コフィディスは9月22日、来シーズンのゴルカ・イサギレ(スペイン、モビスター)の加入を明らかにした。契約期間は1年間。同選手は共にアスタナに所属した2021年以来、3年振りに弟のヨンとチームメイトとなる。



モビスターで昨年、今年と2年連続でツールに出場したゴルカ・イサギレ(スペイン、モビスター) photo:CorVos

「新しい挑戦することができて喜びを感じている。僕にとっては新しいチーム、国、言語となる。ヨンからこのチームのことは何も聞いていないが、チームの一員になることができて嬉しい。僕の目標はチームのエースを助け、可能な限り勝利に貢献することだ」と、ゴルカ・イサギレ(スペイン、モビスター)はプレスリリースで喜びを語った。

元スペイン王者のイサギレは2008年にプロデビューした35歳。2011年から弟のヨンと共にエウスカルテル・エウスカディやモビスター、バーレーン・メリダ(現バーレーン・ヴィクトリアス)などで活躍後、2022年にヨンがコフィディスへ移籍したのに対しゴルカはモビスターへと復帰。そしてフランス籍のコフィディスにて再び同じチームで走ることとなった。

アスタナで共に走るゴルカとヨン・イサギレ(スペイン) photo:CorVos

コフィディスを率いるセドリック・ヴァスールGMはゴルカの加入について「経験ある彼の加入はチームと若手選手にとって大きな価値となる。ゴルカとヨンは同じジャージを着ていると輝く。だからこそコフィディスのジャージを着た2人は僕たちに素晴らしいものをもたらしてくれるだろう」とコメント。

またチームで求められるゴルカの役割としては「ステージレースや重要なワンデーレースでギヨーム・マルタンの心強いチームメイトとなってくれるはず。彼のプロフェッショナリズムとスタミナがこのチームを次のレベルへと引き上げてくれるだろう」と語った。

来年でワールドチームに昇格して5年目を迎えるコフィディスは今季限りでヘスス・エラダ(スペイン)とピエールリュック・ペリション(フランス)のベテラン2人が引退。その代わりにクライマーのステファノ・オルダーニ(イタリア、アルペシン・ドゥクーニンク)や、B&Bホテルズ KTMの解散で所属先を探していたアレクシ・グジャール(フランス)など即戦力の選手たちを補強している。

text:Sotaro.Arakawa
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