マヴィックが2021モデルで総刷新したCOSMIC SLRが2022モデルではやくもマイナーチェンジ。リムをUDカーボンラミネートに変更することで、見た目がガラリと変わるだけではなく、前後で30gの軽量化を実現している。



マヴィック COSMIC SLR 45 Disc 2022モデルマヴィック COSMIC SLR 45 Disc 2022モデル (c)マヴィック
ラインアップの中核となるCOSMICとKSYRIUMを2021年モデルで総刷新したマヴィック。カーボンモデルをCOSMIC、アルミモデルをKSYRIUMにわけ、グレードをSLR、SL、Sに分類することで、モデルの特徴をひと目でわかりやすいように整理した。

COSMICのリムはNACAエアロプロファイルを採用した空力形状とされており、内幅19mm、外幅26mmという寸法が採用されている。そのリムにFORE CARBONというテクノロジーを加えることで、高強度、高剛性、チューブレスタイヤの運用が手軽なホイールを実現させている。

FORE CARBONというのは、アルミリム自体にニップルを受ける雌ネジを設けるFOREテクノロジーをカーボンリムに応用した技術であり、ニップルホール部分をカーボンで補強しつつネジ受けを接着するテクノロジーのこと。これを採用することで、リムベッドにニップルホールが不要となり、リム全体の剛性低下を防げるメリットがある。リムの剛性を維持したままリムウォールのカーボン層を薄くでき、リムの軽量化に繋がるという。

スポークはマヴィックが特許を取得したオリジナルエアロスポークスポークはマヴィックが特許を取得したオリジナルエアロスポーク (c)マヴィックインフィニティハブプラットフォームとID360を採用する後輪ハブインフィニティハブプラットフォームとID360を採用する後輪ハブ (c)マヴィック


2022年モデルではリムウォールの素材が織りカーボンではなく、UDカーボンにアップデートされた。UD²リムラミネート仕様とすることで、2021年モデルよりも前後で15gずつ、計30gの軽量化を実現させたという。今回のマイナーチェンジで見た目もガラリと変化しており、独特な雰囲気のホイールに仕上げられた。

またリムベッドにニップルホールがないことで、チューブレスタイヤを運用する際にチューブレステープも不要となっている。空気漏れの原因の一つであるテープを省略することで、空気保持のための作業にアドバンテージがある。マヴィックのUST技術も相まって、チューブレスタイヤの運用は行いやすいはずだ。

インフィニティハブやインスタントドライブ360、特許取得済みの楕円形スポークなどのスペックは変更ない。重量は1440g。価格は286,000円(税込)。



マヴィック COSMIC SLR 45 Disc 2022モデル
リム:UD²リムラミネート
リムハイト:45mm
リム内幅:19mm
リム外幅:26mm
ハブ:インフィニティハブプラットフォーム
フリーボディ:ID360
スポーク:特許取得済みの楕円形エアロスポーク
重量:1440g
価格:286,000円(税込)


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