2025年シーズンに向け、ワールドチームのリドル・トレックとコフィディスがそれぞれ新ジャージを公開した。リドルが上部に赤の面積を増やす一方、コフィディスは腕の白を黄色に変えた。



ジャージ上部に赤色が入った photo:Lidl - Trek

12月5日に公開されたリドル・トレックの新ジャージは青と赤、黄色の3色は変わらず、ジャージ上部に赤の面積が増えた。モデルを務めた男子チームはエースのジュリオ・チッコーネ(イタリア)と今季8勝と躍進した22歳のティボー・ネイス(ベルギー)、女子チームからはクララ・コッポニ(フランス)とシリン・ファンアンローイ(オランダ)が登場した。

2023年6月、リドルがメインスポンサーに就任。チーム資金を活用してジョナサン・ミラン(イタリア)を獲得するなど、戦力を大幅に補強した。その結果今年のチーム成績は42勝を記録し、大きく躍進。マッズ・ピーダスン(デンマーク)もインタビューでチームの常勝体制への変貌を語っている。

また来年に向け、チームにはレナード・ケムナ(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)とセーアン・クラーウアナスン(デンマーク、アルペシン・ドゥクーニンク)ら4名が加わっている。

公開されたコフィディスの新ジャージ photo:Team Cofidis

コフィディスが2025年も使用するルック 795 Blade2RS photo:Team Cofidis
ワールドチームへの復帰を果たしたカンパニョーロ photo:Team Cofidis


コフィディスのモデルを務めたのはヨン・イサギレとヘスス・エラダのスペイン人コンビ。赤一色だったジャージ前面には上部に紫が入り、腕部分は白から金にも見える黄色にスイッチ。ウェアブランドもモベルからスペイン・バスクのエチェオンドに変わっている。

バイクは2023年から使用するルックのまま、来年はコンポーネントをシマノからカンパニョーロに変更される。そのため1年間の空白期間を経て、老舗コンポブランドがワールドツアーに戻ってくる。

戦力としてはギヨーム・マルタン(フランス)とアクセル・ジングレ(フランス)という主力2人が退団。一方、ディラン・トゥーンス(ベルギー、イスラエル・プレミアテック)やエマヌエル・ブッフマン(ドイツ、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)、スペイン王者アレクサンデル・アランブル(モビスター)などワールドチームからの補強に成功している。

text:Sotaro.Arakawa