国内レースの開幕戦と、富士クリテリウムチャンピオンシップに集った各チームのバイクを連載形式で紹介していく。第2弾はマトリックスパワータグとさいたまディレーブを筆頭にした4チームを紹介します。



小森亮平(マトリックスパワータグ)のタイム ALPE D'HUEZ 01 DISC

小森亮平(マトリックスパワータグ)のタイム ALPE D'HUEZ 01 DISC小森亮平(マトリックスパワータグ)のタイム ALPE D'HUEZ 01 DISC photo:Kensaku Sakai
ハンドルはFSAのK-FORCE、ステムはタイム MONOLINK ULTEAM STEMハンドルはFSAのK-FORCE、ステムはタイム MONOLINK ULTEAM STEM photo:Kensaku Sakaiセッレイタリア SLR BOOST KIT CARBON PROTEAM SUPERFLOWの裏にはカーボンが張られており、気になるところセッレイタリア SLR BOOST KIT CARBON PROTEAM SUPERFLOWの裏にはカーボンが張られており、気になるところ photo:Kensaku Sakai

今年で17年目のシーズンを迎えるマトリックスパワータグは2019と2020、2021年とJプロツアーで個人とチームの両方で総合優勝し、シーズン3連覇を果たして連覇記録を更新中。さらに、Jプロツアーの開幕戦となる播磨中央公園ロードレースでは1位から3位まで表彰台を独占するなど、好調ぶりを発揮している。

使用するバイクは2021年から引き続き、タイムの軽量オールラウンドバイク"ALPE D'HUEZ 01"だ。コンポーネントはDI2変速/油圧ディスクブレーキのDURA-ACE R9170で揃えられているが、小森のバイクのみSTIレバーはGRXが搭載されていた。

STIレバーのみGRXが搭載されていたSTIレバーのみGRXが搭載されていた photo:Kensaku Sakai
ローター VEGASTのクランクにパワーメーターのINSPIDER DMを組み合わせた仕様ローター VEGASTのクランクにパワーメーターのINSPIDER DMを組み合わせた仕様 photo:Kensaku Sakai
マトリックスパワータグの吉田隼人が監修するBOOSTのケミカルがサポートされているマトリックスパワータグの吉田隼人が監修するBOOSTのケミカルがサポートされている photo:Kensaku Sakaiホイールはマヴィック COSMIC SLR45ホイールはマヴィック COSMIC SLR45 photo:Kensaku Sakai

さらにクランクはシマノではなく、ローターVEGASTクランクにINSPIDER DMパワーメーターを組み合わせたもの。ペダルはチームでスピードプレイで統一し、小森はZERO チタンシャフトを使用している。

ハンドルはFSAのK-FORCEのカーボンコンパクトハンドル、ステムはフレームと同じくタイムのMONOLINK ULTEAM STEM。サドルはセッレイタリアのSLR BOOST KIT CARBON PROTEAM SUPERFLOWだが、中央の穴部分にカーボン?シートが貼り付けられていた。ホイールはマヴィックのCOSMIC SLR45で、タイヤはパナレーサーだ。



藤田涼平(さいたまディレーブ)のビアンキ OLTRE XR3 DISC

藤田涼平(さいたまディレーブ)のビアンキ OLTRE XR3 DISC藤田涼平(さいたまディレーブ)のビアンキ OLTRE XR3 DISC photo:Kensaku Sakai
ビアンキのオールラウンドモデルであるOLTRE XR3 DISCビアンキのオールラウンドモデルであるOLTRE XR3 DISC photo:Kensaku Sakai
埼玉県さいたま市を拠点とする地域密着型チーム「さいたまディレーブ」は2020年に発足され3年目を迎える。使用するバイクはチェレステカラーが鮮やかな老舗イタリアンブランドのビアンキで、ミドルグレードのオールラウンドモデルであるOLTRE XR3 DISCで統一されている。

コンポーネントの縛りはないものの、機材運用を踏まえてシマノ11速に統一されている。DI2と機械式のDURA-ACEやULTEGRAなどが混在しており、ギヤ比はフロントが53-39T、スプロケットはオールラウンドに使用できる11-30Tがチョイスされている模様。ハンドルやステムはワンバイエスで統一され、バーテープはグリップ力に優れる台湾メーカーのXTRM。

サイクルモードで正式発表される予定のASPITE PRO S-LIGHTを実践投入していたサイクルモードで正式発表される予定のASPITE PRO S-LIGHTを実践投入していた photo:Kensaku Sakai
ホイールはスコープ R4ホイールはスコープ R4 photo:Kensaku Sakai
ステムとハンドルはワンバイエスステムとハンドルはワンバイエス photo:Kensaku Sakaiフロントのローター径は160mmフロントのローター径は160mm photo:Kensaku Sakai

サドルはチェレステカラーのフィジーク ARIONE R3カーボンレールが装着され、バイクとカラーコーディネートされていた。また、リフレクターを加工して自作したというゼッケンプレートも。藤田は随所に軽量パーツを使用するなど、自転車のこだわりが強いようだ。

ホイールはオランダのホイールブランドであるスコープサイクリングのRシリーズ。ローハイトのR3とミドルハイトのR4、ディープリムのR5を選手たちがコースに合わせ選択するスタイルであるという。普段はIRC Formula PROのチューブレスタイヤだが、藤田はサイクルモードで正式発表される予定のASPITE PRO S-LIGHTを実践投入していた。



水野恭兵(アヴニールサイクリング山梨)のデローザ SK Pininfarina

水野恭兵(アヴニールサイクリング山梨)のデローザ SK Pininfarina水野恭兵(アヴニールサイクリング山梨)のデローザ SK Pininfarina photo:Kensaku Sakai
山梨県山中湖村をホームタウンとする地域密着型チーム「アヴニールサイクリング山梨」。使用するバイクは老舗イタリアンバイクブランドであるデローザのエアロロードバイク"SK Pininfarina"である。

コンポーネントはカンパニョーロのハイエンドモデルである"SUPER RECORD"で統一されていた。ホイールはカンパニョーロ BORA WTO、タイヤは28Cのピレリ P ZERO ROADの組み合わせで使用し、水野曰く「巡航に入るとひたすら突き進んでくれる」と気に入っている様子。

カンパニョーロのハイエンドモデルカンパニョーロのハイエンドモデル"SUPER RECORD" photo:Kensaku Sakai
空力性能向上のためVブレーキ用のガイドパイプを使用し、小さなアールになるようにカスタムされていた空力性能向上のためVブレーキ用のガイドパイプを使用し、小さなアールになるようにカスタムされていた photo:Kensaku Sakai
リムブレーキモデルを使用するリムブレーキモデルを使用する photo:Kensaku Sakai12速仕様のカンパニョーロ SUPER RECORD12速仕様のカンパニョーロ SUPER RECORD photo:Kensaku Sakai

こだわりのポイントはワイヤーの取り回し。「本来であればステムの上を通すのですが、空気抵抗になるからとNNLLレーシングサイクルの中野店長が加工してくれました」と話す。

パワーメーターはペダル型のファベロ ASSIOMAを装着。また、クランプ径35mmの新規格を採用したハンドルバー"M35 RHM DROPBAR"とステム"TRENTACINQUE STEM"が取り付けられ、赤と黒でトータルコーディネートされていた。フレームから細かいパーツまで、オールイタリアンな趣味性の強いバイクに仕上げられている。



横塚浩平(VC福岡)のスペシャライズド S-Works Tarmac SL7

横塚浩平(VC福岡)のスペシャライズド S-Works Tarmac SL7横塚浩平(VC福岡)のスペシャライズド S-Works Tarmac SL7 photo:Kensaku Sakai
チーム設立11年目を迎えるVC福岡は福岡県を拠点とする地域密着型チーム。メーカーからのバイク供給はない物の、使用機材はスペシャライズドのフラッグシップモデルであるS-Works Tarmac SL7で統一されている。横塚曰く「ペダルを踏み込むとすぐに加速してくれますし、フレームが軽いので、ストレスなく走れる」と気に入っている様子。

ホイールはスペシャライズドが手掛けるロヴァールのホイールRoval Rapide CLX、タイヤは
S-Works Turboの組み合わせ。サドルはS-WORKS ROMINが搭載されるなど、ほとんどのパーツがスペシャライズド製品で統一されている。

ゴルフグリップを手掛けるIOMICのグリップが装着されていたゴルフグリップを手掛けるIOMICのグリップが装着されていた photo:Michinari TAKAGIパワーメーターはFC-R9100-Pを搭載パワーメーターはFC-R9100-Pを搭載 photo:Michinari TAKAGI軽量なS-WORKS ROMIN EVO CARBON軽量なS-WORKS ROMIN EVO CARBON photo:Michinari TAKAGI

ホイールはRoval Rapide CLXホイールはRoval Rapide CLX photo:Michinari TAKAGIフロントのローター径は140mmフロントのローター径は140mm photo:Michinari TAKAGI

コンポーネントはシマノのDURA-ACEやULTEGRAなどをミックスして使用し、パワーメーターはFC-R9100-Pが搭載されていた。ハンドル周りは、ハンドル上部まではバーテープが巻かれ、下ハンドル部にはゴルフグリップを手掛けるIOMICグリップが使用されていた。

text:Michinari Takagi

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