7月5日に開催されたJプロツアー第9戦「大町温泉郷ロードレース」は、序盤に形成された先頭集団に風間翔眞(シマノレーシング)が合流して逃げ切り。最後は白川幸希(ヴィクトワール広島)との僅差のスプリント勝負を制した風間がJプロツアー初勝利を挙げた。

スタート前には大町流鏑馬太鼓が披露された photo:Satoru Kato 
一般参加者が出走して行われた個人タイムトライアル photo:Satoru Kato
Jプロツアー第9戦は、今年初開催の「大町温泉郷ロードレース」。長野県北部の大町市にある大町温泉郷周辺の公道に設定された1周12.9kmのコースを使用してのロードレースが行われた。大町市では過去に「大町美麻ロードレース」やインカレのロードレースが開催されていた美麻地区のコースがあるが、今回はまったく別の場所で新たに設定されたコースとなる(ちなみに美麻地区は今回の会場の北東に位置する)。
大町温泉郷は、立山黒部アルペンルートの玄関口としても知られ、周辺には宿泊施設や別荘地が立ち並び、多くの登山客や観光客が訪れる。

ホストチームのイナーメ信濃山形を先頭にスタート photo:Satoru Kato
コースはメイン会場の大町温泉郷観光協会をスタート/フィニッシュ地点とし、前半は大町市西部の山間部にある大町ダムに向かって緩やかな登りが6kmほど続き、後半は大町ダムに沿って一気に下るつづら折れを経て、終盤の鹿島川沿いの短い平坦区間に出る。1周の高低差はおよそ200mに及ぶダイナミックなレイアウトだ。
当日は雨予報が出ていた大町市周辺だが、早朝は晴れ間も見える予想外の好天。スタート時刻の昼前には雲が多くなり、レースの進行と共に厚さを増していったが、奇跡的に雨が落ちてくることはなかった。全日本選手権ロードレースから1週間というタイミングもあって、キナンレーシングチームやHPCJCブリヂストン-アンカーなどが出場を見送り、15チーム75名が出走した。

大町ダムに沿って急坂を下る photo:Satoru Kato

2周目、単独で飛び出した森本凛太郎(ヴェロリアン松山) photo:Satoru Kato
9周116.1kmのレースは、スタート直後から続いたアタック合戦ののち、2周目に飛び出した森本凛太郎(ヴェロリアン松山)が単独先行。3周目に入ると武山晃輔、菅野 蒼羅 (以上Astemo宇都宮ブリッツェン)、犬伏輝斗(群馬マンモスレーシング)、白川幸希(ヴィクトワール広島)、サルマ寛大(レバンテフジ静岡)、玉城翔太(チームサイクラーズスネル)、能登滉太(備後しまなみeNShare)、吉岡直哉(チームユーラシアiRCタイヤ)らが合流し、9名の先頭集団が形成される。後続集団との差はこの9名を見送り、差は一気に1分まで開く。

3周目に形成された9名の先頭集団 photo:Satoru Kato

まとめ役のない後続集団はペースが上がらない photo:Satoru Kato
5周目、先頭集団にメンバーを送り込めなかったシマノレーシングの風間翔眞が単独で追走し、6周目に入る直前に先頭集団に合流して10名に。その後犬伏が遅れ、7周目に吉岡が遅れて8名となったが、風間の合流をきっかけに後続集団との差はさらに拡大。積極的にコントロールするチームが現れず、レース終盤には2分差まで広がった。

残り2周、サルマ寛大(レバンテフジ静岡)がアタックを繰り返す photo:Satoru Kato

最終周回、森本凛太郎(ヴェロリアン松山)が遅れる photo:Satoru Kato

最終周回までに残った6名 photo:Satoru Kato
逃げ切りが濃厚になった先頭集団では、残り2周となる8周目に入ると登り区間でのサルマのアタックをきっかけに協調体制が崩れる。最終周回に入ると先頭集団形成のきっかけを作った森本が遅れ、さらに玉城も遅れて6名に。大町ダムの下り区間で風間、白川、菅野ら3名が先行するも、残り2kmの平坦区間までに遅れた3名が追いつき、6名でのスプリント勝負へ。

残り50m、風間翔眞(シマノレーシング)と白川幸希(ヴィクトワール広島)が競り合う photo:Satoru Kato

フィニッシュライン目前で勝利を確信 photo:Satoru Kato
残り200m、スプリントの先頭で現れたのは風間。その背後から白川が迫り、フィニッシュライン直前で並びかけるも僅差で及ばず。風間がJプロツアー初優勝を決めた。

優勝賞品は大町産の米25kg photo:Satoru Kato
「シマノレーシング6年目で初めて優勝しました」と表彰式で話した風間。昨年は西日本チャレンジロードと、ツアー・オブ・ジャパン併催の堺国際クリテリウムで優勝しているが、意外にもJプロツアーでの優勝はここまで無かった。シマノレーシングとしては風間を含む3名での出走にもかかわらず、チームキャプテンが今シーズン1勝目を挙げて見せた。

ランキング首位を争う孫崎大樹と岡篤志のスプリント勝負 photo:Satoru Kato
一方、ランキング首位争いは、プロリーダージャージを着る岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)と、2位の孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が140ポイント差でこのレースに臨んだ。お互いをマークし合いながら最後はスプリントで競り合い、孫崎10位、岡11位でフィニッシュ。岡が首位を維持したものの、その差はわずかに縮まって128ポイントとなった。
Jプロツアーは残り3戦。次戦は9月まで約2ヶ月ほどのインターバルを挟むことになるが、シーズン終盤はランキング首位争いが激しくなりそうだ。


Jプロツアー第9戦は、今年初開催の「大町温泉郷ロードレース」。長野県北部の大町市にある大町温泉郷周辺の公道に設定された1周12.9kmのコースを使用してのロードレースが行われた。大町市では過去に「大町美麻ロードレース」やインカレのロードレースが開催されていた美麻地区のコースがあるが、今回はまったく別の場所で新たに設定されたコースとなる(ちなみに美麻地区は今回の会場の北東に位置する)。
大町温泉郷は、立山黒部アルペンルートの玄関口としても知られ、周辺には宿泊施設や別荘地が立ち並び、多くの登山客や観光客が訪れる。

コースはメイン会場の大町温泉郷観光協会をスタート/フィニッシュ地点とし、前半は大町市西部の山間部にある大町ダムに向かって緩やかな登りが6kmほど続き、後半は大町ダムに沿って一気に下るつづら折れを経て、終盤の鹿島川沿いの短い平坦区間に出る。1周の高低差はおよそ200mに及ぶダイナミックなレイアウトだ。
当日は雨予報が出ていた大町市周辺だが、早朝は晴れ間も見える予想外の好天。スタート時刻の昼前には雲が多くなり、レースの進行と共に厚さを増していったが、奇跡的に雨が落ちてくることはなかった。全日本選手権ロードレースから1週間というタイミングもあって、キナンレーシングチームやHPCJCブリヂストン-アンカーなどが出場を見送り、15チーム75名が出走した。


9周116.1kmのレースは、スタート直後から続いたアタック合戦ののち、2周目に飛び出した森本凛太郎(ヴェロリアン松山)が単独先行。3周目に入ると武山晃輔、菅野 蒼羅 (以上Astemo宇都宮ブリッツェン)、犬伏輝斗(群馬マンモスレーシング)、白川幸希(ヴィクトワール広島)、サルマ寛大(レバンテフジ静岡)、玉城翔太(チームサイクラーズスネル)、能登滉太(備後しまなみeNShare)、吉岡直哉(チームユーラシアiRCタイヤ)らが合流し、9名の先頭集団が形成される。後続集団との差はこの9名を見送り、差は一気に1分まで開く。


5周目、先頭集団にメンバーを送り込めなかったシマノレーシングの風間翔眞が単独で追走し、6周目に入る直前に先頭集団に合流して10名に。その後犬伏が遅れ、7周目に吉岡が遅れて8名となったが、風間の合流をきっかけに後続集団との差はさらに拡大。積極的にコントロールするチームが現れず、レース終盤には2分差まで広がった。



逃げ切りが濃厚になった先頭集団では、残り2周となる8周目に入ると登り区間でのサルマのアタックをきっかけに協調体制が崩れる。最終周回に入ると先頭集団形成のきっかけを作った森本が遅れ、さらに玉城も遅れて6名に。大町ダムの下り区間で風間、白川、菅野ら3名が先行するも、残り2kmの平坦区間までに遅れた3名が追いつき、6名でのスプリント勝負へ。


残り200m、スプリントの先頭で現れたのは風間。その背後から白川が迫り、フィニッシュライン直前で並びかけるも僅差で及ばず。風間がJプロツアー初優勝を決めた。

「シマノレーシング6年目で初めて優勝しました」と表彰式で話した風間。昨年は西日本チャレンジロードと、ツアー・オブ・ジャパン併催の堺国際クリテリウムで優勝しているが、意外にもJプロツアーでの優勝はここまで無かった。シマノレーシングとしては風間を含む3名での出走にもかかわらず、チームキャプテンが今シーズン1勝目を挙げて見せた。

一方、ランキング首位争いは、プロリーダージャージを着る岡篤志(Astemo宇都宮ブリッツェン)と、2位の孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が140ポイント差でこのレースに臨んだ。お互いをマークし合いながら最後はスプリントで競り合い、孫崎10位、岡11位でフィニッシュ。岡が首位を維持したものの、その差はわずかに縮まって128ポイントとなった。
Jプロツアーは残り3戦。次戦は9月まで約2ヶ月ほどのインターバルを挟むことになるが、シーズン終盤はランキング首位争いが激しくなりそうだ。
Jプロツアー2026 第9戦大町温泉郷ロードレース 結果(116.1km)
| 1位 | 風間 翔眞(シマノレーシング福島) | 2時間59分54秒 |
| 2位 | 白川 幸希(ヴィクトワール広島) | +0秒 |
| 3位 | 武山 晃輔(宇都宮ブリッツェン) | +0秒 |
| 4位 | 能登 滉太(備後しまなみeNShare) | +1秒 |
| 5位 | サルマ 寛大(レバンテフジ静岡大分) | +2秒 |
| 6位 | 菅野 蒼羅 (Astemo宇都宮ブリッツェン) | +3秒 |
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