ドイツのハンブルクを舞台にしたADACクラシックスで、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)が集団スプリントで先着。デルトロの登りアタックに耐えた22歳のスプリンターが、フランス人として14年ぶりとなる勝利を挙げた。

ドイツ出身の悪魔おじさんと並ぶイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:CorVos
8月16日に行なわれたADACクラシックス(UCIワールドツアー)は、エッシュボルン・フランクフルトに並ぶドイツ最大のワンデーレース。コースはヨーロッパ随一の港湾都市ハンブルクを舞台にした205.3kmで、今年もヴァーゼベルク(距離0.7km/平均10%)を5度越えるレイアウト。そのため、歴代優勝者に名を連ねるスプリンターには、ある程度の登坂力が求められる。
そんなコースに挑むブクステフーデのスタート地点には、ツール・ド・フランスで区間1勝を挙げたオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)やジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)などスプリンターが並ぶ。またツールで総合3位に入り、マイヨブラン(ヤングライダー賞)を受賞したイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)も、しばらくの休養を経て復帰レースとして出場した。

8月にようやくシーズンインしたニクラス・ベーレンス(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
今シーズン直前に鎖骨を骨折し、さらに春に不整脈が見つかり、3月末にカテーテルアブレーション治療を受けたニクラス・ベーレンス(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク)を含む6名が逃げを形成。それを追うメイン集団ではデルトロやマイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)が落車し、デルトロはレースを続行したものの、マシューズはリタイア。その他にはブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)などがプロトンからアタックしたものの、決定的な動きには繋がらなかった。
レースは終盤に入り、最後のヴァーゼベルクが迫る頃には、4名まで減った逃げ集団とは1分差まで縮まり、プロトンはUAEチームエミレーツXRGが先頭でペースアップする。スプリンターがいないUAEは狙いう通り登りでデルトロがアタックし、集団の人数を絞る。逃げを捉えた後にデルトロが再び仕掛けた。
しかしこれも決め手に欠き、下りと平坦路で後続が合流し、勝負は集団スプリントの様相を呈した。50名程度に絞られた先頭集団にはマニエが残った一方、コーイやミランが遅れる。またビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)が落車で脱落したため、スーダル・クイックステップを中心とした牽引により、後続の追走を退けることに成功。集団スプリントが幕を開けた。

スプリント勝利したポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
ダニー・ファンポッペル(オランダ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のリードアウトからローレンス・ピシー(ニュージーランド)がスプリントを開始し、同時にマニエやマイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ)も踏み始める。ピシーがスピードに伸び悩む一方、緩やかに左へカーブする最終ストレートの内側を取り、トップスピードに乗ったマニエが勝利した。
「チームのみんなに感謝したい。彼らは1日を通して素晴らしい仕事をしてくれた。最後の1kmでは、チームメイトたちが完璧なポジションまで僕を連れていってくれて、そこからスプリントを始めることができた。自分に合っていたこのコースで、そして過去30年にわたって数多くの偉大なスプリンターたちが勝利を挙げてきた格式あるレースで、ここハンブルクで勝てたことを本当に嬉しく思う」と、2012年のアルノー・デマール以来、14年ぶりのフランス人勝者となったマニエは喜んだ。

直前のポローニュで逃した勝利を手に入れたポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:A.S.O.

8月16日に行なわれたADACクラシックス(UCIワールドツアー)は、エッシュボルン・フランクフルトに並ぶドイツ最大のワンデーレース。コースはヨーロッパ随一の港湾都市ハンブルクを舞台にした205.3kmで、今年もヴァーゼベルク(距離0.7km/平均10%)を5度越えるレイアウト。そのため、歴代優勝者に名を連ねるスプリンターには、ある程度の登坂力が求められる。
そんなコースに挑むブクステフーデのスタート地点には、ツール・ド・フランスで区間1勝を挙げたオラフ・コーイ(オランダ、デカトロンCMA CGM)やジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)、ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)などスプリンターが並ぶ。またツールで総合3位に入り、マイヨブラン(ヤングライダー賞)を受賞したイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)も、しばらくの休養を経て復帰レースとして出場した。

今シーズン直前に鎖骨を骨折し、さらに春に不整脈が見つかり、3月末にカテーテルアブレーション治療を受けたニクラス・ベーレンス(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク)を含む6名が逃げを形成。それを追うメイン集団ではデルトロやマイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)が落車し、デルトロはレースを続行したものの、マシューズはリタイア。その他にはブノワ・コスヌフロワ(フランス、UAEチームエミレーツXRG)などがプロトンからアタックしたものの、決定的な動きには繋がらなかった。
レースは終盤に入り、最後のヴァーゼベルクが迫る頃には、4名まで減った逃げ集団とは1分差まで縮まり、プロトンはUAEチームエミレーツXRGが先頭でペースアップする。スプリンターがいないUAEは狙いう通り登りでデルトロがアタックし、集団の人数を絞る。逃げを捉えた後にデルトロが再び仕掛けた。
しかしこれも決め手に欠き、下りと平坦路で後続が合流し、勝負は集団スプリントの様相を呈した。50名程度に絞られた先頭集団にはマニエが残った一方、コーイやミランが遅れる。またビニヤム・ギルマイ(エリトリア、NSNサイクリングチーム)が落車で脱落したため、スーダル・クイックステップを中心とした牽引により、後続の追走を退けることに成功。集団スプリントが幕を開けた。

ダニー・ファンポッペル(オランダ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)のリードアウトからローレンス・ピシー(ニュージーランド)がスプリントを開始し、同時にマニエやマイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ)も踏み始める。ピシーがスピードに伸び悩む一方、緩やかに左へカーブする最終ストレートの内側を取り、トップスピードに乗ったマニエが勝利した。
「チームのみんなに感謝したい。彼らは1日を通して素晴らしい仕事をしてくれた。最後の1kmでは、チームメイトたちが完璧なポジションまで僕を連れていってくれて、そこからスプリントを始めることができた。自分に合っていたこのコースで、そして過去30年にわたって数多くの偉大なスプリンターたちが勝利を挙げてきた格式あるレースで、ここハンブルクで勝てたことを本当に嬉しく思う」と、2012年のアルノー・デマール以来、14年ぶりのフランス人勝者となったマニエは喜んだ。

ADACクラシックス2025結果
| 1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 4:17:55 |
| 2位 | マイク・トゥーニッセン(オランダ、XDSアスタナ) | |
| 3位 | ローレンス・ピシー(ニュージーランド、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 4位 | ポール・ペンウェット(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | |
| 5位 | ヘンリ・ウーリヒ(ドイツ、アルペシン・プレミアテック) | |
| 6位 | ミラン・フレティン(ベルギー、コフィディス) | |
| 7位 | ノア・ホッブス(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | |
| 8位 | ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | |
| 9位 | フープ・アルツ(オランダ、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 10位 | アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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