バーレーン・ヴィクトリアスからの退団を発表していた新城幸也が来シーズンの所属先を発表。イタリアのUCIプロチーム「トスカーナファクトリー・ヴィーニファンティーニ」と1年契約を結んだ。



8年間を過ごしたチームから退団し、その去就に注目が集まっていた新城幸也 photo:Makoto AYANO

先日開催されたジャパンカップのチームプレゼンテーションにて、8年間の長きに渡り所属してきたバーレーン・ヴィクトリアスからの退団を発表していた新城幸也。

その去就に日本中のサイクリストからの注目が集まっていたが、2025シーズンはイタリア籍のUCIプロチームである「トスカーナファクトリー・ヴィーニファンティーニ」と1年契約を結んだことが発表された。

2024シーズンではコラテック・ヴィーニファンティーニとして活動していたチームで、数々のワールドツアーレースにも出場。また、ツール・ド・九州にも参戦し、日本にも縁あるプロチームだ。



以下、Teamユキヤ通信より。

新城幸也が2025年度、イタリア籍のUCIプロチーム、トスカーナファクトリー・ヴィーニファンティーニと1年契約をいたしましたことをご報告いたします。
 
今シーズンは『チーム コラテック・ヴィーニ ファンティーニ』というチーム名でワールドツアーの一つ下のカテゴリー、UCIプロチームとして活動し、ワイルドカードでUAEツアー、ミラノ〜サンレモやストラーダビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコなど数々のワールドツアーレースにも出場してきました。

また、ジロ・デ・イタリアにも出場した経歴のあるイタリアを代表するプロチームです。

新城は自身の年齢も考慮し、自身のキャリアの終盤は自分のために走れるレースに出場できるチャンスのあるチームを希望しており、いくつかのチームと交渉を進める中で、アジアツアーや、日本で開催されるUCIレースに積極的に出場したいというチームの意向に賛同し、契約に至りました。

以下、新城のコメントとチームのゼネラルマネージャーであり総監督のセルジュ・パルサーニのコメントです。

ー新城のコメントー

先日のジャパンカップでバーレーンでのラストレースを終えた新城幸也 photo: Yuichiro Hosoda

『やっと、皆さんにご報告できることを嬉しく思います。来シーズンもヨーロッパで走り続けます。正直、自分の年齢を考えれば引退という文字も頭をよぎりましたが、体力的にはまだまだ走れるという自信もあり、残りのキャリアは自分が出場したいレースを走って終わりたいという気持ちになりました。

トスカーナ ファクトリー・ヴィーニファンティーニは、今年もツール・ド・九州に出場するなど日本でのUCIレースや多くのアジアツアーへの出場を目指しており、自分の経験を一番活かせる、まだまだ活躍の場を与えてもらえるチームだと感じ、契約させていただきました。

来シーズンは日本でも走る機会が増えると思いますので、楽しみにしていてください。またまだ引退しませんよ(笑)』

ーセルジュ・パルサーニのコメントー

『新城幸也選手をチームに迎えることができ、大変嬉しく思います。彼は素晴らしい才能を持つライダーであり、豊富な経験とスキルを持ち、国際舞台で最も経験豊富なアスリートの一人です。

彼の加入は私たちのプロジェクトにとって貴重な追加要素であり、チームの成長と来シーズンのチームの戦力アップの両方に貢献してくれると確信しています。
 
さらに、アジア、特に日本でのレースカレンダーを充実させる新たな機会が開かれ、私たちは非常に興奮しています。』