イギリスのサイクルコンピューターブランド"Beeline(ビーライン)"が2023年の1月より国内展開される。非常にシンプルなナビゲーションシステムを搭載し使い勝手に優れる機能面、丸型ボディのルックスが魅力のVelo2を紹介する。



ビーライン Velo2ビーライン Velo2 (c)フタバ
スマートフォンが高機能化の一途を辿るようにサイクルコンピューターも機能がリッチになっていき、どのようなサイクリングライフにもマッチするようになってきた。一方で、機能が充実しすぎて使いきれないケースも珍しくはないだろう。今回紹介するBeeline(ビーライン)というブランドを立ち上げたマークとトムもその一人だった。

彼らはサイクリング中に迷子になるのを防ぐためにサイコンを使ってみるものの、多機能モデルを使いこなせないと思い、シンプルなサイコンを作るべくビーラインを興した。クラウドファンディングを通じて世界中のサイクリストの共感を得たビーラインはファーストモデルのVeloをリリース。その第2世代の取り扱いが日本国内でも開始される。

スマホアプリで自動作成したルートでナビを利用するスマホアプリで自動作成したルートでナビを利用する (c)フタバ
Velo2は直径46.4mmと小ぶりな大きさの丸型ボディでハンドルバー周りに馴染みやすく、スポーツバイクだけではなくコミューターなどにもマッチするルックスが魅力。機能面は創業者がシンプルなサイコンを求めている通り、ナビゲーションとスピードメーターなど基本データの取得のみという洗練された仕様とされている。

ナビゲーションの表示もシンプルで、曲がり角までの距離や曲がる方向、ジャンクションインジケーター、目的地の方向にまとめられている。地図などは表示されないものの、到着予定時間を算出してくれるVelo2のユニークな機能が採用されているのも魅力の一つだ。

スマホアプリからGoogleマップのデータをもとにしたルートを作成できるスマホアプリからGoogleマップのデータをもとにしたルートを作成できる (c)フタバ
ナビは日本語に対応済みの専用スマホアプリからデバイスにルートデータを転送して利用する。アプリではGoogleマップのデータをもとに自動的に作成されるスマートルート(高速、バランス、静かの3パターンから選択)もしくは、連携したストラバのマイルートからナビゲーションルートを設定することが可能。オリジナルルートはデバイスからレーティング評価することができ、評価を蓄積することで自動生成されるルート改善に反映されるとのことだ。

またオリジナルルートは道順を導くナビだけではなく、スタート地点と経由地、目的地のみを決めて、それらのポイントの方角と距離のみを表示するコンパスモードでも利用することができる。決められたルートを走るだけでは飽き足らず、自ら道を発見するアドベンチャーな走り方を楽しみたい方にはぴったりな機能だ。

ビーライン Velo 2ビーライン Velo 2 (c)フタバ
バッテリーは400mAhの容量で、最大20時間の連続使用が可能。真冬など過酷な環境下での使用は11時間が目安だという。充電はUSB-Cのケーブルを使用する。価格は19,800円(税込)。取り扱いはフタバだ。



ビーライン Velo2
本体直径:46.4mm
幅:17.3mm
重さ:25g
充電コネクター:USB-C充電ケーブル
バッテリー:充電式リチウムポリマー(400mAh)
連続使用:最大20時間
バッテリー待機時間:18ヶ月
価格:19,800円(税込)
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