ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)が、今季のシクロクロスのレーススケジュールを発表した。12月23日のスーパープレスティージュから1月25日のUCIシクロクロスワールドカップまで、計6レースに出場する。



CXスケジュールを公開したワウト・ファンアールト(ベルギー) photo:CorVos

「シクロクロスはいまだ僕の初恋であり、毎年冬に戻ってきたい競技。今冬は6レースとトレーニングスケジュールに収まるコンパクト参戦となる」と、ファンアールトはプレスリリースで語った。

ファンアールトが「最初の目標ではあるが、トップコンディションでは臨めないだろう」と言う初戦は、12月23日にベルギーのモルで行われるテレネット・スーパープレスティージュ第5戦。その4日後にエグザクトクロス第5戦に出場し、1月4日のテレネット・スーパープレスティージュ、翌日のUCIワールドカップを走る。

そして1月上旬にトレーニング合宿を終えた後、本人が「より高いコンディションであることを望んでいる」と語る1月19日と25日のUCIワールドカップに出場予定だ。
ワウト・ファンアールトCX2024-25年シーズン出場スケジュール
12月23日 テレネット・スーパープレスティージュ第5戦 モル(ベルギー)
12月27日 エグザクトクロス第5戦 ロエンハウト(ベルギー)
1月4日 テレネット・スーパープレスティージュ第7戦 グルレーゲム(ベルギー)
1月5日 UCIワールドカップ第9戦 デンデルモンデ(ベルギー)
1月19日 UCIワールドカップ第10戦 ベニドルム(スペイン)
1月25日 UCIワールドカップ第11戦 マースメヘレン(ベルギー)


昨年はCX3勝を飾ったワウト・ファンアールト(ベルギー) photo:CorVos

今年3月の落車で鎖骨と肋骨、胸骨を骨折したファンアールトは、区間3勝を飾ったブエルタ・ア・エスパーニャで落車。膝を負傷したものの、現在は回復しており「ロードシーズンに向けて時間を有効に使わなければならない。シクロクロスはそのプランに合うものの、前年よりも少ない出場となった」と、昨年の9戦よりも少ない6戦の予定となった理由を説明した。

長年ライバル関係にあるマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)やQ36.5プロサイクリングへの移籍を発表したトーマス・ピドコック(イギリス)に先んじてスケジュールを公開したファンアールト。「シクロクロスに戻ることにとても興奮しているし、ファンとの再会が楽しみだ」とプレスリリースを締めくくっている。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos