ツール・ド・フランス初日優勝でマイヨジョーヌを掴んだジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)のS-WORKS TARMAC SL7にフォーカスを当てる。



ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)のS-WORKS TARMAC SL7ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)のS-WORKS TARMAC SL7 photo:Makoto AYANO
2001年のクリストフ・モロー以来となるフランス人選手のツール初日勝者となり、アルカンシェルを着て第1ステージを制した3人目のフランス人となったジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)。

2年連続で序盤からフランスを沸かせたスーパースターが駆るのは、スペシャライズドのS-WORKS TARMAC SL7。昨年の世界選手権優勝後から黒ベースのアルカンシエルバイクを使用してきたが、今ツールではリエージュ〜バストーニュ〜リエージュから使用している白ベースのバイクをメイン機としている。マイヨジョーヌ獲得後の第2ステージではバーテープとボトルケージが黄色になり、マイヨヴェールに衣替えした第3ステージでは緑に変化した。

ハンドルはPROのVIBEコンパクト。バーテープカラーが着用ジャージと共に変化しているハンドルはPROのVIBEコンパクト。バーテープカラーが着用ジャージと共に変化している photo:Makoto AYANOシートポストのオフセット量は0mm。サドルはS-Works Romin Evoシートポストのオフセット量は0mm。サドルはS-Works Romin Evo photo:Makoto AYANO

ホイールはロヴァールのRapide CLX。TURBO COTTONタイヤを組み合わせるホイールはロヴァールのRapide CLX。TURBO COTTONタイヤを組み合わせる photo:Makoto AYANO
コンポーネントはシマノの電動DURA-ACEで、ブレーキローターにMTB用であるXTRグレードのRT-MT900が使われているのは昨年同様。チェーンステーにセラミックスピードのステッカーが貼られていることからも、同社製ベアリングが使われていることが分かる(リアディレイラーのビッグプーリーは不使用)。

ホイールは第1、2、3ステージでロヴァールのRapide CLXをチョイスしており、今後の山岳ステージではALPINST CLXも登場するはず。これら2つの新型ホイールはクリンチャータイヤのみ対応であり、アラフィリップもスペシャライズドのTURBO COTTONを使用(スペアバイクはS-WORKS TURBO)している。

従来ノーマルハンドルを愛用してきたアラフィリップは、S-WORKS TARMAC SL7専用開発のステムにPROのVIBEコンパクトハンドルを組み合わせていることがポイント。オフセット量0mmのシートポストにはスペシャライズドのS-Works Romin Evoがセットされる。コンピュータはワフーのElemnt Bolt、ボトルケージはタックスのDevaだ。

第3ステージを走り終えたアラフィリップのバイク第3ステージを走り終えたアラフィリップのバイク photo:Makoto AYANO
世界選手権優勝後に用意された黒ベースのマシンはスペアバイクとして使われている世界選手権優勝後に用意された黒ベースのマシンはスペアバイクとして使われている photo:Makoto AYANO

最新ニュース(全ジャンル)