「ホビーレーサーの甲子園」として知られるツール・ド・おきなわの開催中止が発表された。新型コロナウイルスの影響により、UCIレースおよび市民レースの両カテゴリーが中止となる。サイクリング部門は延期開催を検討しているとのことだ。以下、プレスリリースより。



ツール・ド・おきなわ2021 UCI&市民レースの開催中止が決定

毎年、全国から強豪レーサーが集まるツール・ド・おきなわ毎年、全国から強豪レーサーが集まるツール・ド・おきなわ photo:Makoto.AYANO
本年、11月13日(土)・14日(日)に開催を予定しておりました「第33回ツール・ド・おきなわ 2021」につきましては、昨年から続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、開催地域の住民はじめ、大会に関わる皆様に対して安心・安全な大会運営を実施することが困難であることから、「国際ロードレース部門」及び「市民ロードレース部門」を中止とし、「サイクリング部門」等については感染状況を注視しながら延期開催することといたしました。

大会開催については、これまで多くの皆様から開催を望む声をいただいておりましたが、その声にお応えすることが出来ず、大変申し訳なく思っております。今般の沖縄県内における新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大の状況を鑑み、このような決定を下したことについて、本実行委員会としても苦渋の決断であり、関係する皆様におかれましては何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

サイクリング部門は延期開催を検討しているサイクリング部門は延期開催を検討している photo:Makoto.AYANO
210kmもの公道を利用する大規模なロードレースの開催には、毎年、開催地の住民の皆様や大会医療救護部会の皆様など、多くの方々にご協力、ご尽力いただいております。また、これまで本大会に出場されたサイクリストの皆様には、この「やんばる」の地において、地域の皆様との笑顔溢れる交流と、出場されたサイクリストの数だけの思い出を創ってこられました。

これまで、様々な形で本大会に関わってこられた全ての皆様に改めて感謝申し上げます。今後、バーチャルレース及びサイクリング部門等の開催日程等と併せて、詳細が決まり次第、随時発表してまいりますのでご期待ください。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が一刻も早く収束することを願うとともに、大会開催を楽しみにされてこられた多くのサイクリストの皆様の気持ちを力に変え、たくさんの皆様の笑顔と共に次回の本大会が安心・安全の下に開催されるよう、これからも実行委員会一同努力してまいります。