中国のサイクルコンピューターブランドのiGPSPORT。2012年に創業した気鋭ブランドが新たなフラッグシップモデルのiGS630をリリースした。画面の視認性とGPSの測位性能向上を目指した、大画面のサイクルコンピューターを紹介しよう。



iGPSPORT iGS630iGPSPORT iGS630 (c)日直商会
スポーツ好きの若手ITエンジニアが2012年に立ち上げたiGPSPORT。GPSが搭載されたサイクルコンピューターを中心に心拍、速度、ケイデンスセンサーを展開しているブランドであり、コストパフォーマンスに優れるモデルを数多く展開している。

国内でも展開が開始されたばかりのiGPSPORTだが、新たなフラッグシップモデルiGS630をリリースした。ハイエンドモデルとして位置付けられていたiGS620の後継機種に当たり、リッチな機能と使いやすいハードウェアを目指した最新作だ。

大型のディスプレイによって情報を確認しやすくなっている大型のディスプレイによって情報を確認しやすくなっている (c)日直商会
カラーでグラフィカルな表示でデータを読めるカラーでグラフィカルな表示でデータを読める (c)日直商会
シンプルで洗練された印象を与える直線的な造形のボディは、厚さ16.5mmと非常に薄いデザインとなり、各種ボタンはボディ側部に移動。防水性についてもiGS630はIPX7の防水等級を獲得しており、ライド中に突然雨が降り出しても心配は少ないだろう。

画面は2.8インチの大画面カラー液晶へとアップデートされたことがポイント。さらに液晶パネルと表面のガラスとの隙間を無くすフルラミネーション技術が用いられており、それらの隙間で発生する光の反射を抑え、画面の視認性を高めている。大型画面を活かし、ナビゲーションを利用しているときに活躍してくれるだろう。

厚さ16.5mmという薄型ボディとされている厚さ16.5mmという薄型ボディとされている (c)日直商会
また、位置測位システムに使用する衛星はGPS、BeiDou、GLONASS、GALILEO、QZSSの5つ。様々な衛星から情報を取得してくれるため、位置情報の精度は高いはずだ。iGS630に搭載されるチップはスイスの半導体プロバイダーのU-blox M10というモデルが採用され、ルートナビゲーションでその性能を発揮してくれるという。

iGS630のバッテリーは最大35時間というロングライフを実現していることが特徴だ。1日半弱もの稼働時間を備えているため、ロングライドはもちろん、短時間のトレーニングライドを繰り返すサイクリストにもメリットが大きいはず。また、内蔵されたジャイロセンサーによって動きをチェックしているため、自動的にスリープモードとなりバッテリーをセーブしてくれるのも嬉しい使用だ。充電やデータ転送にはUSB Type-Cのケーブルを用いる。

視認性を高めたフラッグシップモデルのiGPSPORT iGS630視認性を高めたフラッグシップモデルのiGPSPORT iGS630 (c)日直商会
データ表示は100種類以上も可能で、画面も好みに合わせてカスタマイズが行える。また、記録したデータはiGPSPORTアプリに同期され、STRAVAやTrainingPeaksにもアップロードすることが可能だ。8GBのメモリ容量を備え、本体内に6000時間以上のライドログを記録することができる。価格は27,280円(税込)。

国内代理店である日直商会は、iGS630を購入した方に専用シリコンカバー(BH630)をプレゼントするキャンペーンを展開している。数量限定のプレゼント品がなくなり次第キャンペーンが終了するため、気になる方は早めにiGPSPORT販売店でチェックしよう。



iGPSPORT iGS630
画面サイズ:2.8インチ
液晶:カラー
バッテリー稼働時間:約35時間
表示データ数:100以上
ログ記録:6000時間、8GB
センサーとの通信方式:ANT+、Bluetooth
GPS性能:Full GNSS
パワーメーター対応:○
マップ:○
ルートナビ:○
電動変速システム:○
サードパーティーApp:STRAVA、Training Peaks
価格:27,280円(税込)

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