後半の登坂区間を生き残ったのはマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)の2人だけ。冷静沈着なスプリントでファンデルプールが自身2度目のロンド制覇を遂げた。



先行するタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)とマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)	先行するタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)とマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) photo:CorVos
ファンバーレやマデュアス、ポガチャルを下したマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)ファンバーレやマデュアス、ポガチャルを下したマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) photo:CorVos
ユンボ・ヴィスマもクイックステップ・アルファヴィニルも崩壊し、オウデ・クワレモントで前に残ったのは、積極的にレースを動かしたロンド初出場タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)と昨年2位マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)の2人だけ。最後の登坂パテルベルグでポガチャルがペースアップしてもなお2人体制は変わらず、勝負はオウデナールデでのゴール勝負へと持ち込まれた。

長い牽制を経て、後続のヴァランタン・マデュアス(フランス、グルパマFDJ)とディラン・ファンバーレ(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)も交えたスプリント勝負は、後続の様子を確認しつつ冷静に踏み込んだファンデルプールに軍配。2020年に続く2度目のロンド・ファン・フラーンデレン制覇を遂げた。

詳報は追ってレポートします。
ロンド・ファン・フラーンデレン2022結果
1位 マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス) 6:18:30
2位 ディラン・ファンバーレ(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)
3位 ヴァランタン・マデュアス(フランス、グルパマFDJ)
4位 タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
5位 シュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ) +0:02
6位 ディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・ヴィクトリアス)
7位 フレッド・ライト(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス) +0:11
8位 マッズ・ピーダスン(デンマーク、トレック・セガフレード) +0:48
9位 クリストフ・ラポルト(フランス、ユンボ・ヴィスマ)
10位 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ)
text:So Isobe