中国・杭州で開催中の第19回アジア競技大会。自転車競技のロード種目が開始され、與那嶺恵理が初日の個人タイムトライアルで銀メダルを獲得している。



18.3kmコースに駆け出す與那嶺恵理 photo:JCF

連日様々な競技で熱戦が繰り広げられている第19回アジア競技大会。これまでMTBクロスカントリーを皮切りに、トラックと続いた自転車競技では10月3日(火)からロード種目が始まった。その皮切りとなったのが男女の個人タイムトライアルだ。

結果は女子レースに出走した與那嶺恵理が2位銀メダルを獲得し、男子レースに出場した小石祐馬は7位。本日10月4日(水)には女子ロードレースが開催される。女子で優勝したのは過去にオリンピックでメダル獲得実績を持つウズベキスタンのベテラン、オルガ・ザベリンスカヤ。男子優勝は今年ツール・ド・フランスを経て臨んだアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)だった。以下はJCFのレポートより。

2位銀メダルを獲得した與那嶺恵理 photo:JCF

女子レースに出走した與那嶺恵理は、中間計測ポイントを先頭から33秒遅れの2位で通過。後半は全体の4位とタイムを落としてしまい、先頭とのタイム差を広げられ、さらに3位カザフスタンに1秒差まで詰め寄られるも、全体の2位のタイムで走り切り、2位銀メダルを獲得した。

「タイムトライアルに出場するのが久しぶりで、特にアジアは前回のアジア大会以来5年ぶりでしたので、自分がどの立ち位置にいるのか分からず、できる限りプッシュするだけでしたので、特に順位は考えずに走りました。優勝したのは、オリンピックでメダル獲るような選手ですので、優勝を狙っていなかったと言うと語弊がありますが、最低でも2位にはなろうと思ってここへ来たので銀メダルが獲れて良かったです。」

小石祐馬は7位に終わった photo:JCF

日本代表の小石は、中間計測ポイントを先頭から1分26秒遅れの7位で通過。後半もペースは上がらず、後半だけで見ても全体の7番目のタイムとなり、最終7位でレースを終えました。

「この結果は、望んでいたものではなかったです。代表チームでのレースとなると、トラックチームと違って、どうしても準備不足になる部分もありますが、女子は與那嶺選手が銀メダルという素晴らしい結果も出しましたし、ロードレースに向けてまた頑張ります。」

text&photo:JCF
アジア競技大会2023個人タイムトライアル女子結果
1位 オルガ・ザベリンスカヤ(ウズベキスタン) 24:35.99
2位 與那嶺恵理 +0:59
3位 リナタ・スルタノバ(カザフスタン) +1:00
アジア競技大会2023個人タイムトライアル男子結果
1位 アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン) 48:05.75
2位 ミン・シュエ(中国) +2:00
3位 ヴィンセント・ラウ(香港) +2:12
7位 小石祐馬 +3:12
text:So Isobe
photo:JCF

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