来季プロチームとして活動するイスラエル・プレミアテックが、フランスのエコイとジャージやヘルメット、アイウェアにおけるパートナーシップを結んだと発表した。エコイは2001年に設立されたフランスのサイクリングブランドで、日本では別府史之とのコラボでも話題のブランドだ。



エコイのヘルメットエコイのヘルメット photo:Israel – Premier Tech
「エコイのジャージの第一印象はとても良いものだった。まず製品の素材の良さと仕上げが素晴らしい。このブランドは細部までこだわり、プロサイクリストが求める要素を理解している」と、チームの中核であるクリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック)はプレスリリースの中で語った。

エコイ(EKOI)は2001年にフランスのプロヴァンスで設立されたサイクリング用品ブランド。ウェアをはじめヘルメットやアイウェア、シューズなど多様な製品を揃え、2022年はロット・スーダルやコフィディス、アルケア・サムシックをサポートしている。また日本では弱虫ペダルサイクリングチームのサプライヤーを務め、2021年に現役を引退した別府史之がアンバサダーに就任したことから日本でも知名度を上げている。

採寸されるヤコブ・フルサン(デンマーク)採寸されるヤコブ・フルサン(デンマーク) photo:Israel – Premier Techエコイのアイウェアエコイのアイウェア photo:Israel – Premier Tech

イスラエル・プレミアテックのGMであるキェル・カルストルム氏は「高いクオリティの製品を提供できるブランドを探し求めていたところ、それ以上が期待できるエコイと出会った。常に性能にこだわり、最高の製品を提供し、我々の要望に答える姿勢に心を奪われた」と契約に至った経緯を語っている。

これによりチームはウェアをイスラエルブランドのジンガから、ヘルメットはHJCから、そしてアイウェアはシーコンから全てエコイに統一することとなった。契約は2025年までの3年間。新しいチームキットは近日公開される予定だ。

またイスラエルは、プロチームへの降格が決定したことを受け声明を発表。「この決定をとても残念に思っている。この3年間は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、チームも甚大な被害を受けた。だが我々はレースカレンダーで最も大きなレースでの勝利を目指し引き続き戦っていく。今年のツール・ド・フランスで区間2勝を挙げたモチベーションでワールドツアーへの復帰を目指す」と、UCI(国際自転車競技連合)が施行したUCIポイントランキングによるワールドチームの昇格・降格の施策に対し、異を唱えた。

text:Sotaro.Arakawa

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