RTAが8月下旬に開催されるU23版ツール・ド・フランス『ツール・ド・ラヴニール』の出場資金確保を目的としたクラウドファンディングを実施している。クラウドファンディングの目標設定は700万円となっている。以下、プレスリリースより紹介しよう。



RTAがU23版ツール・ド・フランス『ツール・ド・ラヴニール』のクラウドファンディングを実施

RTAがU23版ツール・ド・フランス『ツール・ド・ラヴニール』のクラウドファンディングを実施 Photo: Cyclisme Japon

【本クラウドファンディングを立ち上げた理由】
2023年現在、日本自転車ロードレース界の世界的地位は”中の下”クラスです。世界最高峰のプロ自転車レース『ツール・ド・フランス』に出場出来る資格を持つ、プロ自転車チーム最高カテゴリー「UCIワールド(全18チーム、選手数は全世界で約500名)」チームに所属する日本選手も、2023年現在は1名のみ(バーレーン・ビクトリアスチーム所属の新城幸也)。今の日本自転車ロードレース界の実力を世界サッカー界に例えるならば、ワールドカップ出場権を獲得する事も程遠い状態と云えます。

この状況を打開するには、自転車ロードレース選手が最も成長を遂げるU23世代(23歳未満)選手が本場欧州のレースに出場し、世界のトップクラス選手たちと継続的に切磋琢磨する事が不可欠です。

「世界で勝てる自転車ロードレース選手を育てたる」事を目的としたプロジェクト Photo: Cyclisme Japon

しかし海外遠征をするには選手自身による遠征費捻出が必須なため、日本のトップU23選手達は本場欧州のレースに出る機会が限られています。特にコロナ禍や国際情勢の影響による航空券価格や欧州物価高騰(日本に比べて約1.5倍程度の物価割高感)は、遠征費用の工面に当たって大きな壁となっています。

そんな八方塞がり状態に置かれた日本トップU23男女選手達を、U23版『ツール・ド・ラヴニール』に男女U23日本選抜チームとして出場させ、世界の最前線で戦わせたい。それが本クラウドファンディングを立ち上げさせて頂いた理由です。

8月下旬にフランスで開催されるU23版ツール・ド・フランス『ツール・ド・ラヴニール』 Photo: Cyclisme Japon

【U23版ツール・ド・フランス『ツール・ド・ラヴニール』概要】
・大会名:
(男子)「Tour de l'Avenir(ツール・ド・ラヴニール)」*第59回大会(初大会は1961年)。
(女子)「Tour de l'Avenir Femme(ツール・ド・ラヴニール・ファム)」*2023年初開催
・カテゴリー:
(男子)UCI Nations Cup(U23ナショナルチーム単位での参戦)
(女子)UCI 2.2Uクラス(U23ナショナルチーム、またはクラブチーム単位での参戦)
・出場チーム:
(男子)UCIランキング上位15位以内の「各国のU23代表ナショナルチーム」+「主催者招待チーム」
(女子)主催者が招待する「各国のU23代表ナショナルチーム」+「プロまたはクラブチーム」
・レース形体:
(男子)8~9ステージ
(女子)5ステージ
・開催時期:
(男子)例年8月下旬
(女子)2023年初開催
・レース運営:
主催=Alpes Vélo社/開催協力=Amaury Sport Organization(A.S.O.)社
・公式ホームページ:
https://tourdelavenir.com/

【ご挨拶・RTAとは何か?】
我々RTAロード・トゥ・ラヴニールとは「世界で勝てる自転車ロードレース選手を育てたる」事を目的としたプロジェクトです。

本「ロード・トゥ・ラヴニール=Road to l'Avenir (RTA)」プロジェクトは世界のプロ選手を目指すチーム・選手にとっての「世界常識」を再整理し、現在〜近未来の業界情勢に即したアプローチにて正面から地道に、かつ効率よく世界への到達を目指してゆくと言うものです。

特に皆様に知って頂きたいのは、本RTAプロジェクトは常識から外れた変わった事を一切語っておらず、あくまでも『効率よく、地に足を付けながら、強くて長く活躍できる選手を育て上げる』事を目指している点です。

なぜなら世界のトッププロロード競技界では”勢い”や”運”はほぼ通用せず、着実に培った実力を持つ選手のみに長い活躍のチャンスが与えられるためです。

本プロジェクトの代表は、過去に東京を含む複数五輪大会にて自転車ロード競技ヘッドコーチを務め、日本人初の「ツール・ド・フランス」完走者である新城幸也が所属した「エキップアサダ」チーム監督の浅田顕(あさだあきら)。かつては自らも欧州プロ選手として活躍し、世界自転車ロード界を知り尽くしている人物です。

その他、本プロジェクトは経験豊富なプロのメカニック、マッサー、選手代理人、広報スタッフを擁しており、資金さえ整えば直ぐにでも欧州最前線で戦う準備が出来ています。

RTAホームページ:https://www.rta-cycling.jp/

【実施スケジュール・資金の使い道】

クラウドファンディングの目標設定は700万円 Photo: Cyclisme Japon

■目標額・使い道
・本クラウドファンディングの目標設定は700万円です(遠征全体に必要な予算は969万円です)。
・その資金を2023年8月にフランスで開催される男女『ツール・ド・ラヴニール2023(フランス)』に出場する男女選手、スタッフの大会参加費用と準備費用、及びCAMPFIRE様への手数料に充当致します。
・男女『ツール・ド・ラヴニール2023(フランス)』に必要な額以上に資金が集まった場合、本プロジェクト主宰であるRTAが以降に実施する、若手男女選手育成の活動資金に充当させて頂きます。

■『ツール・ド・ラヴニール(フランス)』スケジュール
遠征日程(予定):8月18日~9月2日
・男子:8月20 日~27日(全8ステージ/2.Ncupクラス)
・女子:8月28~9月1日(全5ステージ/2.2Uクラス)

■派遣選手/スタッフ/その他内訳
・選手:男子6名、女子6名(1チーム最大人数)
・スタッフ:監督、メカ、マッサーx2、マッサー、アシスタント(広報)、ドクター= 全7~8名予定
・合計約20人による約2週間の転戦。

■遠征費用概要
添付画像”Tdラヴニール2023遠征費用概算”をご確認下さい
*添付画像内金額の一部金額(3分の1程度=400万円程度)は、RTA協賛企業様による資金、RTAの自己資金、参加者(選手)自己負担金にて充当致します。

【リターンのご紹介】
①300,000円:
<RTA代表:浅田顕による「リアル訪問報告会」実施>
・会場:支援者様により提供(恐れ入りますが支援者様による手配をお願い致します)。
・交通費:支援者様により別途手配(原則、日本全国のどちらへもお伺いいたします)。
・対応期間:10月以降~2023年末日までの平日限定。報告会は正味3時間程度を想定。

②50,000円:
<RTA代表:浅田顕による「オンライン報告会」への御招待>
・「オンライン報告会」は、レースの全日程が終了してから一ヶ月程度以内に配信(配信ツールはZoomを予定)。なお一度のみの開催では全ての協賛者様の都合が合わない可能性があるため、最低2度の「オンライン報告会」実施を予定しています。

③10,000円:
<レース期間中「メールニュース配信」とレース後の「報告書(PDF)」配信>
・「メールニュース配信」は原則各ステージが終了してから72時間以内に配信
・「報告書(PDF)」は、レースの全日程が終了してから1週間程度以内に配信

④5,000円:
<レース期間中の「メールニュース配信」>
・「メールニュース配信」は原則各ステージが終了してから72時間以内に配信

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