今月24日にバスと衝突し、2度の手術を終えたエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)の容態について入院する病院が説明した。脊髄の手術は成功し、肺穿孔(せんこう)についても良好な状態にあるという。



両手足を動かし、話せる状態にあるというエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)両手足を動かし、話せる状態にあるというエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
「サバナ大学附属病院は患者であるエガン・ベルナルの経過が良好であることをお知らせします。現在の治療は痛みの管理に重きを置き、画像を用いた診断システムによると脊髄手術後の状態は良好な結果を示しています。また肺穿孔に関しても再膨張(成功)しています」。ベルナルの手術を行ったサバナ大学附属病院は1月27日、ベルナルの容態を明らかにした。

「現在は栄養管理とリハビリに関するサポートを開始。今後もトップクラスの専門医のもと、エガンの一刻も早い回復を期待しています。また同時に患者とその家族に対するケアもサポートしていきます」。

2度に渡る手術が行われたのは事故翌日の25日。右脚の大腿骨や膝蓋(しつがい)骨、肋骨など複数箇所の骨折は伝えられていたが、今回新たに肺穿孔(肺に穴が開く状態のこと)と脊髄の手術が明らかとなった。また手術後すぐに気管挿管は外され、担当医によるとベルナルは両手足を自ら動かせる状態にあるという。

現在、所属するイネオス・グレナディアーズによる情報のアップデートはないものの、ガゼッタ紙はベルナルが代理人と電話で話したと報じている。


text:Sotaro.Arakawa