出走サインする総合首位のワウト・プールス(オランダ、XDSアスタナ) photo:Tour of Türkiye XDSアスタナが3ステージ連続勝利中のツアー・オブ・ターキーは7日目を迎えた。この日の舞台は144.2kmの平坦路で、終盤に3級山岳が登場。しかし登坂距離3kmで平均勾配も約5%と難易度は低いため、大会3日目以来の集団スプリントが予想された。
7名による逃げが終盤まで粘りを見せた photo:Tour of Türkiye 元カチューシャ・アルペシンのウィリー・スミット(南アフリカ、チャイナグローリー・メンテック・コンチネンタルチーム)が今大会4度目の逃げに入った集団は7名。逃げは順調にレースを進め、3級山岳も越え、レースが終盤に入っても粘り続ける。残り11km地点ではメイン集団で落車が発生し、小山智也(ブルゴス・ブルペレットBH)が巻き込まれた。
逃げを追いかけるプロトン photo:Tour of Türkiye 残り7km地点でプロトンは逃げを飲み込み、ロットのトレインを先頭に最終ストレートに突入。先にマッテオ・マルチェッリ(イタリア、XDSアスタナ)がスプリントを開始し、その背後にアレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)とエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ロット)という2名のベテランがつく。
スプリント勝利したエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ロット) photo:CorVos 2年ぶりの勝利を飾ったエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ロット) photo:Tour of Türkiye 「この大会には勝利を狙うべく出場し、その目標への責任を感じていた。明日もスプリントの可能性のあるレイアウトなので集中して臨みたい。この勝利が必要だったので明日も良い流れを掴みたい」と、約2年ぶりの勝利を手に入れたヴィヴィアーニは、そう語っている。