チームブリヂストンサイクリングは、プレスリリースにて2023年体制を発表した。アジア選手権チームスプリント優勝メンバーの長迫吉拓、日本大学在学中の岡本勝哉、中央大学在学中の山下虎ノ亮の3名が新たに加入し、計14名が所属する。また、東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子や、トラック競技の新田祐大らへの機材サポートも行う。



チームブリヂストンサイクリング2023年メンバーチームブリヂストンサイクリング2023年メンバー ©️TEAM BRIDGESTONE Cycling
チームブリヂストンサイクリングは、新加入の3名を含む2023年体制と、機材サポート選手を発表した。

既に発表されているように、近谷涼と沢田時が退団。長迫吉拓、岡本勝哉、山下虎ノ亮の3名が新たに加入する。パリオリンピック・パラリンピックを2024年に控え、出場権獲得に向けた選手強化とサポートを行っていく。メンバーは以下の通り。
チームブリヂストンサイクリング2023年体制 サポート選手
窪木一茂 橋本英也
脇本雄太 新山響平
太田りゆ 徳田優
今村駿介 山本哲央
河野翔輝 兒島直樹
松田祥位 長迫吉拓(新加入)
岡本勝哉(新加入) 山下虎ノ亮(新加入)
機材サポート
杉浦佳子 パラ自転車競技
秦由加子 パラトライアスロン
新田祐大 トラック
佐藤水菜 トラック
梅川風子 トラック
2022全日本選手権チームスプリントで優勝した長迫吉拓(写真左)2022全日本選手権チームスプリントで優勝した長迫吉拓(写真左) photo:Satoru Kato
長迫吉拓はBMXでリオデジャネイロ、東京と2大会連続のオリンピック出場をする一方でトラック競技でも力を見せ、2022年はアジア選手権のチームスプリントメンバーとして優勝。全日本選手権でもドリームシーカーレーシングチームで優勝している。

長迫吉拓コメント
「私自身、競技人生最後となるパリ2024オリンピックへの挑戦をチームブリヂストンサイクリングのメンバーとして、メダル獲得という同じゴールに向けて頑張ります。競技以外の面でも、チーム活動を通して、一人でも多くの人に影 響を与えられるような人間に成長していきます。応援よろしくお願いします。」

2022年インカレ男子4km個人パーシュート3位 岡本勝哉(日本大学)4分36秒3142022年インカレ男子4km個人パーシュート3位 岡本勝哉(日本大学)4分36秒314 photo:Satoru Kato
岡本勝哉は日本大学在学中。今年のインカレでは個人パーシュート3位、栃木国体では京都府のメンバーとして出場して優勝するなど、中距離種目で強さを見せる。

岡本勝哉コメント
「自分の憧れでもあったチームブリヂストンサイクリングのメンバーとして活動できることに感謝しています。チームの先輩方と切磋琢磨し、日本代表としてチームパシュートのメンバーに入ることが目標です。日本トップレベルの選手が集まるチームなので プレッシャーは感じていますが、これまでの競技経験を活かしチームに貢献できるよう全力で取り組んでいきます。 競技力、人間力ともにさらなる向上を目指してこのチームブリヂストンサイクリングでの活動を充実したものにしていきます。 応援よろしくお願いします」

2021年全日本選手権では代表チームコーチの目に留まった山下虎ノ亮(榛生昇陽高校・当時)2021年全日本選手権では代表チームコーチの目に留まった山下虎ノ亮(榛生昇陽高校・当時) photo:Satoru Kato
山下虎ノ亮は、高校生で出場した2021年のトラック全日本選手権での積極的な走りが、代表チーム中距離ヘッドコーチのクレイグ・グリフィン氏の目に留まった。今年中央大学に進学し、今後の成長が期待される。

山下虎ノ亮コメント
「日本で常にトップクラスに位置しているチームブリヂストンサイクリングに加入できることをとても嬉しく思います。まずは土台 をしっかり作り底上げをし、チーム内、国内外のレースで対等に戦えるような選手になり、世界選手権やアジア選手権、そ して自分自身の最大の目標であるオリンピック出場に向けてレベルアップしていきたいと考えています。自転車競技の魅力 の深さ、楽しさ、迫力を皆さんに発信していけるような活動もしたいと考えています。応援よろしくお願いします」

2021年全日本選手権では1kmTT大会記録で優勝した新田祐大(写真中央)2021年全日本選手権では1kmTT大会記録で優勝した新田祐大(写真中央) photo:Satoru Kato2022年全日本選手権ではふたつの日本記録を更新した杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling)2022年全日本選手権ではふたつの日本記録を更新した杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling) photo:Satoru Kato

あわせて、機材サポート選手も発表された。東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子、リオ、東京パラリンピック2大会出場の秦由加子、東京五輪代表の新田祐大、全日本選手権スプリント決勝を戦った梅川風子と佐藤水菜ら計5名をサポートする。

宮崎景凉監督コメント
2023 年は2月にインドネシアで開催されるネイションズカップからシーズンインし、6月のトラックアジア選手権、8月はトラ ック世界選手権を予定しています。パリ2024オリンピックの出場枠獲得のためのポイントの8割が来年2023年となるのでとても重要なシーズンです。新たに加入する3名の中で、特に若い岡本選手、山下選手には良い経験を積んでもら い成長を期待しています。国内のJプロツアーやUCIのロードレースでは今年以上に勝利も狙って行きますので、引き続きご声援のほどよろしくお願い致します。

(選手、監督コメントはプレスリリースより)

text:Satoru Kato

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