レーシングタイヤからタウンユースモデルまで豊富なラインアップを揃える総合タイヤブランド、マキシス。ミドルグレードのRe-Fuseが新しいトレッドパターンとコンパウンドを採用してリニューアルする。ハイエンド"High Road”のタンウォールと合わせて紹介しよう。



Re-Fuseのコンパウンドがアップデート

マキシス Re-Fuse (c)マルイ

1967年に自転車用タイヤ製造メーカーとして創業し、現在ではオリジナルブランドとして数多くのタイヤをラインアップするマキシス。コンパウンドやトレッドパターンなど設計が性能に表れやすいオフロードタイヤで世界的な人気を誇っており、それらの技術を投入したロードタイヤも定評を得ている。

今回ピックアップするのはロードタイヤラインアップの中でもタフさが魅力のRe-Fuse(リフューズ)。シルクワームというケーシング一体型耐パンク層をビード間に配置した上に、ケブラーコンポジット素材を入れる「マックスシールド」を採用することで、最高レベルのプロテクション性能を実現している一本だ。

二重の耐パンク層によって非常にタフなタイヤを実現している (c)マルイ

この基本構造を維持しつつ、コンパウンドがアップデートされる。新たな配合を採用することで転がり抵抗低減、ウェット時のグリップ力、耐久性を向上。さらに重量も15%の軽量化を達成しており、28Cで300gというタフタイヤとしては扱いやすい軽さを実現している。

さらにトレッドパターンもセンタースリック&サイドの細かいパターンという新しいデザインに。直進時は低い転がり抵抗で走りつつ、コーナリングでは細かい溝が路面を捉えてくれる安心感をもたらしてくれる。

サイズラインアップは25C(280g)、28C(300g)、32C(350g)という3種類。価格は5,720円(税込)。

High Roadのタンウォールカラーに28Cが登場

マキシス High Road(左:ブラック 右:タンウォール) (c)マルイ

ロードタイヤラインアップでハイエンドに位置づけられるのがHigh Roadシリーズだ。マキシスの従来コンパウンドから転がり抵抗を15%低減し、さらにグリップ力を20%向上させたハイパーコンパウンドを採用することで、レーサーが求める性能を実現した。

ケーシングにも170TPIのONE70というハイエンドテクノロジーを使用することで、しなやかさと軽量性を高めている。クリンチャー仕様の耐パンク層にはZKという強度のあるリキッドポリマー繊維を採用し、K2よりも7%も優れた耐パンク性を備えた。

そんなHigh Roadはチューブレスとクリンチャーがラインアップされており、どちらの25Cモデルにもタンウォールカラーが用意されている。そして今回、クリンチャーモデルの28Cにタンウォールが追加される。トレンドのワイドタイヤにクラシカルなカラーが登場したことで、性能とカラー両面からHigh Roadを堪能できるだろう。



マキシス Re-Fuse
サイズ:25C(280g)、28C(300g)、32C(350g)
ケーシング:60TPI
ビード:ケブラー
コンパウンド:フルシリカ
テクノロジー:マックスシールド
価格:5,720円(税込)

マキシス High Road(タンウォール、クリンチャー仕様)
サイズ:25C(215g)、28C(240g)
ケーシング:170TPI(One70)
ビード:ケブラー
コンパウンド:HYPR
テクノロジー:ZK
価格:10,560円(税込)

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