数多くのサドルブランドが集まるイタリア北部発の新進気鋭、レペンテ。そのラインアップの中でも随一の軽量性を誇る幅広座面のQuasar CR 2.0をピックアップしよう。

レペンテ QUASAR CR 2.0
Quasar CR 2.0は、イタリアのサドルブランドのレペンテが手がける超軽量サドルだ。評価の高いQuasar 142mmサドルをベースに、UDカーボンファイバーレールとEVAパッドを採用することで、重量をわずか123g(実測重量)まで削減した軽量モデルとなっている。
サイズは260mm × 142mm。表皮にはマイクロファイバーを採用。パッドには軽量EVAを使用し、ベースはPA12 LCF(ロングカーボンファイバー)で構成されている。レールにはUDカーボン T700(φ7 × 9mm)を採用した。価格は39,710円(税込)で設定されている。

程よく丸みを帯びた座面デザインとされている

前後も若干ウェーブするデザインとなっている
サドル全体の作りはサドル表皮をベース裏側まで引っ張り、固定するという伝統的なもの。3Dプリントサドルを筆頭にベースの上にパッドを接着する工法が定着してきている中で、合成皮革を使ったサドルには馴染み深さや安心感がある。
実測重量123gの軽さは、手に取った瞬間に実感できる。カタログ値よりも若干重めだが、±5%の範囲内に収まっている上、軽量サドルとしては申し分のない軽量性を実現している。123gという軽さはバイクを左右に振ってダンシングで進むときに身軽さを与えてくれ、ペダリングに集中することができる。

実測重量123gという軽量サドルだ
軽量ながらEVAパッドを搭載し座り心地を犠牲にしない設計は、パフォーマンス重視のライダーに最適だ。手に取るまでは薄いパッドが装備されているのだと思っていたが、実際は程よい厚みのパッドが挿入されていた。パッドを指で押し込むとハリがあるような感覚だ。
座ってみると十分なクッション性を確認できた。パッドレス軽量サドルの硬質な座り心地とは明らかに異なり、パッドのありがたさを強く感じることができる。適度な硬さにより、腰をしっかりと支える感覚が得られる。

PRESSURE RELIEFという溝と穴によって快適性を向上させる 
調整幅が広いMULTI SECTION RAILとされている

レールは一体とされている 
イタリアでハンドメイドされているレペンテのサドル
このパッドは快適性だけでなく、ライダーとサドルの一体感も向上させる。パッドが体重にわずかでも沈み込むことによって、座り心地はライダー好みになってくれるようだ。軽量化と快適性という本来相反する要素を高次元で両立させている点が、このサドルの最大の魅力といえるだろう。
座面形状はサドル後端部がフラットでワイドな形状だが、後部からノーズへと移行する部分は丸みを帯びており、非常に好印象を抱いている。一見するとフラットなサドルだが、座り心地はトラディショナルな印象があり、標準的な着座位置からずれることなくペダリングを継続できる。

軽量かつ快適さを感じられるサドル、UASAR CR 2.0
ノーズ部分は腰を支えるのには十分な太さを備えている。ヒルクライムなどで前方に着座し、体重をサドルに預けるようなペダリングを行ってもサドルは体をサポートしてくれる。ノーズ先端部分は若干前下がりの形状により、深い前傾姿勢をとった際でも圧迫感は抑えられる。
加えて、エルゴノミクスに基づくワイドな溝が長時間ライドの快適性を大幅に向上させる。今回のテストではパッドが装備されていないボトムスであえて試乗も行ったのだが、圧迫による不快感を覚えることはなかった。

軽量サドルらしいダンシングの軽快さを感じれらる
それは溝の有無だけではなく、開口部が面取りされていることも快適性につながっているようだ。前傾姿勢を深くとるライダーにとっては、溝ありのサドルを選ぶことで快適性を高められるだろう。
Quasar CR 2.0は軽量性を追求しながらも快適性を妥協したくないライダーにおすすめ。トラディショナルなサドルを探している方は一度選択肢として検討してみても良いだろう。

レペンテ QUASAR CR 2.0
レペンテ QUASAR CR 2.0
パッド表面:Water-based PU Microfiber
パッド:Super lightweight Eva
サポート構造:PA12 Long Carbon Fiber (LCF)
レール:T700 Ø 7x9 mm
サイズ:260 mm x 142 mm
重量:119g(±5%)
価格:39,710円(税込)

Quasar CR 2.0は、イタリアのサドルブランドのレペンテが手がける超軽量サドルだ。評価の高いQuasar 142mmサドルをベースに、UDカーボンファイバーレールとEVAパッドを採用することで、重量をわずか123g(実測重量)まで削減した軽量モデルとなっている。
サイズは260mm × 142mm。表皮にはマイクロファイバーを採用。パッドには軽量EVAを使用し、ベースはPA12 LCF(ロングカーボンファイバー)で構成されている。レールにはUDカーボン T700(φ7 × 9mm)を採用した。価格は39,710円(税込)で設定されている。


サドル全体の作りはサドル表皮をベース裏側まで引っ張り、固定するという伝統的なもの。3Dプリントサドルを筆頭にベースの上にパッドを接着する工法が定着してきている中で、合成皮革を使ったサドルには馴染み深さや安心感がある。
実測重量123gの軽さは、手に取った瞬間に実感できる。カタログ値よりも若干重めだが、±5%の範囲内に収まっている上、軽量サドルとしては申し分のない軽量性を実現している。123gという軽さはバイクを左右に振ってダンシングで進むときに身軽さを与えてくれ、ペダリングに集中することができる。

軽量ながらEVAパッドを搭載し座り心地を犠牲にしない設計は、パフォーマンス重視のライダーに最適だ。手に取るまでは薄いパッドが装備されているのだと思っていたが、実際は程よい厚みのパッドが挿入されていた。パッドを指で押し込むとハリがあるような感覚だ。
座ってみると十分なクッション性を確認できた。パッドレス軽量サドルの硬質な座り心地とは明らかに異なり、パッドのありがたさを強く感じることができる。適度な硬さにより、腰をしっかりと支える感覚が得られる。




このパッドは快適性だけでなく、ライダーとサドルの一体感も向上させる。パッドが体重にわずかでも沈み込むことによって、座り心地はライダー好みになってくれるようだ。軽量化と快適性という本来相反する要素を高次元で両立させている点が、このサドルの最大の魅力といえるだろう。
座面形状はサドル後端部がフラットでワイドな形状だが、後部からノーズへと移行する部分は丸みを帯びており、非常に好印象を抱いている。一見するとフラットなサドルだが、座り心地はトラディショナルな印象があり、標準的な着座位置からずれることなくペダリングを継続できる。

ノーズ部分は腰を支えるのには十分な太さを備えている。ヒルクライムなどで前方に着座し、体重をサドルに預けるようなペダリングを行ってもサドルは体をサポートしてくれる。ノーズ先端部分は若干前下がりの形状により、深い前傾姿勢をとった際でも圧迫感は抑えられる。
加えて、エルゴノミクスに基づくワイドな溝が長時間ライドの快適性を大幅に向上させる。今回のテストではパッドが装備されていないボトムスであえて試乗も行ったのだが、圧迫による不快感を覚えることはなかった。

それは溝の有無だけではなく、開口部が面取りされていることも快適性につながっているようだ。前傾姿勢を深くとるライダーにとっては、溝ありのサドルを選ぶことで快適性を高められるだろう。
Quasar CR 2.0は軽量性を追求しながらも快適性を妥協したくないライダーにおすすめ。トラディショナルなサドルを探している方は一度選択肢として検討してみても良いだろう。

レペンテ QUASAR CR 2.0
パッド表面:Water-based PU Microfiber
パッド:Super lightweight Eva
サポート構造:PA12 Long Carbon Fiber (LCF)
レール:T700 Ø 7x9 mm
サイズ:260 mm x 142 mm
重量:119g(±5%)
価格:39,710円(税込)
リンク
Amazon.co.jp