2025/01/19(日) - 09:13
新城幸也(ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ)の移籍先発表から約1ヶ月半後の2025年1月18日、イタリアでトレーニング合宿を行う新城が記者会見に臨んだ。今シーズンの目標や日本のレース出場に向けた意欲を語った。

セルジョ・パルサーニGMと共にオンライン記者会見に出席した新城幸也
記者会見に出席したのは新城とセルジョ・パルサーニGM、そして監督のマルコ・ザンパレッラ氏の3名。パルサーニGMは新城獲得の理由について、「主要レースに出場し続けている彼のことは以前から知っていた。経験豊富な選手だが、経験だけで獲得したわけではない。我々の目標であるジロ・デ・イタリア出場のため、UCIポイントを獲得できる戦力と捉えている」と評価した。
コラテック・ヴィーニファンティーニからメインスポンサーが変わり、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニと名称を新たにしたチーム。新城の加入に伴い、人気自転車漫画である『弱虫ペダル』がスポンサーに名を連ね、日本のヘルメットブランドであるカブトもサプライヤーに参画。チームの日本色が強まった。
新城は「カブトとはBboxブイグテレコムの時以来の付き合いですが、ナショナルチームではずっとお世話になっていました。また(弱虫ペダル作者の)渡辺先生とはヨーロッパで初めてのコラボになります。とても嬉しく思っています」と語った。
「3月にシーズンインする予定」

日本のレースへの出場が待たれる新城幸也 photo: Yuichiro Hosoda
ワールドチームのバーレーン・ヴィクトリアスとは違い、ソリューションテックは一つカテゴリーが下のプロチーム。それでも出場予定のレースにはUAEツアーをはじめ、イタリアのストラーデビアンケやミラノ〜サンレモ、ミラノ〜トリノなど主要レースが並ぶ。新城は今後のレーススケジュールについて次のように語った。
「レース開始は3月を予定しています。1、2月はUAEでのレース以外はあまりチームとしての出場がなく、その期間にしっかりとトレーニングを積み、ヨーロッパやアジアでレースが増える3、4月に向けて準備したいと考えています」
また新城は日本のレースにも意欲を示した。「これまでは全日本選手権とジャパンカップしか走れていませんでしたが、ヨーロッパのチームの一員として日本のレースに参戦することに意味があると思っています。だから日本のレース主催者の皆様、招待をよろしくお願いします」
「ヨーロッパで成績を残したい」

勝利が期待される新城幸也 photo: Yuichiro Hosoda
現在40歳の新城はチーム最年長だが、「年齢はただの数字です」と語る通り本人は気にしない。そしてこれまでエースを守るアシストとして活躍してきた新城だが、今季は自身の勝利も期待される。
「(役割は)出場するレースによりますが、このチームは1人の明確なエースで戦うというよりも、いろんな選手にチャンスが与えられます。ヨーロッパで最後に勝ったのは(2008年に区間優勝し、2012年に総合優勝したツール・デュ)リムザンでした。あれから長い時が経ったので、ヨーロッパでもう一つ成績を残したいです」と記者会見を締めくくった。
text:Sotaro.Arakawa
Photo:Miwa ARASHIRO

記者会見に出席したのは新城とセルジョ・パルサーニGM、そして監督のマルコ・ザンパレッラ氏の3名。パルサーニGMは新城獲得の理由について、「主要レースに出場し続けている彼のことは以前から知っていた。経験豊富な選手だが、経験だけで獲得したわけではない。我々の目標であるジロ・デ・イタリア出場のため、UCIポイントを獲得できる戦力と捉えている」と評価した。
コラテック・ヴィーニファンティーニからメインスポンサーが変わり、ソリューションテック・ヴィーニファンティーニと名称を新たにしたチーム。新城の加入に伴い、人気自転車漫画である『弱虫ペダル』がスポンサーに名を連ね、日本のヘルメットブランドであるカブトもサプライヤーに参画。チームの日本色が強まった。
新城は「カブトとはBboxブイグテレコムの時以来の付き合いですが、ナショナルチームではずっとお世話になっていました。また(弱虫ペダル作者の)渡辺先生とはヨーロッパで初めてのコラボになります。とても嬉しく思っています」と語った。
「3月にシーズンインする予定」

ワールドチームのバーレーン・ヴィクトリアスとは違い、ソリューションテックは一つカテゴリーが下のプロチーム。それでも出場予定のレースにはUAEツアーをはじめ、イタリアのストラーデビアンケやミラノ〜サンレモ、ミラノ〜トリノなど主要レースが並ぶ。新城は今後のレーススケジュールについて次のように語った。
「レース開始は3月を予定しています。1、2月はUAEでのレース以外はあまりチームとしての出場がなく、その期間にしっかりとトレーニングを積み、ヨーロッパやアジアでレースが増える3、4月に向けて準備したいと考えています」
また新城は日本のレースにも意欲を示した。「これまでは全日本選手権とジャパンカップしか走れていませんでしたが、ヨーロッパのチームの一員として日本のレースに参戦することに意味があると思っています。だから日本のレース主催者の皆様、招待をよろしくお願いします」
「ヨーロッパで成績を残したい」

現在40歳の新城はチーム最年長だが、「年齢はただの数字です」と語る通り本人は気にしない。そしてこれまでエースを守るアシストとして活躍してきた新城だが、今季は自身の勝利も期待される。
「(役割は)出場するレースによりますが、このチームは1人の明確なエースで戦うというよりも、いろんな選手にチャンスが与えられます。ヨーロッパで最後に勝ったのは(2008年に区間優勝し、2012年に総合優勝したツール・デュ)リムザンでした。あれから長い時が経ったので、ヨーロッパでもう一つ成績を残したいです」と記者会見を締めくくった。
text:Sotaro.Arakawa
Photo:Miwa ARASHIRO
Amazon.co.jp