4月6~7日(土~日)、日本最大級のスポーツ自転車フェスティバル「サイクルモード2024」が開催される。世界中の自転車関連ブランドが集まる日本最大の展示試乗会として、昨年に引き続き東京ビッグサイトにて開催される。



アクセス抜群の東京ビッグサイトが会場となるサイクルモード東京

最新バイクが数多く展示される
各ブースには数多くの試乗車も用意される



国内最大の自転車展示会「サイクルモード2024」。一般ユーザー向けの展示会として、最新バイクやパーツが一堂に会する貴重な機会となっており、毎年多くの参加者を集める人気の展示・試乗イベントだ。

会場となるのは多くのイベントや展示会が行われる東京ビッグサイト。都内からのアクセスの利便性も非常に高く、多くの人が足を運びやすいイベントとなっている。西ホールと南ホールの2つの会場に渡った展示となり、スペースにゆとりのある空間はたくさんのブースを見て回るのにも疲れづらい。また、天候に関わらずしっかりと見て回れるのも屋内イベントの良い所だ。

ピナレロ代表のファウスト氏も来日するなど、海外ブランドにとっても重要なイベントとして認知されている
ヴァーチャルサイクリングを体験できるブースも数多いヴァーチャルサイクリングを体験できるブースも数多い
各ブースでもさまざまなイベントが行われている。ワコーズでは洗車のデモンストレーションを実施



スポーツバイクの魅力を来場した皆さんにしっかりと体験してもらうべく、多くのブランドがたくさんの試乗車を用意していることもサイクルモードの魅力だ。東京ビッグサイトの敷地を活用して設定された試乗コースでは、しっかりと最新モデルの性能を試すことが出来るはず。今年もピナレロやBMC、ファクターといった有名ブランドが軒を連ねる。人気ブランドは事前に試乗予約などを行っていることも多いため、試乗を考えている方はサイクルモード試乗ページで情報をチェックしておくといいだろう。

また、スポーツバイク初心者の方でも安心して試乗が行えるように「試乗前レッスンコーナー」も開設。ヘルメットの被り方や自転車の乗り降りの方法、変速の操作やブレーキのかけ方など、スポーツバイクならではの取り扱い方をイチから学べる機会となっている。

長めの距離が取られた試乗コースでバイクを堪能した

バイクやパーツの展示や試乗に注目が集まりがちだが、自転車の楽しみはそれだけではない。自転車旅やE-BIKEといった最新のトレンドを発信していく特別企画や、豪華なゲストたちが自転車について語り合うステージイベントなど、スポーツバイクの世界を余すところなく表現するために、サイクルモードは単なる展示会の枠を飛び出した総合スポーツバイクイベントとして開催される。そんなサイクルモードから、特徴的な企画をいくつかピックアップして紹介しよう。

SPORTS E-BIKE EXPO

E-BIKEは様々な車種が展開されている

脚力をモーターによって補うことで、体力に自身がない人でも気軽に乗ることができる電動アシストスポーツバイク“E-BIKE”。シマノやボッシュといったサプライヤーが国内での展開を本格的に手掛け始め、注目集まるホットなカテゴリーだ。

サイクルモードでは、2015年から“E-BIKE EXPO”として最新の電動アシスト自転車専用の試乗コースを用意してトレンドを発信してきた。ロードやMTB、クロスバイク、さらには街乗りにぴったりなミニベロなど、様々なカテゴリーのE-BIKEが集結する。国内外のメーカーが送り込んだ新モデルたちがずらりと揃うエリアとなる。

サイクルデザイン専門学校はワーキングE-バイクプロジェクトとして製作されたバイクを展示

ジテンシャ×旅フェア

長野を一周するサイクリングツアーを提案するジャパンアルプスサイクリングプロジェクト

「ジテンシャ×旅フェア」と銘打ったこのエリアはその名の通り、日本、そして世界を自転車で走ろうという企画。サイクルモードの会場にいながら、その地域の魅力を体感できるさまざまなコンテンツを展開していくエリアとなっている。

各地の観光名所やサイクリングスポットの魅力を提案してくれるプレゼンテーションを行ってくれる各地域のブースや、中にはVRでご当地サイクリングを楽しめるブースなども。日本各地のサイクリングコースや観光スポット、グルメ情報などを一挙に知ることができ、自転車ツーリングをパッケージで提案してくれる場として期待できそうだ。

今年の7月に実施予定の「オホサイ」。2日間のロングライドイベントだ


土と道 powerd by GIRO

オフロードライドの世界に誘ってくれる企画も用意される

舗装された道を飛び出し、MTBやグラベルロードで土の上を走る爽快感の虜になるサイクリストが増えている。自然の魅力を五感で味わえる林道から、未舗装路を走る楽しさに集中できるMTBパークまで、 オフロードライドにまつわる情報満載のエリア「土と道」エリアがサイクルモードに登場する。

土と道エリアでは、2日間にわたって様々なゲストによるトークショーを開催予定。⻑野県伊那市でオフロードガイドツアーを実施しているTRAIL CUTTERの名取 将さんがオフロードライドの魅力を大いに語ってくれるほか、文化系自転車乗りのためのフリーペーパー&Webマガジン「cycle」編集発行人である杉谷紗香さん、サイクルモード会場ではお馴染みコーヒーの魅力を伝道するバリスタ・大野善生さんらがより気軽にオフロードを楽しむコツを伝えてくれる。

サイクルモード会場ではお馴染みコーヒーの魅力を伝道するバリスタ・大野善生さん

トークイベントの参加者限定でバリスタの淹れるスペシャリティコーヒーも用意され、ホッと一息つくことも。オフロードライドの世界に興味がある方、よりリラックスして自転車を楽しみたい方は、ぜひこのエリアに足を運んでみては。

チャリダーの公開収録も実施!様々な企画目白押しのステージイベント

メインステージでは様々なゲストとテーマを交えたトークショーも実施される

数々の新製品の展示と並んでサイクルモードの大きな魅力の一つとなっているのがステージイベントだ。自転車界の著名人や有名Youtuberなど、豪華なゲストらによって様々なトークショーが繰り広げられる。今年は第10代自転車名人の発表に始まり、NHKの人気自転車番組、チャリダーの公開収録なども行われる予定だ。

トークショーのプログラムについてはアクションステージページより確認可能。トークテーマも多岐に渡るため、ぜひ一度足を運んでみては。また、メインステージだけでなく、独自の企画としてトークショーを開催しているブースも数多いので、そちらも要チェックだ。

ハンドメイドバイシクルコレクション

ビルダーの魂がこもったバイクが集うハンドメイドバイシクルコレクション

国内外の自転車ビルダーによるハンドメイド自転車が勢ぞろいするハンドメイドバイシクルコレクション。一つ一つが職人によって作り上げられた世界に一つしかない自転車たちが集まる、貴重な企画となっている。

魅力的な自転車を生み出し続ける名工と呼ばれるベテランから、新進気鋭の若手ビルダーまで、様々な志を具現化したオンリーワンの自転車を見ることができるエリア。会場でしか見られない職人技の結晶は注目だ。

ヴィンテージバイクマーケット

製造から永い年月を経てもなお魅力を放ち続ける自転車たち。より良い性能を追い求めて、進化を遂げてきた自転車には、その形状、素材、そして何よりも機能美が宿っている。ヴィンテージバイクの愛好家はもとより、一般のサイクリストにも、現在のレースシーンで活躍する高性能なロードバイクへと進化した歴史を目の当たりにできるヴィンテージバイクマーケットは必見。最新ロードバイクとヴィンテージバイクを圧倒的スケールで見比べられるのはサイクルモードだけ。

さまざまな時代のオールドバイクが集まるヴィンテージバイクマーケットさまざまな時代のオールドバイクが集まるヴィンテージバイクマーケット 毎年満員御礼となる試乗前レッスンコーナー毎年満員御礼となる試乗前レッスンコーナー


試乗前レッスンコーナー

「ロードバイクに乗りたいけどちょっと不安」だと感じる、全くのスポーツバイクビギナーの方を対象に、プロショップのスタッフが、楽しく安全に乗るための基礎知識や操作方法を丁寧にレクチャーしてくれるのが、試乗前レッスンコーナーだ。このレッスンを受講すれば、気になる自転車の試乗も思う存分楽しめるはずだ。

お得な前売り券販売中!購入も入場も窓口不要なウェブチケット式

さて、来週末に迫ったサイクルモードだが、現在も前売券を発売中。1,400円と、当日窓口購入(1,800円)に対して、400円もお得なうえ、当日にチケット窓口に訪れる必要も無く入場ゲートへ直行できる、便利なウェブチケットとなっている。購入はLivepocketより。また中学生やチームキープレフト会員は入場無料となっている。日本最大級のスポーツバイクの祭典、ぜひ訪れてみては。



サイクルモード2024
開催日: 4月6日(土)・7日(日)
場 所: 東京ビッグサイト 西3-4・南3-4ホール
入場料: 前売 一日券 1,400円  女性券 1,200円 
    当日 窓口購入 1,800円 WEB当日券 1,600円(公式ホームページからの申込みで当日券より200円割引) (2023年度チームキープレフト会員及び中学生以下無料)
主 催: サイクルモード実行委員会(テレビ大阪/テレビ大阪エクスプロ)