新型のピナレロ DOGMA Xに、カンパニョーロの新型SUPER RECORD、そしてIRCのタンサイドCXタイヤetc。有名ブランドを多数扱う輸入代理店、カワシマサイクルサプライの展示会にお邪魔しました。



カンパニョーロのSUPER RECORD WIRELESSは注目の的。「変速めっちゃ速い!」と大評判

東日本のプロショップが多数来場。製品を見ながら担当スタッフと直接話す機会なのです
フィジーク担当スタッフのイチオシはVENTO OMNA。プロモデルVENTO INFINITOのテクノロジーを引き継ぐ人気ニューモデル



今回展示会を開催したカワシマサイクルサプライは、国内のスポーツバイク業界における大阪・堺の名門輸入販売代理店。ピナレロ・ジャパンとしての活動を筆頭に、カンパニョーロやフルクラム、エリート、フィジーク、デダ、ピレリといったイタリアンブランドを中心に数多く扱い、そのブランドヒストリーと新製品を日本のユーザーのもとに届けてきた。

トレードマークの「RIOGRANDE」はスペイン語で「大きな川」。川幅を拡げるように成長発展できるように、という願いが込められているそうだが、カワシマサイクルサプライはピナレロの本拠地であるトレヴィーゾを走る「グランフォンド・ピナレロ」への参加ツアーや長野県での「グランフォンド・ピナレロ 八ヶ岳」の開催、サイクルモードへの有名選手のゲスト招聘など、輸入代理業務のみならず、日本の自転車界を盛り上げるためのイベントを続けている。

同社が取扱うのは海外ブランドのみならず、パナレーサーやIRC、日東、MKS、キャットアイ、オーストリッチ...etcといった国内メーカーの数々も。マーケティングマネージャーを務める藤井知章さんが「国内メーカーさんで扱っていないのはシマノさんくらいちゃいますかね」と笑うように、その規模は国内トップクラスだ。

IRC製品のPR担当は瀬古遥加さん。5度のナショナルチャンピオン獲得歴を誇るバリバリのBMXレーサーであります

要望の多かったというSERAC CX TLRのタンカラーがついにデビュー!性能などはブラックサイドと一切変わらないそう。(サポート選手が予定より早くレース投入し、流れで情報公開を早めたというナイショ話も...)
リニューアルしてからめちゃくちゃ評判が良いというJETTY PLUS。こちらもタンカラーが人気とのこと


カブト期待の軽量モデルFLEX-AIR。先行販売店舗には届きはじめているとのことで、気になる方はそろそろお店へGO

藤井さんによれば、カワシマサイクルサプライがこんなにも多くのブランドを取扱う背景には、元々一般車("ママチャリ"登場以前のもの)関連の「大卸問屋」としてスタートした経緯があるという。長い歴史の中、スポーツバイク路線に舵を切りつつも一般車部品卸を継続し、(スポーツバイクユーザーのほとんどが知らないと思われるコトだが、)今でもスタンドやホイール、キャリアなどを一般自転車店に卸しているんだとか。

前置きが長くなったが、とにかくカワシマサイクルサプライの展示会ボリュームが豊富なことは、ここまでの説明でご理解頂けるはず。今回の展示会も、海外主力ブランドを筆頭に、国内取扱いのメーカーもずらり。東日本の取扱いショップが集った会場は賑やかな雰囲気に包まれたのでした。

以下は、会場で展示されたニューモデルと、人気製品たち。フォトギャラリー形式で紹介します。

独創的なデザインで話題を巻き起こしたDOGMA X。ピナレロが考える、ファストライドを求めるホビーライダーへの最適解だ

DOGMA Fのニューカラーも展示。通常ピナレロは独立した展示会を開催しているため、今回は端っこにひっそりと展示されていました
トップチームがこぞって採用するエリートのボトル「FLY」。ペチャっと潰れるくらいに柔らかくて超絶ストレスフリー。ボトルも日々進化しているのである


イイ色が揃うフィジーク。シューズにも、コレ系の色、揃い始めてます

最近、新製品を多数リリースしているオークリー。爆発的人気を得たSUTROの次を探している方も多いのでは?(筆者もいくつかアタリをつけました)
BiciclettaSHIDO安藤さんのイチオシはオークリーのPRIZM SLATEレンズ。裸眼に近い見え方を追求した新レンズです


こちらは新型スーレコのカセット。この美しさ!意地とも評すべき美学!カンパかくありけり

日東からはMTB用のステムがデビュー。北米向けの800mmワイドハンドルに合わせて強度を上げた製品だそう(ハンドルは国内の道交法的に販売なし)
社内の3Dプリンターで作ったというNITTOロゴ。カワイイ。欲しい。オフィスのデスクに置きたい。


MKS(三ヶ島製作所)は新製品とともにペダルが製作されていく過程を展示
こちらはペダルシャフトの製造プロセス。冷間鍛造というやつです


オーストリッチのアズマ産業社長、伊美哲也さんがぜひ見て!と言うのはセパレートタイプのハンドルバーバッグ(試作品)。ライトやコンピューターマウント、ケーブルを避ける、ありそうで無かった絶妙なアイディア品

text&photo:So Isobe

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