ハッチンソン Black Bird Race (c)ポディウム 130年以上の歴史を持つ老舗タイヤブランドのハッチンソン。長年のタイヤ開発で培った技術と、さらなるイノベーションを追求するためにRACING LABという特別な開発グループを設置し、革新的なプロダクトを生み出している。ロードのフラッグシップ”Black Bird”もその一つだ。
昨年発表されたばかりのBlack Birdに新たなモデルが2種類、Black Bird RaceとBlack Bird All Seasonが加わることとなった。Raceモデルはハッチンソンのタイヤを使用するアンテルマルシェ・ワンティとパリ五輪トライアスロン選手のアレックス・イーと共に開発が行われ、プロ選手の要望に応えたハイスペックモデルとなっている。
ハッチンソン Black Bird Race (c)ポディウム Black Bird Raceはスタンダードモデルのコンセプトを踏襲しつつ、ケーシングとコンパウンドどちらも改良することで、レーススペックのタイヤを実現。ウルトラスイフトと名付けられたケーシングは、従来モデルよりもゴムを含浸させた布部分の重量を22%、タイヤ中央部の厚みを23%低減。構造は127TPIのケーシングがサイド部分は3層、中央部分は2層、そして耐パンクベルトが中央に備えられている。
Black Bird All Seasonはどのような状況でも速さ、グリップ力、耐久性を発揮するハイパフォーマンスモデルだ。タイヤ中央部にはマッハトレッド3.0を使用しながら、サイド部分は新開発のセーフトレッドコンパウンドを採用する構造を採用。極寒かつ濡れた路面でもグリップ力を発揮するタイヤを実現している。
ハッチンソン Black Bird All Season (c)ポディウム コンパウンドの厚さがスタンダードモデルから24%増の2.1mmとして、タイヤライフを6000kmまで延ばしている。厚みが増したことで貫通パンクのリスクも低減していることも特徴だ。