2021/10/13(水) - 18:26
ツールプロバイク特集の第22弾は、クベカ・ネクストハッシュが駆ったBMCを紹介。オールラウンドバイクTeammachine SLR01や、エアロロードのTimemachine Roadなどを紹介する。
BMCのオールラウンドバイクTeammachine SLR01を駆ったクベカ・ネクストハッシュ photo:Makoto Ayano
ハントがチームのために開発したチューブラーモデルにプロトタイプのグッドイヤータイヤを合わせる photo:Makoto Ayano
ハントのカーボンスポーク採用ホイール、タイヤはグッドイヤーのEAGLE F1 photo:Makoto Ayano
セルヒオルイス・エナオ(コロンビア)をエースナンバーに据え、ツールに臨んだNTTプロサイクリング。昨年に引き続き、使用機材はBMCだ。ほぼ全ての選手が軽量オールラウンダーでありながらエアロ性能も確保したTeammachine SLR01を使う一方で、平坦ステージではエアロロードのTimemachine Roadに跨る選手の姿も見られた。
ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー)やマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ)らはTMR01をメインで使用し、他の選手らはSLR01をメインバイクとして使っていたようだ。
ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー)のTimemachine Road photo:Makoto Ayano
セラミックスピードのOSPWを使用する選手も photo:Makoto Ayano
クランクはローターのALDHU CARBON、チェーンはKMC photo:Makoto Ayano
コンポーネントはシマノのDURA-ACEを使用するが、クランク周りはローターを採用。ALDHU CARBONクランクに、パワーメーターのIN SPIDERを組み合わせるほか、通常のダイレクトマウントスパイダーを使用する選手も。
また、駆動系というくくりでは、チェーンもシマノ純正ではなくKMCを使用している。それぞれの好みなのかブラック/レッドのカラーチェーンを使用しているバイクもいれば、ゴールドカラーが組付けられたバイクもあった。更に、一部の選手はセラミックスピードのビッグプーリー、OSPWを使用している。
TTバイクはTimemachine 01のリムブレーキモデルを採用 photo:Makoto Ayano
ホイールは今年からイギリスのハントを採用。当初ラインアップにチューブラーモデルが無かったため、対応に注目が集まっていたハントだが、チーム側からの要望に応える形で開発した55mmハイトのCARBON TEAM TUBULARを使用する選手が多かったようだ。一方で、カーボンスポークを採用した4454 UD CARBON SPOKE DISCを使用する選手や、より軽量な30mmハイトのモデルを使用する選手もおり、それぞれの脚質とコース特性に応じて使い分けがなされていたようだ。
タイヤはグッドイヤーのEAGLE F1シリーズを使用。現在ラインアップに存在しないチューブラータイヤは、PROTOTYPEのレターが入ったスペシャルモデルが用意されていた。また、ユニークなのは、BMCはエリートと専用ボトルケージを共同開発しており、チームも使用しているのだが、そこに差されるのはタックスのボトルという点。
TTバイク用のチェーンにはセラミックスピードのコーティングを施工 photo:Makoto Ayano
DHバーはエアロコーチをチョイス photo:Makoto Ayano
サドルはセッレイタリアのBOOSTモデルを使用する選手が多かった photo:Makoto Ayano
TTバイクはTimemachine 01を採用。重量制限にひっかかる恐れの少ないTTバイクでは、より軽量なほうが有利だという判断もあるだろうか、ディスクブレーキモデルも存在するバイクだが、リムブレーキモデルをあえてチョイスしているようだ。なお、同じBMCをチームバイクとするアージェードゥーゼールも同じ選択をしているため、サプライヤーの都合という可能性も考えられる。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
![BMCのオールラウンドバイクTeammachine SLR01を駆ったクベカ・ネクストハッシュ](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf4e-87.jpg)
![ハントがチームのために開発したチューブラーモデルにプロトタイプのグッドイヤータイヤを合わせる](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf10e-117.jpg)
![ハントのカーボンスポーク採用ホイール、タイヤはグッドイヤーのEAGLE F1](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf4e-71.jpg)
セルヒオルイス・エナオ(コロンビア)をエースナンバーに据え、ツールに臨んだNTTプロサイクリング。昨年に引き続き、使用機材はBMCだ。ほぼ全ての選手が軽量オールラウンダーでありながらエアロ性能も確保したTeammachine SLR01を使う一方で、平坦ステージではエアロロードのTimemachine Roadに跨る選手の姿も見られた。
ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー)やマキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ)らはTMR01をメインで使用し、他の選手らはSLR01をメインバイクとして使っていたようだ。
![ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー)のTimemachine Road](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf2e-48.jpg)
![セラミックスピードのOSPWを使用する選手も](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf4e-76.jpg)
![クランクはローターのALDHU CARBON、チェーンはKMC](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf4e-73.jpg)
コンポーネントはシマノのDURA-ACEを使用するが、クランク周りはローターを採用。ALDHU CARBONクランクに、パワーメーターのIN SPIDERを組み合わせるほか、通常のダイレクトマウントスパイダーを使用する選手も。
また、駆動系というくくりでは、チェーンもシマノ純正ではなくKMCを使用している。それぞれの好みなのかブラック/レッドのカラーチェーンを使用しているバイクもいれば、ゴールドカラーが組付けられたバイクもあった。更に、一部の選手はセラミックスピードのビッグプーリー、OSPWを使用している。
![TTバイクはTimemachine 01のリムブレーキモデルを採用](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf20e-204.jpg)
ホイールは今年からイギリスのハントを採用。当初ラインアップにチューブラーモデルが無かったため、対応に注目が集まっていたハントだが、チーム側からの要望に応える形で開発した55mmハイトのCARBON TEAM TUBULARを使用する選手が多かったようだ。一方で、カーボンスポークを採用した4454 UD CARBON SPOKE DISCを使用する選手や、より軽量な30mmハイトのモデルを使用する選手もおり、それぞれの脚質とコース特性に応じて使い分けがなされていたようだ。
タイヤはグッドイヤーのEAGLE F1シリーズを使用。現在ラインアップに存在しないチューブラータイヤは、PROTOTYPEのレターが入ったスペシャルモデルが用意されていた。また、ユニークなのは、BMCはエリートと専用ボトルケージを共同開発しており、チームも使用しているのだが、そこに差されるのはタックスのボトルという点。
![TTバイク用のチェーンにはセラミックスピードのコーティングを施工](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf20e-111.jpg)
![DHバーはエアロコーチをチョイス](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf20e-115.jpg)
![サドルはセッレイタリアのBOOSTモデルを使用する選手が多かった](https://www.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2021/09/22/ayano2021tdf20e-116.jpg)
TTバイクはTimemachine 01を採用。重量制限にひっかかる恐れの少ないTTバイクでは、より軽量なほうが有利だという判断もあるだろうか、ディスクブレーキモデルも存在するバイクだが、リムブレーキモデルをあえてチョイスしているようだ。なお、同じBMCをチームバイクとするアージェードゥーゼールも同じ選択をしているため、サプライヤーの都合という可能性も考えられる。
text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto AYANO
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