競技の華といえる種目だ。コース外側からの応援もひときわ大きく最も盛り上がった時間だ。1-2位、3-4位決定戦それぞれに大声援の中2チームがスタート、3位は中盤以降に差を広げた鹿屋体育大学に、そして優勝は佐々木龍を中心に序盤からペースを上げた早稲田大学となった。

1位 早稲田大学 4分27秒203
2位 中央大学 4分26秒635 予選時タイム
3位 鹿屋体育大学 4分28秒595
4位 日本大学 4分32秒885 予選時タイム
5位 順天堂大学 4分34秒575 
6位 朝日大学 4分34秒575
7位 明治大学 4分35秒066
8位 同志社大学 4分36秒636


大学対抗総合得点 第3日トラック種目終了時点

女子
1位 鹿屋体育大学 54点
2位 日本体育大学 27点
3位 朝日大学 16点

男子
1位 中央大学 53点
2位 日本大学 49点
3位 早稲田大学 45点
4位 鹿屋体育大学 35点
5位 順天堂大学 32点

photo&text:高木秀彰
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